グリーンシューとは?
グリーンシューとはIPO時主幹事が発行株数より多めに株主に渡した株のことを言います
IPO後株価が下がった時に買い支えをするためにある仕組みです。
例えば今回のIPOの発行株数は1000万株だったとします。
しかし主幹事は1000万株しかないに1150万株投資家に渡してしまいます。
この多めに渡した150万株のことをグリーンシューと呼びます。
??
って感じですよね(笑)
もちろん物理的な株券として考えたら不可能な話です。
りんご5個ありました。その内の6個あげましたみたいな(笑)
ですので、数字上ゆがんだものになります。
分かりずらいので簡単にまとめると
投資家が 1150万株持っている
主幹事が -150万株持っている
ということになります。
このゆがんだ数字を直すには二種類の方法があります。
①主幹事が投資家から150万株買う
この場合は単純に
投資家1000万株
主幹事 0株
になります。
なぜこんなことをするかというと、下がってきたとき買い支えをすることが可能になるからです。
ただこの方法だと株価が上がってしまうと(事実上150万株の空売りをしている)主幹事が損をしてしまいますので、株価が上がっているときには使えません。
②150万株の新株を発行する(正確には発行株数を1150万株に修正するです)
この場合は
投資家1150万株
主幹事 0株
となります。
この方法はIPO後株価が上がって成功したときに使われます。
このようにIPO後にはグリーンシュー・オプションは行使されなかった場合と行使された場合の2パターンがあります。
グリーンシュー・オプションは行使されなかった!ということになりますとそのディールは不人気だったという評価になります。
逆にグリーンシュー・オプションが行使されたということはいいディールですし、そのこと自体が好材料にもなり、株価が上がることもあります。
なんか分かりやすく書こうとしてぐちゃぐちゃになってしまいました(笑)