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イエベ春に憧れる女のメイクの歴史

あやねさんのこちらのnoteを拝見して、

コスメもパーソナルカラーも好きなわたしはとても楽しく読ませていただきまして、わたしもコスメやパーソナルカラーについて語ってみたい!と思い、noteを書いてみることにしました😊

思うままに書いていたら驚異の7000字超えになっていたので、練習がてら目次をつけます。

1.メイクに興味がなかった若かりし頃

最近は高校生はもちろん、小学生や中学生でもメイクをするという人が増えていますよね。

90年生まれのわたしがまだ高校生だったとき、今ほど多くの子がメイクをしていなかったような気がします(もちろん土地柄や学校によって全然違うだろうけど)

わたしもそのひとりでした。

というかなんなら今でこそTwitterのプロフィール欄にコスメが好きとか書いていますが、25歳までメイクはほとんどしたことがなかったです。

もういい大人なのに、なぜメイクをずっとしていなかったのか。その理由は大きくふたつあります。

まずひとつめは、コスメにお金をかける意味を見いだせなかったから。

学生のとき、メイクが得意な友達に日本橋三越の化粧品売場に半ば強引に連れて行かれたことがあるのですが、まずその雰囲気にビビり散らかし、化粧品のにおいに酔い(香水とかも苦手)、さらにコスメの値段を見て目ん玉が飛び出しました。

友達が使っているコスメやオススメのブランドを色々と教えてもらいましたが、この金額を払ってまで欲しいとは思えず、結局なにも買いませんでした。

ふたつめは、19歳から22〜23歳くらいまでわたしは自分の外見がしぬほど大嫌いだったからです。

これについてはいつかスタエフで詳しく話そうと思っているネタなので割愛しますが笑、軽く醜形恐怖症だったんじゃないかなと思うレベルで自分の容姿にコンプレックスを抱いていました。

メイクをしてどうにかなるようなレベルじゃないから、メイクをしたってなんの意味もない…

謙遜とかではなく心の底からそう思ってました。

このふたつめの理由が自分の中でとにかく大きくて、だからこそ理由ひとつめの『コスメにお金をかける意味を見いだせない』というのがますます色濃くなっていったような気がします。

メイクをしたところで、このブサイクな顔はどうしようもできないと本気で思っていたのです。

※一応、冠婚葬祭の場や就活時など「メイクはマナーだよ」と言われるような場所では色つきリップとKATEのアイラインだけはしていました。あと養成所のときも同様です

2.25歳で初めてのフルメイク

醜形恐怖症気味だったわたしがなぜ25歳で急にメイクをするようになったのかを一言で表すと『売り言葉に買い言葉』です。

声優という夢を諦めて実家に戻ったわたしは母親に、「あんたももういい年齢なんだから化粧くらいしなよ」と言われるようになりました。

…それがね、一度や二度じゃないんです。うちの母親はもうね、とにかくしつこいんですよね!!笑

顔を合わせりゃ「化粧くらいしなさいよね」「化粧すれば?」「ちゃんとケアしないとシミだらけになるよ!」と言われ続け、もういい加減にうんざりしたわたしは「25歳になったらやるよ!!」と半ギレで答えました。

そして迎えた25歳の誕生日…

オッス!オラ有言実行の女!!

母親にキレた手前ちゃんと自分の言葉に責任を持たなければと思ったのと、この頃には外見へのコンプレックス…軽めの醜形恐怖症もほぼなくなっていたので、YouTubeでメイクのやり方を勉強していました。

そして25歳にして、人生で初めてフルメイクをしてみたのです。

なんというか、メイクをした自分の顔に違和感を感じて良くも悪くもなんだか面白かったのを覚えています。

ぴったりな言葉が浮かびませんが、決してマイナスな感情だけではなかったのは確かです。

3.コスメを集める楽しさを知る

学生のときにデパコスの価格を見て目ん玉飛び出したわたしですが、色々調べていくうちに価格が安くてもいいコスメがたくさんあるということを知ります。

(ちなみに初めてフルメイクしたときはほぼ全部セザンヌで集め、そのときに使ったUVクリアフェイスパウダーは今でもわたしのお気に入りコスメです)

