マイルストーン
■マイルストーン~君だけの道を、切り拓け。
2018年6月23日(土)は、季節にそぐわない気温の低さで、長袖のTシャツを着て行くことにした。
#インフラ勉強会 は今や2500人余りを擁する(という表現も正確ではないと思う)。そのオフラインミーティングが東京と大阪で開催された。東京、大阪とも、非常に盛況であった。参加開場、キャパシティの関係上、東京は150人程度、大阪は50人弱、ほぼほぼ満席の状態であった。
開場の様子がお互いストリーミングされ、おそらくほとんどの人が、テレビの二次元中継的な感動を持っていたように思う。そしてお互いのカメラにうつりこんだ人々の顔が、とても、明るかったことが印象的だった。
大阪会場では3面スクリーンを用いて、中央に発表者のスライド、右手に東京会場の様子、左手にはdiscordが表示されていた。これまでのIT系イベントでもなかったわけでばないが、(大阪の)登壇者がdiscordの「実況」につっこむ場面が見られ、参加者の緊張をほぐしていた。
大阪の参加者層については、30代くらいの男性が多かった(--これは他のIT系イベントでも同様の比率である。20代~が多いと思われる)。数としては女性は少なかったが、現在のdiscord上での様子を見る限りは、用事などで参加を見合わせた程度だろう。
東京大阪間での中継にも深刻なトラブルが無く、大きなトラブルもなく無事にイベントが終えられたことに、参加者すべて(運営・設営をふくめすべて)のみなさんに感謝したい。
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LT(5分)が時間切れになり「いらすと屋爆発」を出してしまい、そこで発表は止めたが、「続きがどうなっているのか」という問い合わせがあり、用意していた原稿を発表しておく。なお、そもそも時間切れになってもいいように言いたいことは最初に持ってきたため、あまり気にしていない。プレゼンデータはGoogleドライブで保管している。ラスト2枚は自分がほぼ毎年出席しているイベントの紹介だった。(これらはまたdiscordで声をかける予定。)
過去には、某所で、5分のLTの間に「プレゼンPCのOSが再起動する」というあたらしい発表も見たことがあるので……大阪のLTがけっこうすんなり進んだのは逆に新鮮だった。(ん?)
今回 #インフラ勉強会 のユーザ層としては、「まだ入ってさほど経過していない」「イベントにはあまり来たことがない」人を想定して「イベントに行ってみよう」「イベントをやってみよう」というテーマを選択した。
イベントに参加する方については、(予習が不要としても)発表が予定されるテーマについて「まったく知らない単語」は調査しておくべきだろう。また、必要に応じて名札や名刺を用意する。名札は手作り感があっても許容されるが、名刺はプリントしたものを用意するべきである。(1000円程度から業者で作成できる。無かったら無しでよく、いただいた名刺の連絡先に後日連絡をすればよい。)
イベントを運営する方については、まず近場(住んでいる自治体、勤務先の自治体)で安く借りられる会議室規模でもいい。週1回、ファーストフード店で「もくもく」している人たちもいる。(興味があれば、関西で週ベース・月ベースのイベントは紹介できます。)
慣れてきたら徐々に規模をひろげていけばよい。またその時、会場設備の都合上、自前でネットワークやストリーミングを行うとなれば、これは先達に積極的に相談して協力いただくとよいだろう。
そしてイベントに参加する方も、運営するほうも、イベントについて(実況OKであれば)Twitterのハッシュタグを利用したりして盛り上げ、イベントが終わったら無事に撤収して、帰宅、そしてイベントについての感想を自分なりに発信するところまでがワンセットだということを伝えたかった。それはブログのエントリでもよいし、連続ツイートでもかまわない。
そして5分のLTのラストがこのあたりで終わった。
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章タイトルは「マイルストーンを置く」、中央に「経歴書」、今書けますか?
