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新卒採用はあなたの会社に本当に必要?
新卒採用というのは、一部の大企業のみにとって効率がよい制度やり方であって、唯一絶対の採用手法ではありません。
3年以内に離職する大卒の割合は昭和の時代から、たいてい3割です。
#沖縄は4割高卒は5割です
https://www.mhlw.go.jp/content/11805001/001156476.pdf
つまり昔っから、新卒採用なんてやり方は30%くらいの人間がミスマッチを起こす手法なんです。時代関係なく。
それでも替わりはいくらでもいて、
募集すれば今年も入る時代であれば機能するのですが
年々、子供は減っているんです。
そりゃ、機能しなくなるのは当然です。
現場では、
新卒担当者は「今年は1人も採れなかった…」とか言っているのに、毎年何十万、何百万も予算をつけて、合説やら何やらに出展。
コンサルには「もっとブースを派手かざりましょう」なんて表面的なアドバイスを受けて、余計にお金をかけたりしています。
さらに入社後に教育、育成する先輩たちからしても
「まっさらな世間知らずな新卒にものを教えている暇なんかない。」
という声も多数です。
事実、その会社とのミスマッチではなく
社会環境とのミスマッチ、就活時における勘違いによる退職が主な理由なんだろうなーという退職もしばしば見受けられます。
そりゃ、毎年30名若手を採用したい。
という会社は4月1日入社式やって、3ケ月まとめて研修して…という会社は新卒採用が効率がいいわけですが、
1人2人づつ、常時採用したいって規模の会社が、なんでいまだに新卒採用が効くと思ってるのか、私には謎です。
だって、裏を返せば
社会を知った、目が覚めた?若者が毎年転職活動しているんですよ?
なぜそこには一切目を向けないで、
コンベンションセンターで無個性なリクルートスーツ着ている子ばかり追いかけてるんでしょ?
新卒採用とは、人余り、職が少ない時代の、企業優位の時代の産物です。
現場も採用担当者も「いや、こりゃもう無理だろ。」と思っているのに、止められない会社がまさに黄色信号。
経営者が過去の成功体験に縛られ、変化できないことの証左になりますからね。
「え、やば。あそこまだ新卒採用なんかやってるんだ…」
と言われる時代がもうそこに来ているかもしれませんよ。