ネットでリサーチしてこれいいよ!って評判のものの中から、自分自身も心惹かれたものは色々と試していきました。

そうしているうちにリップを集める楽しさを覚えます。

レッド、ピンク、オレンジ…。様々なカラーがありましたが、わたしは好きな色が黄色やオレンジなどのビタミンカラーだったこともあり、特にオレンジを愛用していました。

それをきっかけに、ブラウン一択だったアイシャドウもオレンジやピンク系統のものも集めるようになり、チークも色々なカラーを冒険するように。

そしてもともと収集癖のあったわたしは、メイクを始めてから1〜2年ほどでコスメを大量に持つようになります。

具体的な個数は分かりませんが、最初は小さな化粧ポーチですべて収まっていたものがカラーボックス用の収納バスケットになり、それもいっぱいになるくらいには持っていました。

特に韓国コスメに出会って、そのカラーバリエーションの豊かさと発色の良さを知ってからは、韓国コスメを中心に気になったものは片っ端から集めていました。

そしてあるとき気づくのです。

「わたし、こんなにたくさんコスメを持っているのにほとんどいつも同じコスメばっかり使ってないか?」と。

4.自分の好きな色=似合う色とは限らない

大量のコスメを持っていても顔はもちろんひとつしかありません。つまりメインで使うコスメは毎日それぞれ一種類のみ。

(ちなみにこのときは先述した通り、お気に入りのオレンジ系のカラーばっかり使っていました)

使っているコスメに偏りがあることに気づいたとき、ただただ無作為に集めていても使わなければもったいないと思うようになったわたし。

今持っているものを断捨離して、さらにこれからコスメを購入する際は自分に似合うものを優先して選ぶようにしよう!と決めます。

まずは断捨離だー!!と大量のコスメと向き合い、ひとつずつ自分の顔に試していきました。

好きな色だったこともあり、オレンジ系のコスメがかなりたくさんあったのですが、オレンジと言っても赤みが強いものや黄色みが強いものなど、細かく分けていくとすべてが同じ『オレンジ』というわけではないんですよね。

わたしは赤みが強いオレンジと黄色みが強いオレンジだと、パッと明るい後者のオレンジの方が好きだったんですが、使い比べた際に「もしかしたらわたしは赤みが強いオレンジの方が似合ってるかも…?」と思いました。

もっと言えば、オレンジよりもレッドやパキッとしたピンクの方が肌が明るくキレイに見える感じもしたり…。

自分の目をどこまで信じていいのか疑問を抱きつつも、好きな色=似合う色というわけじゃないんだなぁと思いました。

自分に似合う色を残そうと思って始めた断捨離でしたが、黄色みが強いオレンジリップを捨てることはできませんでした。

※ちなみにこのとき使い比べたのはセザンヌ ラスティングリップ501番とキャンメイク ステイオンバームルージュ02番でした。前者が赤みが強く、後者が黄色みが強いと感じました

5.パーソナルカラーとの出逢い

断捨離してからは手元に残したコスメをオレンジにこだわらず、ブラウン、ピンク、レッドなどなるべく満遍なく使うようにしていました。

そしてやっぱりというか、職場の人や旦那(当時は彼氏)に「今日のメイクかわいいね」とか「今日なんかいい感じだね」と褒めてもらえるときは、だいたいレッド系やパキッとしたピンク系の色を使用しているときでした。

そうしていくうちに段々と、どうせならもっと周りの人に褒めてもらったり、相手にいい印象を持ってもらえるようなメイクをしたい!と思うようになっていきます。

そしてまたメイクについて調べていたときに、YouTubeかインスタだったかで『パーソナルカラー』について知りました。

パーソナルカラーについてざっくり説明すると、その人の肌や瞳、髪の色を元に導き出される、その人に似合う色のグループのこと。

そのグループはイエベ春・ブルベ夏・イエベ秋・ブルベ冬と分かれるのが一般的です(突き詰めていくともっと細かいらしいけどわたしの持ってる知識はここまでです)

自分が属しているグループのパーソナルカラーをメイクや洋服などに取り入れて身につけることで、肌をより健康的に明るく見せてくれる(らしい)のです。

同じオレンジでも似合う色と似合わない色があるのも、このパーソナルカラーに関係しているのか!とめちゃくちゃ納得しました。

そしてわたしは、その色グループを見て思いました。

イエベ春になりてぇ…!!

なぜならイエベ春に似合うと言われている色がわたしの好きな色合いばかりだったんです。
爽やかなビタミンカラーが多く、まさに春のような多幸感にあふれている感じ!!

