シロアリ戦記
鹿児島に移住して1年と数ヶ月。
後悔ゼロ、日々鹿児島の土地と人に助けられていますが唯一移住してから辛いことが
梅雨にシロアリが出ること
今日はシロアリ (以下:奴ら) との現在進行形の戦いの記憶を記します。
奴らとの出会い
昨年の6月半ば、羽のついた小さな虫が数匹家の中を飛んでいたのが物語のはじまりでした。
鹿児島はよくわからない虫が多いので気にも留めていなかったのですが、翌日の夜には数匹だった奴らが数十匹 (数百匹…?) に増えていたのです。
ネットで検索したところ、奴らの名前は「イエシロアリ」という名前だということが分かりました。
イエシロアリは湿度の高い雨上がりにどこからか飛来し、家屋や電灯の光に群がる習性があります。
そんなことともつゆ知らず、
いつも通り夜は電気をつけ、網戸にしていた築47年の我が家は、奴らにとっては最適な環境。
家中のスキマというスキマから侵入しては、茶色い羽を落として歩き回っていました。
夜も眠れず、ノイローゼ状態で朝方に掃除機で吸いまくったのは今でもトラウマです。
奴らとの戦い
辛酸を舐めた私たち家族は、その後訪れた夏も秋も冬も、頭の片隅に奴らを置いて「次の梅雨をどう乗り切るか」を話し合い対策を重ねてきました。
具体的な対策は以下のとおりです。
・梅雨時期には20時消灯
・遮光カーテンや雨戸で光が漏れないようにする
・木酢液、ヒビ油、ハッカを網戸などにスプレーする
・蚊取り線香をつける
・除湿機、エアコンをつける
・扉などのスキマはスキマテープで塞ぐ
・テントで寝る
・息抜きをする
対策の結果
6月23日現在、奴らの侵入はというと、
・・・ありました (泣)
でも、昨年に比べると3分の1以下の数に留まり、トータルで20匹くらいを確認しています。
奴らは大所帯ではあるものの、非常に弱い存在。
日光や乾燥にも弱いし、木酢液などの苦手な匂いで生きていても活発には動けないことがわかりました。
ビジュが悪いので、見つけると「うげえ」となりますが、噛んだり刺したりしない虫なので、テントで密閉状態にして眠れば、安眠の妨げにもなりません。
(とはいえストレス要因ではあるので、しばし家から離れる、どこかに泊まるなどの息抜きは大事!)
何より、鹿児島に住む人に「うち、シロアリ出るんですよ〜」と嘆けば
「うちも!」
「○○試してみた?」
など、同志の存在が本当にありがたかった!
木酢液や蚊取り線香の作戦は地元の方に教えてもらった技でもあります。
ありがとうございます!
不便極まりないけれど、奴らのおかげで
工夫して暮らしていくこと、
いろんな人の知恵に助けられること、
自然と共存せざるを得ないこと、
仕方ないものは仕方ないこと
など、人生においての教訓を得たところです。
戦いはまだまだ終わりません。
鹿児島の長い梅雨を耐え凌ぎ、
深夜まで思いっきり明るくしてテレビが見られる日を夢見て、今日も対策を重ねていくのです。
奴らの存在に脅かされている誰かに、この記事がお役に立てれば幸いです。