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ひとりぽっちのエゾシカ【知床のコムヌプリだよりback no.94】

こんにちは。知床のコムヌプリだよりです。
今回は、森で出会ったエゾシカのお話です。

エゾシカは今が子育ての季節。今年生まれた子を連れた親子ジカの姿をよく目にします。

先日、知床の森を歩いていると今年生まれの小さなシカを見かけました。

子連れの母ジカは、自分の食事の間、子どもを外敵に見つからないように草の茂みに隠します。

「きっとお母さんを待っているのかな?迷子じゃないかな?」と思いながら子ジカを観察していたら、茂みから音もなく母ジカが現れました。

人間の気配を気にしてやってきたのか、「うちの子になにか!」という視線を感じたのでそそくさとその場を離れました。

みなさんも知床を旅行中に小さな子ジカをみつけても、あわてて保護しないように気をつけてくださいね。

知らない間に誘拐犯になってしまっているかも…?




おすすめグッズのご紹介

知床の森歩きに欠かせないものと言ったら、クマ鈴。
と言っても、知床財団スタッフは鈴はほとんど使いません。
鈴を鳴らし続けて闇雲に音を出すのは、逆に周りの状況が分かりにくくなってしまうためです。

こちらの知床財団ロゴマークの入ったオリジナルクマ鈴「森の鈴」は、ワンタッチで消音ができる人気グッズです。
高く澄んだ音が森の中に良く響きます。

私は森歩きの時には声出しや手をたたいて音を出していましたが、この鈴の便利さに気づいてからは森の鈴を愛用しています。
鈴を上手に利用して、知床での散策を存分に楽しんでくださいね。


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