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地方で人手不足でお悩みのみなさまへ注意喚起。「母集団」と謳うサービスに気をつけて

「御社に最適な母集団の形成をして、自社に必要な人材を見極める。我が社はそんな…ほにゃらら、らららら。」

みたいな、人材関連会社の広告があったとして、地方の中小企業には全く響きません。
東京圏内だけで打てばいいのに。

まずね。地方の合同説明会なんて、ほとんどが求職者の数より出展企業の数の方が多い!なんて、近年ザラです。
そもそも「母集団」なんていない。これが実感値なんです。

「小宮さん、先日〇イ〇スって、ところから営業電話がかかってきて、御社の業種・地域で287人適格者がいます!って言われたんだけど、本当ですかね?」

って、聞かれることもあります。
287人、過去から合わせて、登録した人がいる。ってだけだと思います。
ちなみに私でも、創業当初リサーチのためにプライベートのメールアカウントで登録した転職サービスありますけど、ね。
あれ、解除してないから「登録者」にカウントされているんだろうなー(笑)

地方には、そもそも母集団なるものは存在しない。
ただただ多様な人材が、群れることなく、あらゆる場所に存在しているのです。

だから、こちらから出かけましょう。

そして「必要な人材を見極める?」
何様のつもりだってんだ。
見極める前に、こちら(企業側)から胸襟開いて発信するのが先です。

嘘ついたり、騙そうとしたり、やましい心があるから
まずは集めて「見極める」なんて発想になるのです。

レンアイに喩えると
既婚者であることを隠して、合コンに参加しておいて
「その中で、不倫できる人の特性を見極める。」
みたいなこと言っているサービスです。
ツッコミどころが満載なのです。

そんなことより、最初から既婚者であることは公表しましょう。
幸い、採用は重婚できますので、そんなことを隠す必要はないですが(笑)

地方で人手不足でお悩みのみなさま。
求職者はいます。いますが
母集団がいる。と謳って近づいてくるサービスにはご注意ください。

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