温かい手。
仕事帰りにスマホを見ると
施設から留守電が。
「いつでもいいので毛布を持ってきて欲しい」
1度家に戻り、姑はんの部屋に入り
ベットに置いてあった毛布と敷毛布を取り
施設へ向かいました。
「せっかくなんで会っていかはったら?」
敷毛布と毛布を両手に抱え、
そのまま姑の部屋へ。
わし
「お母さん!うちで使ってたあったかい毛布と敷毛布!持ってきたよ!」
姑
「あ…こんばんは💦」
着ているフリースの腕をギュッと掴んでる姑。
不安な時、分からない時にする仕草。
わしの事忘れてしもてる…🥲︎仕方ないか…🥲︎
わし
「今日はすごく寒いよ~!ここはあったかくていいねぇ!」
姑
「はぁ…あったかいです…」
毛布をどさっと置き、姑に近づく。
わし
「今日は寒くて…顔も手も冷たいよ」
そしたらば タラバガニ🦀
すかさずあたしの手を取る姑。
一生懸命、自分の手であたしの手を
こしこし擦って温めてくれました🥲︎
姑
「寒かったね~寒かったね~」
記憶はなくとも…あたしの事を忘れていても…
目の前にいる人が困っていたら、
なにかしてあげようと
とっさに行動する姑の優しさが
めちゃくちゃ染みました。
また会いに行くから!
おまけ。