僕が会社設立以来10年、自ら通帳記入に行く理由
そう言えば誰にも言ってなかったけど、創業10年ずっと続けていることがあります。
そして、ハタと気づいたけど
これって大事な習慣だったかもー。
と気づいたので、スモールビジネスをやっているみなさん、やろうとしている方々にご紹介。
それは…。
「通帳記帳は自分でATMに行く」
です。
イマドキ、ネットバンキングだよー。とか
アプリに移行しましょう。的な圧力も銀行さん自体から感じるけど、僕はなぜかずっと通帳記帳派なんですよね。
あ。もちろん振込とか給与支払いとはネットバンキングでやってますよ。
実はそれすら創業以来自分でやっております。
経理の人とかに任せてません。
ま、業種柄、入金も出金も経理を雇わないといけないほどの件数がないし、
通帳を見せると不安になる時期の方が長かったので、ね。
で。通帳記入。
ネットでいつでも見られる。といつでも見ないんですよね。
でも物理的な通帳というものに、印字されるとしっかり見ざるを得ない。
通帳の数字を見れば、自分の立ち位置が明確になります。
どんなに忙しくても、今月入金がなかったらその月はダメな月なんです。
ここら辺が、営業マンとかサラリーマンとの明確な違い。
「売上をあげた。」ことを喜ぶのが、雇われている人の感覚なのですが、
どっこい、経営をしているとね。通帳に振り込まれて初めて成果なのです。仕事なのです。
つまり、通帳に記帳されるまでが仕事。
遠足はお家に帰るまで。と一緒です。
その最後の仕事の成果をATMくんが
ジジジッ。ジジジッ。
と印字してくれている時…。
何とも言えない、達成感を味わうのですが…。
たいていは、出金の方のジジジッ。の音も多くて
青ざめていく。というのもまた、あるあるです。
私のビジネスは仕入れやら、なんやら複雑な会計処理がありません。なので、
必要以上に複雑な財務諸表のスクールに通う必要もなかったし、
外資系出身の経営コンサルタントに経営マインドをダメだしされて自己否定する時間もいりません。
損益計算書も貸借対照表も
いまいち、ピンと来ない時期から、通帳の流れを日常的に追って行けば、自分の会社の把握はできるんじゃないかなと思っています。
細かい出金も日常、見つけることで
無駄な出費を把握することができます。
即、行動に移せなくても、数か月~1年単位では手続きをして解約や見直しをするきっかけくらいにはなります。
意外と自分で自分の会社の通帳を見ない経営者さん
多いんですよね。
もちろん、いろんな資料にまとめてもらわないと
通帳だけみてたんじゃ、効率が悪い方も多いと思います。
私の場合、基本外勤してますからね。
銀行さんはたいてい各地域の一等地にATMがあります。
だから、忙しくて通帳記帳なんてできないよ!ってことはないんですよ。
これまでの経営していく中で
通帳の残高が、一桁万円になったこともありました。
今月、あの入金がないとスタッフにお給料を払えない。
というシーンなんて、2019年頃まで日常風景。
あ、そうそう。
自分より社員の給料の額面が大きかった時期も
ながーく続いてましたよ。
それでも、経営者は全責任を負い、常に笑顔で、なんなら「フラットな関係の雰囲気」を求められ、不平不満を陰でこそこそ言われる立場なのです。
そりゃ、酒飲み行くでしょ。
あ、話が脱線しました。
とにかく、財務会計って苦手ー。という人ほど、アナログですがATMで記帳する。という習慣から始めてみるのはお勧めです。
個人事業主の人は、事業と家計の通帳は分けるところから始めるといいでしょう。
口座はぜひ!地元の金融機関を使いましょうw