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私が安齋竜三HCが好きな理由は、宇都宮ブレックスが好きな理由に通じる
竜三さんのイメージ
竜三さんの最初のイメージは、「仏頂面」「怖い」「作戦盤投げる」と他の人と変わらないイメージだったかなと。
試合後の会見でも、シーズン序盤でなんでこんなに怒っているのかな?と昨シーズン始めは思っていました。1シーズン終えてみて、今はとてもよく理解出来ます。
毎回の試合後の会見、インタビュー、オフシーズンの姿!!を見て、竜三さん大好きになってしまったので、一度語っておこうかな。とにかく大好きなんだよ〜。とりとめのない記録で、途中でどんどん追記するかもですが、一旦書いておこう。
竜三さんのチーム作り
最近イチローさんのリラックスロングインタビューを見て、2017−18シーズンのブレックスの話を思い出しました。
「負けているチームにはリーダーが必要だ」とよく言われるが、それよりも重要なのは、なにかを感じれる人間がいるかだ
このイチローさんのインタビューを見て、あんまり自分がしっかり見てなかった2017−18シーズンの状態を書いた記事を、思い出しました。
ブレックスにはしっかりとしたリーダーがいました。もちろん田臥勇太です。連敗続きの中でも前向きにチームをまとめようとしていました。下記の記事は5連敗の時の記事ですが、この試合の直後、長谷川HCが体調不良で休養、竜三さんがHC代行として指揮を取りました。その際に竜三さんがHC代行で指揮を取った、1試合目の試合映像(北海道戦)を見せたそうです。
1人の選手がミスをしたとき、コートに立つ他の選手やベンチに座る選手たちがどういうリアクションをしていたのか。逆に良いプレーを見せたとき、他の選手がどれくらい喜んだり、チームを盛り上げようとしていたのか。それらをまとめた映像だった。
ブレックスは流れが悪い時にすぐハドルを組んで、コミュニケーションをよく取るチーム、ルーズボールにダイブしたり、コートに倒れたりしたら、全員で起こしに行く(相手チームの選手も起こす)。シュートを決めたらベンチは立ち上がって大喜び、というイメージがあったのですが、2017−18シーズン序盤は違ったようです。
この映像を見て、“なにかを感じることが出来た”からチームとしてまとまっていけて、CSにもギリギリ出場出来たのかなと思います。もちろんその後引退していたナベさんが現役復帰して、ジェフも怪我から帰ってきてメンバーの戦力が揃ったというのもあると思いますけど、この土台が2018−19シーズンのブレックス最高勝率の下地になったのかなあと。
竜三さんインタビューソース
ここらへんの話は竜三さんインタビューでよく出てきます。いくつか掲載号のご紹介を。。。
竜三さんがコーチとして一番大事にしている信頼関係について話しています。その流れで代行HCとして一番最初にやったことで、この映像をMTGで流した事に触れています。
このvol.16はナベさんの引退や、優勝時の選手の移籍が多く、新しい選手で臨んだ2017-18シーズン、バイスキャプテンに就任したえんちゃんのインタビューがメイン。しかし注目は当時ACだった竜三さんの全選手紹介です。竜三さんのイメージ変わると思いますwアシスタントコーチとヘッドコーチだとキャラが変わるのかしら?こちらが素だと思いますが^^
このvol.18のいかるん&生原くん対談で竜三さんのイメージを語っています「怖い」。生原くんは千葉戦で殺されると思ったとか言ってますw(コラコラ)いかるんはインタビューで「竜三さんはチームのまとまりを第一に考えていて、たまに怖いけどやることがすごく明確になって、どういう行動を取ればいいのかわかりやすくなった」とも言ってます。
こちらでも、最初のMTGで動画を見せた話と基本的なディフェンスの練習からやり直して次の試合に臨んだ話が掲載されています。
ちなみにvol.24の竜三さんインタビューでいかるんの話題が出てきて、上の話と合わせて個人的に胸アツなので絶対に読んでください!実はvol.16の選手紹介から読むとまた印象が違うかも?
竜三さんの選手との信頼関係の話で行くと、えんちゃんのインタビューには必ずと言っていいほど竜三さんの話が出てきますし、ナベさん、ライアンの長年一緒にやっているメンバーや、そして田臥さんとは特に厚い信頼関係が築けているなと、インタビューを読むたびに思います。
今シーズンはナベさんのインタビューが顕著な例ですが、竜三さんの意図はわかりきっているよ的なコメントを毎回残しているので、ガッチリ同じ方向を向いているなと思います。
あとは、信頼関係の話でいくと、スタートメンバーを変える時にも2017−18シーズンも2018−19シーズンも選手と話してから実行してます。選手時代にHCにやられていやだったことの感覚をうまく取り入れているというか、信頼関係構築のために色々考えられているし、ある程度割り切って責任を取れる方だなと思います。
会見やインタビューでHCとして、「自分のここが駄目だったです」とか、「これは選手の遂行力の問題」、「これは自分の戦術の問題」ときちんと自分の悪い点も話される方なので、とても好きです。そういうふうに考えていたのかとか、今日は怒っているな(笑)とか思ったより怒ってないなとか、会見動画見ると色々感じられるので、会見動画は皆さんおすすめですよ!プレシーズンもあげてくれるますし。
ブレックスは映像で伝えるのが上手
あと映像の話で言うと、ブレックスは映像で訴えることが多いなと思います。ホーム戦では対戦相手のプレー紹介や選手紹介映像を作って、公式TwitterやInstagramで流してます。これがかっこいいんですね〜。
試合の準備の段階でもわかりやすい映像をスタッフが用意してくれると、選手がインタビューでも言ってますし、言葉だけじゃなく映像で実際どうなっているのかを見せるのは、具体的な改善方法や対応方法がよりわかるのでいいのでしょうね。
去年のシーズンでもえんちゃんのディフェンスで盛り上がる場面とか取り上げてましたね。こういうの!もっとくれ!得点だけじゃなくてこういうのをブレックスファンは求めている!(はずw)
ブレックスファンの声援で選手達はさらに強いエナジーで戦えます!
