共創で未来を創る - Komlock labの技術戦略
こんにちは!Web3特化の開発会社「Komlock lab」CTOの山口夏生です。
2018年からCryptoGamesのテックリードとして、ブロックチェーン関係の開発を7年程行ってきました。ゼロイチの開発が得意でCryptoSpellsやAstarFarmを含む8個以上のブロックチェーンプロジェクトの立ち上げに携わった経験があります。給料全部BTC男として、ブロックチェーンの明るい未来に人生を賭けています。
この記事では、Komlockが提供する価値についてにエンジニアの観点からご紹介します。ブロックチェーンに関心のある全ての方が対象ですが、特に次のような方々に届くと嬉しいです。
ブロックチェーンプロジェクトの立ち上げに興味のある方
設計や不正対策などブロックチェーン独自の課題解決にお困りの方
Komlockが目指す世界
Komlockは、「境界を取り除いて、世界を再定義する」というミッションを掲げ、形骸化した習慣や時代錯誤なシステムをアップデートするために活動しています。その手段の一つとしてブロックチェーンを採用しています。
最近では、金融、不動産、医療、流通などの経済規模の大きい業界でのブロックチェーン活用事例が増えてきています。
マンホールの蓋や電柱の状態を自治体や企業の代わりにユーザーが調査
暗号資産で海外のエンジニアやオフショア企業に報酬を支払う
不動産のNFTを個人間で取引して別荘を効率的に所有する
サービスが終了したゲームのトークンを別のプロダクトで再利用可能な状態にする
Komlockは、上記のような本質的な価値を生むブロックチェーンのユースケースを一つでも増やすことによって、万物の境界を取り除いていきます。
Web3参入事業者が抱える課題とKomlockの提供する価値
我々は多種多様なクライアント企業と共に7年以上web3の開発を行ってきました。その中で多くの企業が抱えていた課題。
課題① Web3プロジェクト立ち上げの情報非対称性
ブロックチェーンの技術的な基本知識はコモディティ化してきています。スマートコントラクトの開発も特殊なケース以外は、既存のコードを再利用するかChatGPTで解決しているエンジニアも多いのではないでしょうか。
一方、具体的にシステム全体をどう設計すればいいのか、どのようにビジネスに落とし込めばいいのかという情報は少ないです。詳細の実装は真のボトルネックではありません。
Komlockは、ブロックチェーン黎明期から培った知見から、ビジネス要件に対して適切な選択肢の共有と設計の提案が可能です。
具体例を課題②と③で紹介します。
課題② Web3の煩雑な制約を前提とした優れたUX設計ができない
Web2の快適なユーザー体験を維持しながら、どのようにブロックチェーンをシステムに組み込むのか悩んでいる企業様も多いです。
Web3のアプリケーション開発がイーサリアムメインネット一択だった時代と比べ、新しい技術(OptimismのようなL2やSolanaやSuiのような非EVMなブロックチェーン)が増えた今、複雑さは更に増しています。
Komlockの得意な開発領域の一つがWeb2.5です。Web2.5とは、Web2の利便性とWeb3の革新性を融合させた新しい概念です。
Web2のユーザーや事業者がブロックチェーンの複雑さを意識せずに、アプリを利用したり、Web2の開発に専念できる体制とシステム設計を提供します。そうすることでシステムはWeb2の開発体験やUXを損なわずにブロックチェーンの良いところ活かすことができます。
更に踏み込んだ話をすると、購入処理のような即時性が求められたり、整合性の担保が困難な機能はオフチェーンで制御して、それ以外の部分をオンチェーンで実装するような内容です。ブロックチェーン処理のほとんどはKomlockの開発するAPIを通じて実行可能なので、Web2システム側の開発者はブロックチェーンの詳細を学習する必要はありません。
課題③ Web2と異なるセキュリティリスク
Web3プロダクトを成功させる上でセキュリティ対策を万全に行うことは必須です。スマートコントラクトの脆弱性へのハッキングから、プロジェクトの公式ウェブサイトを装ったフィッシング詐欺など様々なリスクがあります。
プロジェクト開発側としては、セキュアなシステムを構築することが一番重要です。その為には、ブロックチェーンの特徴を正確に理解した上でアーキテクチャを検討することが必要です。
例えば、ブロックチェーンでは一度開始したユーザーの処理が数分後に失敗することや一度成功したと思われる処理がなかったことになる(Reorg)ことが当たり前のように起きます。
このような性質を理解せずに開発を進めると、意図的にトランザクションを失敗させて、ゲーム内通貨やNFTを不正に獲得し始めるような事件が発生します。
実際に国内のプロジェクトで起きたこともある有名な事例です。一行のコードのミスが数億円の損失につながる可能性があります。
Komlockはセキュリティリスクへの対策を行う為に、定期的にブロックチェーンシステム開発の設計パターンを関連会社であるCryptoGamesやMochiron社ともナレッジを共有し合いながら対策を練っています。
技術の流行り廃りが激しく正しい情報のキャッチアップが難しいのもWeb3の特徴です。
又、今回の資金調達で出資いただいているパートナー企業のTechFund様のスマートコントラクト監査を利用させていただくことが多く、とても助かっています。
Komlockが実践する共創型プロダクト開発
Komlockは、共創型プロダクト開発を行っております。
担当している開発項目の完了ではなく、パートナー企業の皆様と共に新しいビジネスモデルやサービスを創り出す「共創」にコミットします。
プロジェクト成功のためであれば、システム全体のテストケース精査やフロントエンドデザインへのフィードバックなど、担当領域を超えた取り組みを積極的に行います。お節介おばさん化することもあるかもしれません👵 。プロジェクト成功を想っての行動なのでお許しください。
一緒に最高のWeb3プロダクトを作りませんか?
ブロックチェーン業界は今、大きな転換期を迎えています。米国でビットコインの現物ETFが承認され、「クリプト大統領」が誕生し、イギリスでは年金基金がビットコインへの投資を開始したりと国も企業も無視できない環境になってきています。新しいプロダクトを成功させるチャンスです。
・ブロックチェーンプロジェクトの立ち上げに興味のある方
・設計や不正対策などブロックチェーン独自の課題解決にお困りの方
是非一度気軽にお話ししましょう!
Komlock lab 代表布目とのオンラインMTGはこちら
Email:info@komlock-lab.com
Website:https://komlock-lab.com
Komlock CEO X : https://x.com/nuno_yamaneko
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