零細企業の民間人が、公的機関と「どう付き合うか」
今日は私のような零細企業の民間人が、公的機関とどう付き合うといいのか。という話。
なんだか、小宮さんは公的な人になりんしゃったー。
と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ファンシップ(株)のコーポレートサイトにも出している通り、
弊社の売上比率の約9割は、民間企業によるものです。
沖縄にわりとよくある
コンサルだー。とかシンクタンクだー、といいつつ、
実は公的事業の公募に出して、その受託金額が売上の大半。という会社ではございません。
なのに、なぜ沖縄県やら労働局やら公的機関のみなさんと働いているように見えるのか。
答えはシンプルで
「依頼されるから。」
です。
今、僕が請けている公的なお仕事は100%依頼されているものばかり。自分から取りに行ったものは何1つございません。
実は、僕のような民間人が公的な方々と上手にお付き合いするにはこの”依頼されるようになる”が一番良いのではないか。と思っています。
僕も、ど民間の人間です。
公務員や公的機関に勤めようなどど思ったことは一度もありません。
どんな占いや性格診断をしても
「束縛がきらいで自由も求めるあなたは…」
と書いてあるくらいです。
そんなもんで、
公的機関や公的事業は、あーだこーだと制約が多く、
あれダメこれダメとやりにくい人たち。というイメージを持っていました。
もちろん公的ならではの融通の利かなさはありますが
それでもちゃんと向き合えば、わりと柔軟に対応してくれる。
というのが僕の実感です。
彼らには彼らの達成したい事柄があって
それに則ってやれば、むしろめちゃくちゃ協力してくれます。
それそこ、採算度外視です。
「えーでも、公務員なんてやる気のないダラダラおじさん、何でも止めたがる前例おばさんばっかりでしょう??」
と、思われるかもしれません。
たしかにそういう方も中にはいるのかもしれませんが
それは民間企業でも同じでしょう。
要は対、人として一緒に仕事をするに足る人物かどうかを見極めるのは官民問わず同じです。
僕は上場を目指しているわけではないし
企業規模とか市場シェアとか、そういうものには興味関心がありません。
だからなのか、公的機関の皆さんと思考が合うんですよね。
わりと天然で、沖縄のためにー。とか日本の未来のためにー。
とか考えて仕事しているので。
公的機関の中にも、そういう想いを持ったひとは結構います。
というか、そういう人しか僕に”依頼”してこない。ということかもしれません。
仕事欲しさに、下心満載で近づいてくる人には
警戒して、そう簡単に協働しない。
それは公的機関のみなさんだって同じなのです。
むしろ、彼らは民間人のように好き嫌いで相手を選べない。
一定の要件を満たせば、誰でも受け入れざるを得ないので内心は僕らより、警戒心が強い。
というわけで何だろな。
僕は民間人とて、縦に縦に個性を伸ばして尖がると
最初から横の規模や組織を持つ公的機関の皆さんが協力してくれる。
縦の糸は私、横の糸はあなた。という関係ができてきます。
民間だから金儲けしか考えていない。
公的機関だから、融通が利かない。
と思い込まずに、お互い人として手を取り合うと、それは仕合せと呼ぶかもしれません。
いい仕事をしましょー。