— 宇都宮ブレックス (@utsunomiyabrex) March 15, 2019
記事内で触れられている#9 遠藤選手のディフェンスシーンはコチラ#ADVANCE #BREX pic.twitter.com/JdGUEwikua
先日の新潟戦のいかるんのディナイディフェンスもすごくて、最高でしたので、公式さんまとめお願いしますw
竜三さん体制になって3期目なので、就任当初から竜三さんの言っている「前から激しいディフェンス」「ディフェンスからのトランジッション」「オフェンスリバウンドからのセカンドチャンス」「オフェンスのスペーシング」が、より浸透したシーズンになるんじゃないかなと、北海道戦、新潟戦のよかった時間帯を見て思いました。
まだ16試合だけですけど、残りの試合も楽しみだな!!けが人も何人か出たけど、長期離脱はないので、今シーズンは全員で優勝つかみ取りたい!
まずは年始の天皇杯ですかね!!!!
竜三さんが語る、決してあきらめないブレックスというチーム
<追記>ミムラさんがまた最高のインタビュー記事を書いてくださいました。反響も結構あり、ミムラさんと読者の方のTwitterでのやり取りも最高です!
記事の写真がベンチでの全員を写しているのもポイント高しです。ブレックスのタイムアウトは、竜三さんがコートの真ん中付近まで出ていって、相手チームの様子を見たり、稲垣ACと話している間に選手間で色々やり取りするのが恒例になっています。自チームのタイムアウトでなければ、それで終わることもあります。「もうある程度自分たちで解決出来るチームだから」という竜三さんの信頼の高いチームに段々なってきていますね。
宇都宮ブレックス安斎ヘッドコーチのインタビュー記事公開。
— ミムラユウスケ@スポーツライター (@yusukeMimura) November 29, 2019
ブレックスの特長は決して勝負をあきらめないこと。
チーム創設期から所属する、ブレックスの象徴・安斎HC。その言葉に、「あきらめたらそこで試合終了」を真の意味で理解できている集団である秘密が隠されてましたhttps://t.co/XdGKPivlTi
#BREXMENTARLITY はまさにそう。
— ミムラユウスケ@スポーツライター (@yusukeMimura) November 29, 2019
以前書かせていただいた原稿でもそうでしたが(https://t.co/fxw5dbwXNv)
ポールへの執着心やあきらめない気持ちなど、
目に見えないメンタルを可視化あるいは言語化して、実行するのが抜群に上手い。
可視化や言語化の巧さは他の競技や職業にも参考になるものかと https://t.co/DECIDPXSSs
バスケは団体競技の中でも特にチームワークやケミストリーに左右される要素が強いにもかかわらず、現状の日本の報道は個にフォーカスしたものが多い。
— ミムラユウスケ@スポーツライター (@yusukeMimura) November 29, 2019
チームスポーツの魅力伝えるため、ホーム・アウェー問わず取材の機会をきいんと作ってくださるクラブに関わる全ての方の姿勢には感謝しかありません https://t.co/SjHWxepuPy
ブレないというのは指導者、リーダーの資質のなかでもっとも大切なものの一つですからね。 https://t.co/XJzJ6zp0uK
— ミムラユウスケ@スポーツライター (@yusukeMimura) November 30, 2019
僕も不勉強なので、記事とか書く前は結構頻繁に「ブレックスストーリー」を読み返します笑
— ミムラユウスケ@スポーツライター (@yusukeMimura) December 1, 2019
これをまとめた藤井洋子さんのお仕事とそうですが、取材に答えた方、取材をセッティングした方、みんながいて歴史は引き継がれるし、そういう蓄積の先にスポーツが文化になるという素敵な未来がある気がします https://t.co/rLj7g4xlmi pic.twitter.com/ZTiYTpZEOa
たまたま同じようなタイミングで、「スポーツチームの強さの因数」についての記事をTwitterで見かけて読みました。ブレックスもうまいことここらへんの因数を取り入れて取り組めているチームなんではないでしょうか?
チームカルチャーがスタッフ、コーチ、選手、ファンに浸透しているのは、とてつもない強みだと思います!
スポーツチームの「強さの因数」と、元も子もないが絶対に必要なたった1つのもの https://t.co/wkZxOIR853 @TATICODESPORTOより
— TATICO DESPORTIVO (@TATICODESPORTO) December 2, 2019
大野HCが語るブレックスの強さはあきらめないところが載っている記事はこちら。相手HCの試合後インタビューや記事は結構ブレックスのいいところの話しをしていることも多いので、よく見ます。やはりライバルチームの大野HCやルカHCのインタビューはおもしろいです。
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