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【HHKB】その17 HHKBの良いところ
その16からの続き
今回は、HHKBを1年以上使用する中で感じた良いところについて述べる。もちろん、これらの感想はあくまで個人的なものであり、私にとっての良いところである。
① 打鍵感
まずは言わずもがなの打鍵感である。これは個人の好みが分かれると思う。
私は深いストロークが好きであり、カチャカチャとした音があまり好みでない。
HHKBの静電容量無接点方式による打鍵感は、ふわっと優しく包み込まれるような感覚がある。
毎朝、仕事でキーに触れる瞬間には高揚感を覚える。触れば触れるほど手を放しがたく、仕事終わりには名残惜しく感じる。
これまでどのキーボードでも感じたことのない感覚であり、それだけHHKBの打鍵感が素晴らしいと感じている。
② デザイン
デザインについても好みは分かれると思うが、私はこのシンプルなデザインが非常に気に入っている。
特にUS配列はキー数が少なく、ミニマルなデザインが洗練されていると感じる。
「墨色」のカラーバリエーションは落ち着きがあり、高貴な印象を受ける。
また、HHKB独自のキー配置は、ほぼシンメトリーであり、美しい。
この美しさに惹かれるし、眺めているだけで満足感を得られる。
資金さえあれば、家用にもう1台、さらには「雪」モデルも欲しいと思う。
③ コンパクトなサイズ感
デザインの一部と言えるかもしれないが、HHKBのコンパクトさは大きなメリットである。
場所を取らないため、デスク上がすっきりする。
また、トラックボールとの距離が近くなるため、作業効率が向上する。
さらに、持ち運びの際もカバンにスッと収まるため便利である。
④ キーマップ変更機能による使いやすさ
キーマップ変更ソフトにより、簡単にキーマップをカスタマイズできる。私はホームポジションを崩さずに作業できるよう、常に効率的なキーマップを研究している。
特に重要な「Fnキー」を黄金配置に設定することで、作業効率が格段に向上した。
私の記事で何度も触れているが、普通の人にとっても最適な設定であるため、興味のある方はぜひ過去の記事を読んでほしい。
なお、キーマップの設定は楽しい反面、一度にやりすぎると混乱する可能性があるため、初心者はカーソルキーから始めるのがおすすめである。
慣れてきたら一つずつ設定を変更していくと良い。
これまでの記事で紹介した順番は、私自身が習得した順でもある。
⑤ マルチペアリング機能
HHKBはBluetoothおよびUSB接続により、最大4台のデバイスと接続可能である。
私は会社用PC、自宅用PC、iPad Air、iPad miniの4台に接続して使用しているが、切り替えは非常にスムーズである。
Bluetooth接続でも遅延を全く感じないため、会社用PCもBluetooth接続で使っている。
この機能は、人によっては最も大きなメリットになるかもしれない。
また、有線接続も選べる点が非常に便利である。
⑥ 育成要素
HHKBは、キーマップ変更機能により、まるで「育成要素」が備わっているようなキーボードである。
その時々の仕事内容やライフスタイルに合わせて、最適なキーマップを考える楽しさがある。
また、HHKBは常に進化を続けており、ユーザーからの意見を取り入れて開発が行われている。
そのため、新しい体験を次々と味わえるワクワク感がある。こうした感覚を得られるキーボードは他にあまりない。
自作キーボードの世界に足を踏み入れたら、もっとすごいのだろうが…
⑦ 人生を豊かにしてくれる
HHKBは高級キーボードらしく、所有欲を満たしてくれる。
耐久性も素晴らしいため、長く使えることを考えれば決して高い買い物ではない。
触れるたびにテンションが上がり、仕事へのモチベーションも向上する。
お金では買えない価値があると感じており、まさに人生を豊かにしてくれるキーボードである。
以上が私の独断と偏見に基づいたHHKBのメリットである。