コーチング部交流会
白塚:第一回CSコーチング会ということで、今回は皆さんそれぞれのご質問をもとに、コーチングの活用方法などについてざっくばらんにお話していきたいと思います😊
それでは早速皆さんからのご質問をお伺いしていきましょう!
Kさん:部下との1on1の時に活用していますね。業務的なことは話さず、本人がどんな時に一番モチベーションが上がるかなど聞き、相手のやりたいことと業務の接点を探していくイメージですね。お客さんに感謝されたい、という方や、問題を探し解決することが好き、という方、共通の話題・感情を共有し関係構築に喜びを感じる方もいます。
そういった個々人の一番喜びを感じられるポイントを見極めて、適切なポジションや仕事にアサインして総合的にチームで成果をあげられるように意識しています。
Hさん:個人的相談を受けることが多いので、その時にコーチングを使うことがありますね。場合によっては、「小さい頃に禁止されてたけど、やってしまっていたこと」を聞いてみたりします。
そういった部分から個人の本当にやりたいことを聞いていく。それと、向いている向いていないの才能の部分を掛け合わせて、ベン図の重なり部分に当たるポジション・仕事を見つけていくようにしています。
もともと、人間の身体は現状維持をする仕組みがあって、それは脳も同様。そういった中でいかに現状維持から抜け出して、自分の本当にやりたいことに向かってチャレンジできるような環境を作っていくかが重要ですよね。
Nさん:私はお客さんとのキックオフMTGの時はコーチングのマインドを意識する様にしています。ただ、お客様は答えを欲している場合が多いので、どうしてもティーチングになってしまいがちなのが悩みですね。。
Rさん:私も社内の1on1で使う場合が多いですね。あとは友人との悩み相談とかにも活用したりしますね。その際はコーチング・ティーチングどちらで話すかを先に相手に伝える様にしています。親しい人の場合は、どっちがよい?と聞いて、それに合わせて話し方を変えたりしています。
Nさんの仰る通り、お客様はプロとして我々を頼っていたりするので、相手自身から答えを引き出すコーチングの活用タイミングには注意が必要だなと感じています。
Hさん:対顧客へのコーチングだと、個人的にやりたいことを引き出すのって難しいなと感じます。それは、その人の生き方とかを一旦無視して、会社の中でどうあるべきかという部分がどうしても最初に来てしまうからなのかな、と。
Kさん:私は最初に会社としてあるべき姿を定義して、どの様になれば担当者様が社内で評価されるのか、そうなった時に顧客企業にどのような利益が生まれるのか、という点を考える様にしています。対個人ではなく対会社の成長と向き合うよう少し抽象度をあげるイメージです。
そのあるべき姿に対して、自社のソリューションがどう繋がっているのかを整理し、担当者様にご提案し、会社と共に成長していただくイメージを大事にしています。
Rさん:それって、理想的なセールスパーソンそのままですよね!
Kさん:正しい(≒継続して契約していただける)顧客を獲得する、ということを成果としてみなすのであれば、会社にとっての理想的なセールスパーソンであると思います。ただ、どうしても売上目標がある中で、正しい顧客の獲得を優先し目標を達成できないセールスパーソンを評価するのは難しい、という点もあります。。だからパフォーマンスだけでなく人としての成長も評価されるべきだし、そのためにコーチングがあると思っています。
Hさん:向いていることができる環境を作ってあげる、というのに尽きるのではと考えています。向いていない仕事をしている場合は、配置変えをするのがベストですが、やろうと思ってすぐ出来ることではないので、部署内等、可能な範囲で向いていることをしてもらう様にしています。
Rさん:私は足りていないことは正直に言います。その上で困っていることは何かをしっかり聞いてあげることが重要です。本当にその人がその会社や業務に合っていないのであれば、誰かが正直に話してあげないといけないと思います。
本当に解雇も含めて検討する場合は、社内や部署内で他に向いていることを探せる期間がどれ位あるか伝えた上で、その人が活躍できるフィールドをできる限り探します。それでも見つからない場合は、最終的には本人も納得した上で自主退職という形を取ることが多いと思います。
そこまでやらせてしまう会社の責任もあるのですが、社員の方々も追い詰められると嘘をつく様になるんです。外資系だと人数も少ないので、それもすぐわかってしまったりして。
会社にとっても、何より本人にとっても一番不幸なのは向いていない仕事をやり続けることだと思います。その会社に自分に合った仕事が無いのであれば、会社を離れるというのも選択肢の一つですよね。
会社を辞めた人が他の人を連れてくるというケースもあったりすので、お互い合意の上で、気持ちよく辞めてもらえる様に努力するのが重要だと思います。
Kさん:子供はまだ知識量が少ないので、やりたいことの選択肢も少なくなりがち。だから、ものすごい抽象度の高いところでやりたいことを見つける思考が持てないと、本当にやりたいことに繋がる選択肢をそもそも持てなかったりする。そこが子供にコーチングする上で難しい点ですよね。
Rさん:自分の子供向けに一番重要なのはアクティブリスニングだと思います。自分の主観で判断せずに、ひたすら困りごとを聞いてあげるのが大事。
子供は成長する中で、少しずつ自分のやりたいことを自分で表現できる様になってきます。親ができるのは、邪魔しないことと選択肢を広げてあげること。だから、出来るだけ色々な大人と会う機会を作ってあげる様にしています。
Kさん:コーチングの際は「コーチ都合で判断しない」というのが非常に重要。自分以外の子供に対してであれば全然意識できるのですが、自分の子供となると何故か親としての主観が入り非常に難しくなってしまう笑
でも子供達がコーチングを通じて、少し前まで出来なかったことが出来る様になっていく姿を見るのはコーチ冥利に尽きるしコーチングの醍醐味ですね。
白塚:仕事への活用方法から始まり、子供の教育にまで、コーチングは本当に色々なところで活用できるスキルなんだな、ということがよく分かった会でした。
次回開催も楽しみにしております!
本日は皆さん、有難うございました🙇♂️
終わり
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