綺麗な音色のボーイングはADSR
シンセサイザーの音作りをする際に、
ADSRという4つの音量に関するパラメーターがありまして、各意味は
AはAttack
音の立ち上がりの、音量の上がり方
DはDecay
音の立ち上がりの、音量の下がり方
SはSustain
音が持続する際の音量
RはReduce
音の消える際の、音量の下がり方
です。
つまり世の中のほとんどの音は、
音の立ち上がり→音の持続→音の消え方
の3ステップに分けられ、
更に、音の立ち上がりは、2ステップに分かれる、
ということです。
この様に音作りをし、
シンセサイザーはあらゆる楽器の音色を作っていく訳ですね。
さて、話をチェロに戻しますが、
1音弾く際に、ただ弓を引くだけになっていませんか?
ちゃんとADSRを意識しましょう!
その1音は、
A どの様に立ち上がり、
D どの様に立ち上がりが落ち着き、
S どの様な音量で持続し、
R どの様に消えていくか
ですね♪
このように1音に3〜4回の意識を働かせるのは、
最初は忙しいかもしれませんが、
徐々に慣れて、シンプルに丁寧にケアしながら弾く
という感覚になると思います。
ただ、最初は「丁寧にケアしながら弾く」とはどういうことか?
が、分かりづらいので、ADSRはとても分かりやすい考えかと思います。
是非意識しましょう!