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採用情報ページによくある「先輩の声」が、さほど効いてない理由。



新卒用のリクルートサイトに
よくあるじゃないですか
「営業部8年目〇〇さん」
Q:当社に入ったきっかけは?
Q:普段はどんなお仕事をされてますか?
Q:趣味はありますか?

みたいなやつ。
これね。ないよりはあった方がいいです。
社員の顔が見えるという点で。

でも、ここを読んで求職者が
「よし!ここに入ろう!」とはなっておりません。
効いてないんです。

まずね。読み手の立場になってください。
「そりゃ、いいことばっかりしか書いてないよね。」
と思って読んでいるわけです。
そこで当たり障りのないことが書いてあっても信用しません。

あとね。
インタビューされる側も
当社に入ったきっかけ。本当の理由なんて言語化されてなかったりします。

以前の職場では、先輩にずっとイジメられてました。なんて暗い過去があるかもしれません。
アンケート形式でパッと聞いてパッと答えらえるもんじゃない。

Amazonで1000円の物を買ってそのレビューじゃないんだから。
職を決めた理由ですよ?
結婚とか、家とか、そういうものを決めるのと同じくらいの大きな決断なのです。
それはそれは、大きな人生の背景が関連してるに決まっているじゃないですか。

そういうことに想像が及ばない、
なんちゃって制作者たちがとりあえず、先行しているWEBサイトを見て、無思考に取り入れている「先輩の声」では、何も伝わりません。

うちが制作するリクルートサイトの場合も
「先輩の声」的なコンテンツを使うこともありますが
これは実際に、私がインタビューして
求職者に対して伝えておきたい内容に意訳して書いています。

AIを使えば、既存のアイデアなんか一瞬で出てくるわけです。
誰も考えて来なかったこと。
この会社、あなたのことだけ用に考えて導き出す答え。

そういうものに価値が生まれるし
元々、そうやってやってきておりますので。
AI時代、向いてますw

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