ここからは小さな経験を積み重ねて大きな目標に近づいていく話をする予定だった。なぜイベントに気軽に参加したり、とりあえず運営してみたりするといいのだろうか? それらは確実に経験値として蓄積される。
働き方改革とまでいくとおこがましさもあるが、2018年の世の中は、より自分が働きやすいところで働くためにアクションをおこせる。ましてや #インフラ勉強会 に集まるユーザーをながめていると、直道(ストレート)に就職・転職の願望をアピールする人から、ぼんやりとでも(スキルアップや収入アップのための)それについて情報収集や自己研さんをはじめている人がほとんどである。--そこでの問いかけである。たとえばいま、白紙を渡されて、客観的にかつ5W1Hをはっきりさせて、自分の経歴をざっと書き出せるだろうか? 日々の業務が「多忙」で、よゆうという心をなくし、自分が成長するためのきっかけを見失っていないだろうか?
「何かしたい」まま「何もしない」と何も進まない--日本ではワナビ、というべっ称がある。チラシの裏でもいい、自分から自分へのメールでもいい。少しずつ何かを記録しておこう。
勇者だって最初はスライムに苦戦する--(元ネタは「FINAL FANTASY1987-1994」のライナーノーツで、オーケストラコンサートにチャレンジをした植松氏に、すぎやまこういち氏が励ましたというエピソードがある。)最近は「俺TUEEE」っていうライトノベルもあるけれど、勇者はだいたいレベル1から冒険がはじまる。
途中で道が変わってもいいやん--よくある迷いが、「このアクションは、将来役立つだろうか?」とか「これは私のやりたいこととつながっていないのでは?」である。そんなこと気にしない。気が変わったら路線変更すればいいだけのことで。その時、--「やめ時」に振り返られるポインタが、マイルストーン、なのである。
カレントディレクトリは、UNIX/Linuxの世界では”./”(ドットスラ)という。いまここ、このイベントの会場にいるという時点で、参加者のあなたは、アクションを起こし、確実にひとつ石を置いたのである。自信をもっていい。そして、事情があって当日会場に来られなかった人たちの「思い」も、上でも下でもなく「並列」に持っていただきたい。--ゆたかさんがさきの発表にて、ユーザのうちアクティブになるのは10分の1、さらにそこからコアになっていくのは10分の1という話をしてくれたことはみなさん覚えていると思う。#インフラ勉強会 において、それはHierarchieではなく、フラットであってほしい。
イベントの参加や運営でも、(長時間の)LTをしたとしても、それを受信したとしても、その熱が冷めないうちに、(KPTで)振り返っていただきたい。難しく考える必要はなく、3行程度でまとめればいいだけだ。慣れてきたらぜひとも最後は「IEEEEE!!!」か「ひかりあれ」でまとめていただきたい。豚まんを食しながらだとさらによいかもしれない。(ん?
ドラゴンクエストでは、勇者が強くなればなるほど、ラダトーム城から橋をいくつも渡って、遠くへ旅することができるようになる。人生を冒険とするならば、小さな経験を積んで、より、縦にも横にも「大きくて深い」イベントに、すっと参加できるようになるだろう。
ライトニングトーク中はタイマーも表示されていたのにもかかわらず、冒頭で謎の雑談をしてしまい、その分が発表できずとなってしまった。以上が当日用意していた原稿である。
今回のオフラインイベントでは、関わられたみなさんに重ね重ね感謝して、その分何かの成果物等でフィードバックしていきたい。このnoteを読んでくれた方のどこかに「いいなあ」と思ってもらえるところがあればとてもうれしいです。
冒頭の写真は、僕の好きな世界というか、(本業物書きなんで)好きなものをばーっと広げて好きな小説を書く、そんなワンシーンを切り取ってみた。これも小さなマイルストーンだと信じている。(ノートパソコンの天板にシール貼るノリで下敷きをデコったり、ね。)
※この記事は、サポート機能がないときに、全文公開で100円の「投げ銭」記事として出していましたが、サポート機能ができたので、普通の記事に戻しました。内容に変更はありません。