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9月一般質問と視察報告

今回は、東神楽町議会での一般質問と、議会広報に関する研修会の様子についてご報告します。

まず、第8次東神楽町総合計画の振り返りです。これまでの12年間にわたり、空の駅構想や地域別まちづくり計画の推進、新産業創出など、さまざまな挑戦を行いましたが、空港周辺の整備や少子高齢化への対応といった課題が依然として残っています。町長は、一定の成果を評価しつつも、住民の声に耳を傾け、さらなる改善に努めていくと述べました。


東神楽町HPに掲載されている第8次総合計画

また、複合施設や福祉会館の整備については、賛否両論があり、特に住民からは使い勝手や費用面への懸念が寄せられています。これについて、町長は今後の施設運営において住民の意見を反映させ、利用しやすい環境づくりを進めるとしています。

地域自治の取り組みについても注目が集まっています。東神楽町には8つの地域があり、それぞれ独自の特徴を持っています。町内会や公民館の活動を通じて、住民が積極的にまちづくりに参加できる環境を整備することが求められています。今後も地域コミュニティの強化を図り、災害時の助け合いや地域交流の促進を支援していく方針です。

さらに、令和7年度中に策定予定の除雪条例については、現在、住民アンケートをもとに意見を集め、今後の施策に反映させる段階にあります。また、ライドシェアの導入についても検討が進んでおり、持続可能なまちづくりの一環として期待が寄せられています。

次に、8月20日にポールスター札幌で開催された北海道議会広報研修会についてです。東神楽町から5名の広報委員が参加し、議会報の企画や編集について学びました。講師を務めた金井茂樹氏は、「読者に読まれる議会報」を作るための具体的なノウハウを提供し、午後には他町村の議会報を題材にしたクリニックも行われました。東神楽町広報委員会では、今回の研修で得た知見を活かし、住民の皆様にとってより分かりやすく親しみやすい議会報を作成していく予定です。


議会広報誌の研修会の様子

総務厚生常任委員会の所管事務調査として、羽幌町を訪問し、はぼろバラ園と議場を視察しました。

6月から10月の無料開園期間中に、年間4万人もの来園者が訪れるこのバラ園は、甘エビで有名な羽幌町の地域魅力をさらに引き立てています。また、3年前から無農薬栽培に取り組んでおり、環境にも配慮された素晴らしい活動を進めています。特に、甘エビの殻を木酢酢に混ぜた防除方法には驚かされました(海産物ならではのユニークなアイデアです)。

東神楽町も「花のまち」として、花を通じた地域活性化を目指しています。今回の視察で得た知見を、今後のまちづくりに活かしていきたいと考えています。

12月は令和6年最後の定例会が開催されます。
どなたでも傍聴できますので、ぜひお越しください。

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