カウチサーフィン　42 ユジノサハリンスクでゲスト　命綱のホスト

2019年4月に夫とユジノサハリンスクに旅行に行った。夫は仕事の都合と飛行機の値段の関係で私は1日早くロシア入り。

ロシア行った事も無いし友達も居ない。。。不安です。。。という事でカウチサーフィンでリクエストを送る。。。

「引っ越してしまって泊める事は出来ないんだけど夕食食べにおいで！」と回答があった。30代後半のRさん。アメリカ人の奥さんと娘さんと3人暮らし。仕事は研究者？みたいな感じ。よく分からないけど楽しみにしていた。

当日小さな国際空港に車で迎えに来てくれた！空港の両替所は閉まってる、タクシー、バスは現金のみ。という事を考えると彼が来てくれていなければホテルにも辿り着くのも難しかった状態！ホテルに荷物を置いてRさんの家に行く。「今日はカンファレンスでモスクワからお客さんが来てるんだよ。」との事。よくわからないけど取り合えず行く。。。モスクワからの夫婦が既にバーベキューを始めていた。そうです！今日の夕食はバーベキュー！！手土産にチョコレートやワイン持って行って良かった！3歳の娘さんにはポケモンのぬいぐるみのお土産。

それではパーリィスタート！

このパーリィがとてもスペシャルなものだった！！！そもそもこのR一家の家が完成に3年近くかけた奥さんのお父様まで参加された素敵なウッドハウス！その素敵なお家の２階でバーベキューをつまむ、、、ビールやワインも進む。ロシア人夫婦もフレンドリーで素敵でまさに夢のような時間だった。奥様が焼いてくれたガトーショコラまで頂いて至福の時間。そして。。。。なんと！！

バーニャタイム！！！男性、女性に分かれてサウナを楽しむ！水風呂は無いからクールダウンはお外で！そしてビールを飲んだり、ツマミは鮭とば！きゃ～～！私本当にロシアに居るんだ！あまりにも飛行時間が短くて海外に居るなんて感じしなかったの！そしてRの家の周りには街灯が無い真っ暗闇。きゃ～ロシアって感じ。深い感動を覚える。

今私は初対面の人達とサウナを楽しんだりビール飲んで身体にバスタオルを巻いて外で涼んで居たりして「もしこの人たちが悪い人でってなったら100％お前が悪いんやろ？な世界観だわ～～！」って思いましたワ。結果的にはこの方達は神以上の人達たったんだけど。。。

Rは色々とロシアや日本や韓国の歴史について話してくれた。なんでもRの住んで居る地域はほぼほぼロシア系韓国人が住んで居る地域らしく、隣の家のおじいさんは日本政府がロシアから韓国に返してあげた？的な感じらしく韓国にあるロシアからの移住者向けのマンションに住んで居たけれどもロシアに残したファミリーに会えないのは耐えられない。。。とロシアに戻ってきたんですって！日本人としてロシアに行き終戦があり韓国人として帰国できなかった。それは不幸に思えるけど愛すべき家族が出来た。。。そうやって日本人だって日系ブラジル人や日系カナダ人や日系アメリカ人が各国に根付いてきた。感慨深い気持ちになる。

こんな素敵なディナーに招待してもらえただけでも感謝なのに翌日はもっともっと素敵な事があった。それは翌日のホルムスクへの日帰り旅行だった！歴史好きな夫は日本の真岡に興味があり行きたいと言って居たけど何せ足もなけりゃあツアーも高い。諦めかけてましたが行けたんです！連れて行ってくれたの！優しいロシア人夫婦も一緒にみんなで行ったんだよ～～！

長くなるので次は真岡編書きますが、こうやって思い出すとカウチサーフィンのおかげで自分だって幸せ貰ったんだからちょっとくらい変なゲスト来て文句たれするのは良くないよね。。。

Rは今アメリカに住んで居る。ロシアになかなか帰れず可哀そうだよ。そして、私が言ったところでバイアスかかっている人達の心には何も届かないと思うけどロシアって聞くだけで蕁麻疹出る人達は本当勿体ないよ！ロシア人はフレンドリーで優しい人多いしロシアって聞くだけで敵対心むき出しだなんてアメリカからのプロパガンダだよ。私は彼らと出会えて本当に本当に良かったし一生忘れません。

という事で続編！