そして自分のパーソナルカラーを知りたい(そして願わくばイエベ春であってほしい)と思ったわたしは、自撮りした画像を元にパーソナルカラーを無料診断してくれるサイトを利用しました。

太陽光の下ですっぴんで撮影したものをサイトに送り、表示された結果は……

イエベ春!!!!

ひゃっはーーーー!!!!!

もうテンションMAXでした。好きな色=似合う色じゃないんだなぁと思ってたけど、そんなことなかったんだ!!と。

もうルンルン気分でイエベ春の人にオススメされているコスメを調べて買いに行きました。笑

でも周りの人に褒めてもらえた日のメイクは、イエベ春の色グループには属していないことが多くて。

なんとなーく、診断は間違ってたのか…?と思いつつ「まぁそのときのホルモンバランスとかで肌の感じも変わるよな!だってわたしはイエベ春だもぉ〜ん♡」と浮かれていました(ウザすぎ)

しかし、そんな浮かれポンチなわたしは、結婚式のドレス選びのときに現実を突きつけられることになるのです。

6.憧れのドレスが似合わない

わたしはもともと結婚式を挙げたい願望がありませんでした。だけど両親たち(というか両母親)の強い希望により、ささやかですが結婚式を挙げることになります。

どうせやるなら和装で神前式がいいな〜と思ったのですが、高齢の祖父母にも来てもらうことを考えると、バリアフリーでスタッフさんのサポートも充実している式場で挙げた方がいいだろうという結論になりました。

そして結果的に前撮りを和装で行ない、結婚式当日はドレスを着ることに。

上に書いたとおりわたしは結婚式を挙げたい願望はありませんでしたが、もし自分がドレスを着るならこんなドレスが着たい!という希望は一応ありました。

美女と野獣のベルが着ているみたいな、THE YELLOW!!って感じのドレスです。

ドレスのカタチも素敵ですが特に色合いとか雰囲気が好きで、あんな感じがいいな〜と思いながらドレスの試着に行きました。

憧れの黄色いドレスを着られるぞ!と思っていたのですが、わたしが行ったときにちょうど別の方が試着しているとのことだったので、他に気になるものがあればそれから試着してみようということになりました。

わたしとしては黄色のドレス一択!って感じだったのですが、旦那と母親が2人揃ってゴリ押ししてきた青みが強いミントグリーンのドレスを着ることに。

そしたらまぁ、肌がめちゃくちゃ明るく見える。

式場スタッフさんに促され、せっかくだから個室の中だけじゃなくてフロアにある大きな鏡で見てみましょう!ということになり、メインのフロアに出ました。

そしたら既にフロアに出て鏡の前にいた女の子が、まさにわたしが憧れていた黄色のドレスを着ていて…

それがもうとにかくウルトラスーパー超絶最高によく似合っていたんです。

え?それオーダーメイドのドレスですか?ってレベル。

あまりにも可愛すぎて時が止まりましたもん。

小柄で華奢で、目もくりんくりん、肌も健康的な白さで、なんか全身から眩しいくらいの明るいオーラを放ってたんですよね。

勝負してたわけじゃないけど、この子以上にこの黄色いドレスを着こなすことは絶対に不可能だわと悟った結果、わたしは黄色いドレスを着るのをやめました。

わたしがなりたかった『憧れの姿』をしている女の子がそのまんま目の前に現れた衝撃といったらもうね…。

ドレスひっくるめて肌とかも本当にパァッと明るくて、キラキラ眩しい彼女の姿こそ、わたしの憧れの姿そのものだったんですよ。

そのときのわたしの心情を例えるなら、フランダースの犬でネロがルーベンスの絵を観て感動し、そっと静かに自分の運命を受け入れたかのような…(伝われ)

卑屈になったとかでは一切なく、わたしは全てを受け入れたよ…パトラッシュ…という感じで、穏やかな心のまま黄色のドレスを着ないという選択をしました。

その女の子とはちょっとお話ししたり、ご一緒したのは10分にも満たない時間だったのですが、あーこの子絶対イエベ春だなーって思ったのを覚えています。

そしてわたしはというと旦那、母、ドレスサロンの担当さん、プランナーさんに絶賛された青みが強いミントグリーンのドレスを着ることにしました。

(他にも何着か着たけどこれが断トツ好評だったし、なによりわたし自身も気に入ったもの)

