中核人材ってなに?
行政の単語だからって
そのまま共通語にしちゃダメよ。
という話。
先日、30代の起業したての方がセミナー受講頂き、
終わったのあとの名刺交換の際に
「私のところは中核人材が欲しくて…」とご相談に来られました。
本土で大きな企業にお勤めだったようで
起業している業態にそぐわず?聡明で知識が豊富。勉強熱心な人だとお見受けしました。
が、そういう真面目な人こそ、陥りがちな罠があります。
「物事や用語は正確に覚え、使わなくてはならない。」
という、思い込みが強すぎるあまり
「中核人材を募集!」って、本当にそのまま使ってしまいがちです。
あのですね。
中核人材は、自分のことを「中核人材」とは呼ばないし、自覚していないので。いくら中核人材募集!と叫んでも届きません。
行政用語って、
使っている公的機関の方々すら
「いやー、私たちのネーミングだと固くなるので、伝わらないのは重々承知してますんで、そんなたいそうに扱わないでくださいー(^_^;)」
みたいなニュアンスの方々が、多数いらっしゃいます。
別に行政が使っているからって
日本の正式な言語で、それを基準に使わなければならない!
という国語の、とめはねはらい ができてないとバツになるテストじゃないんですから。
言語とは常に、相手に届けるためのコミュニケーション。
正確か正しいか、なんかより
相手に伝わるかどうか?だと思います。
中核人材…
だれやそれ。
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