夢、どうや? 第五夜
こんな夢を見た。
仕事から帰ったら、夫が部屋に背を向けてベランダに座っていた。
何をしているんだろうと思い覗き込んだら、ベランダの柵から釣り糸を垂れて魚釣りをしていた、
そういえば我が家のベランダの向こうは、用水路のようなものが流れていて、魚が釣れるのだった。
入れ食い状態で、夫は、フナのような魚をたくさん釣っていた。
そのうちウナギまで釣った。
今晩のおかずができたと、喜んだ。
その翌日、また仕事から帰ると、次男がベランダで座っていた。
いつのまにか用水路がベランダの中に引き込まれていて、その手前に座って釣りをしているのだ。
私は次男の釣竿を借りて釣り始めた。
次男は部屋へ入って行った。
すぐにミノカサゴが釣れた。
私は釣れた魚を掴んで、喉から針を外すことは平気なのだが、ミノカサゴは毒があるので、素手で触るのは危険だ。
部屋の中の次男を呼ぶと、次男は部屋から持ってきたタオルを手に、ミノカサゴを掴んで口を開けさせた。
のどのだいぶ奥の方に針が刺さっているのが見えた。
次男は慎重に針を抜いて、そばのバケツに入れた。
「今日も晩御飯のおかずができた」と、喜んだ。
父の実家には道路を隔てて、離れの家があって、縁側が川に面していました。
小学生の頃夏休みに遊びに行くと、必ず離れの家でいとこたちと魚釣りを楽しみました。
ご飯粒でフナが面白いようにつれました。
私はご飯粒を針の先に突き刺し、釣ったフナの針を喉から外すことは、何の苦もなくできるようになりました。
バケツにたくさん釣ったフナは川に戻しました。
今でいうキャッチアンドリリースでしたが、釣り上げること自体が楽しく、夏休みにはいつも離れですごしたものです。
その家で釣りをした経験がベースとなった夢をよく見ることがあります。