そしてわたしは段々と思うようになるのです。

「わたし、イエベ春じゃないかもしれん」

7.第三者からの見え方を参考にすべし

イエベ春に憧れるあまりにわたしは、ネットの診断で出たイエベ春の結果を疑うこともしませんでした。

ただ、周りの人に似合うと褒めてもらえる色はイエベ春のグループ内にはないものが多い。さらに言えば、それらの色がとあるひとつのグループに多く集まっていることに気づきました。

再度パーソナルカラー診断をしてみよう!と思い、本当はプロにパーソナルカラー診断をしてもらいたかったのですが、値段的なことや近場でできる場所がなかったことに加え、なによりコロナ禍真っ只中になってしまったので断念。

そのため、ネットでできる診断を色々と探しました。
そして口コミなどを調べていると、とある化粧品メーカーのアプリでできるパーソナルカラー診断の精度がかなり高いという情報を手に入れました(もちろん賛否あり)

早速画像を送り、表示された結果は…

ブルベ冬

でした。

確かにメイクや洋服など、身につけていると周りの人に褒められた色はほとんどブルベ冬のグループに属していたこともあり、どこか納得してしまう自分…。

でもその反面、日本人にはブルベ冬の人があまり多くないということも知っていたので、本当かなぁと思う自分もいました。

あとはまだイエベ春への憧れを捨てきれないこともあって、他にもたくさんの診断を試してみました。

(誤解があるといけないので念のため言っておくと、ブルベ冬がイヤなわけではないです。ただ、イエベ春にグループ分けされている色が好きすぎて、イエベ春になりたいだけなんです)

そして様々な診断を試す中で、これ自分では分からなくね?と思うことが多々あったので、自己分析しながら答えていくフローチャートを旦那目線でやってもらうことにしました。

目の色や髪の色、血管の見え方、ゴールドとシルバーのアクセサリーならどちらが似合うか…etc.

第三者からの見え方だけを参考にして答えてもらった結果もブルベ冬でした。

いくつかのサイトで試してもらい、わたしの話を聞いてパーソナルカラーに興味を持った義母にもやってもらいましたがいずれも結果は同じ。

もちろん無料でできる診断なので、プロの方に直接見ていただいたら違う結果になることも充分あり得ます。もしかしたらプロ診断ではイエベ春ですねって言われるかもしれません(まだ言うか)

8.それからのわたし

それからわたしはブルベ冬について調べ、ブルベ冬さんにオススメされているコスメをいくつか購入しました。

実際に使用してみると、違和感があるような気がする色も中にはありますが、肌の色がワントーン明るくなったなと感じるものがほとんどでした。

ただやっぱり、好きな色ばかりだから「これかわいい!」と思って手に取ってしまうのはイエベ春向けのコスメ。

そういうとき、わたしは購入するのを我慢していません。

好きな色でやるメイクは気分が上がって、心が明るく楽しくなれるからです。

好きな色=似合う色という人がいる反面、好きな色=似合う色ではなかったという人もたくさんいると思います。わたしもそのひとりです。

自分に似合う色を取り入れて、周りの人から肌がキレイ!似合う!と褒めてもらえると幸せを感じますよね。

わたしはそれと同じくらい、自分の好きな色を取り入れたメイクをすると心が幸せになれるのです。

これはたぶん、メイクでなにを重要視しているか?なにを求めているか?などで変わってくると思うので誰しもに当てはまるわけではないと思います。

自分に似合うものだけを最小限の数で持っていたいという人はパーソナルカラーの診断結果を優先した方が間違いは少ないと思いますしね!

パーソナルカラーをどこまで優先するのかは、本当に人の数だけ答えが変わってくるんじゃないかなーなんて思います。

わたしの場合はこれからも、パーソナルカラーを取り入れた自分に似合うと言われているメイクも、ただただ自分の好きな色を取り入れたメイクも、どちらも自分なりに楽しんでいきたいなと思っています。

そんな感じでわたしのメイクの歴史について長々と書きましたが、あくまでもわたし個人のメイク、パーソナルカラーの捉え方ということはご承知おきくださいね☺️

ここまで読んでくださってありがとうございました✨



余談ですが…

最近わたしは自分のことをブルベ夏なのでは?と思うことも増えています。
属するグループはひとつとは限らないみたいなので、なんかもう人類みんなレインボーベース四季でいいんじゃね?とすら思います。笑

自分の好奇心を満たすために、お仕事決まったらプロ診断受けてこようかな🤔

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