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あぁ・川の中の石のように。

九月最終日、会社から解雇を宣告された。クビである。あぁよかった、これでまた人生のネタができたわ。ちょうどこのブログで書くネタも探してたの。でもさ、どうして私をそないにいじめるの。やっと同僚とも仲良くなってきたのに。でも、うふふ。

どうもドイツはハレからこんばんわ。

今回のクビは予想していたので傷は浅い、いやほぼない。現在の失業者支援事業の予算が削減され、私の職は無くなるということは半年前から知っていた。

ドイツで仕事を始めてからというもの既に何度か解雇を見てきた。日本に比べて間違いなく解雇が頻繁に行われている。しかしドイツでもしっかりと解雇に関する法律は存在し、簡単には解雇はできないようである。

私は解雇された方なので失業した月から「すぐに」失業保険が適用され、それまでの給料の約60パーセントをもらえるということになった。もし自分から解雇した場合には最初の三か月は失業保険がもらえないなど、解雇に違いある。

とにもかくにも今回、失業者支援というのをやってきて、これから自分が解雇されて「支援される」側になるということです。笑&泣

今回の解雇についてだが、ドイツでは10人以上の会社においては解雇される人の選考があるという。

現在の年齢(高いほうが良い)、何年その会社で働いているか、(これも長いほうが良い)扶養する子どもがいて結婚している(子どもがたくさんいるほうが良い)。という点がある。
また前提として、障がいを持っている人、労働組合の人、妊娠している人、出産後すぐの人はその選考から外れるという。

選ばねば

ということで、私の会社でもその選考が行われ私が選ばれたということです。

この解雇経験もドイツ社会を垣間見ている気がしてならない。別れのレベルが低いというか、別れることに結構慣れているというか流動性があるとまとめるのか、。このように解雇を経験し、仕事を選んだり変えたりしてキャリアを形成していくのである。



これを期に日本に帰ることも考える。日本の文化に入れるのか?いや、そんな気がしない。これからどこで生きる、と決めることで何か楽になるのか。いや、そこはあえて答えを出さないでふらーっと生きていくか、、まだまだ現役で頑張ります。

春が来て夏が通り過ぎて秋が来た。明日は明日の風が吹く、そう言って彼女は夏とともに去っていったのだ。秋は美しい、黄金の秋である。


秋である
彩とりどり

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