母と姉について思うこと。
妊娠中なので余計なストレスは溜めたくないし、ストレスの根幹となりうるような事柄からは徹底的に距離を置くようにしています。
そのひとつが実母の存在。
まず前提としてわたしは子どもの頃から母親のことが好きではありませんでした。
産み育ててくれたことに対する感謝の気持ちはあるのでわたしにできることがあればなんでも協力したいとは思っていますが、根本的に性格が合わないのです。
自分で言うのもなんですが、母はわたしのことを溺愛しています。昔から過干渉で過保護で、母親は娘にとって絶対的存在だと信じて疑うことはありません。
中学生の頃に手紙交換が流行っていて、わたしも同じクラスの友達や部活仲間と手紙交換をしていたのですが、ある日学校から帰ると友達からもらった手紙を母が堂々と読んでいました。
それについて抗議すると母が怒鳴りながら言ったのが「親に見られて困るようなことでもしてるのか!!」でした。この言葉をわたしは人生においてこの先も何回も何回も聞くことになります。
別に見られて困るようなやり取りをしているわけではないけれど単純に気持ち悪いし、悪びれもせずこちらを怒鳴りつけて、友達からの手紙を親に見せないわたしが悪いんだと責任を押し付けようとする母を心底軽蔑しました。
今思えばこのときが、母親に対して「嫌い」という感情を抱いたはじめての瞬間だったかもしれません。
小学〜中学生くらいまではわたしは男の子と遊ぶことも多かったのですが(屋外でドッジボールしたりサッカーするのが好きだった)、中学生になってからはわたしが異性と関わることをあからさまに嫌がっていました。
それについては、娘を持つ母親として異性と関わることが心配な気持ちは理解できます。
でも実母はそういった"母親として心配な想い"をこちらに伝えてくれるのではなく、男の子と遊ぶわたしのことを「いやらしい子に見られるよ」「男の子と遊んでいると女の子に嫌われるよ」等と言ってきて、ここでもまたわたしを悪者に仕立て上げようとしました。
ちなみに母のこのスタンスはわたしが成人してからも変わりませんでした。
旦那と付き合ったのが25〜26歳のときだったと思うのですが、旦那と出かけてくることを告げると基本的には無視。良くて人を小馬鹿にした表情をしながら「ふーん」という返事。
返事もなにもされないのだったらいちいち言わなくてもいいやと思って、デート当日に「彼氏と出かけてきます」とメモを残して出かけたら鬼電の嵐。スマホ画面に残る数十件の着信履歴にゾッとしたのをよく覚えています。
電話を折り返すとすぐに出て、金切り声で「今どこにいる?!」「こんなふざけたことは許さない!」と怒鳴り散らされました。
これ、成人済みの娘にする事ですかね???
旦那(当時は彼氏)のことも、会ったことすらないくせにクソミソに悪口を言ってました。それに対して文句を言えば「彼氏くん彼氏くんってバカみたい。あんたも女なんだね」と嘲笑されまたわたしが悪者。
わたしがこの地球上で最も嫌いな存在が姉なんですが、この当時はまだ実家にいたので姉に加えて母もずっとこんな感じだったため職場でも家でも心休まることがありませんでした。
家を出てひとり暮らししようとしたら母にヒステリックに泣かれるし、このときはとにかく逃げ場がありませんでした。
だからその後、旦那と結婚して家を出られるとなったときは本当に本当に心の底から嬉しくて。
婚約指輪をいらないと言ったわたしに旦那が、なにもないのもアレだから…と言って代わりにダイヤのネックレスをくれたことを話したらリビングから2階にあるわたしの部屋まで追いかけてきて「今からでも婚約指輪をもらえ!!」と怒鳴ってきたことや、
結婚式場のエステをプレゼントしたわたしに「大したことないエステだったね。お姉ちゃんの式場のがよかったよ」と帰りの車の中で言ってきたことや、
母の意見を尊重して一緒に選んだウェディングドレスなのに、結婚式当日に「あんたも胸元が開いたドレスを選ぶタイプなんだね」と気色の悪いことを言ってきたことや(ちなみにまったく開いてません。首元までレースで覆われています)、
結婚式後に式場のカメラマンさんが撮ってくれた写真に一枚一枚「写りが悪い」「なんでこんな瞬間を撮ったんだ」「おばあちゃんが老けて見えて可哀想」とずーーーっと文句を言い続けてきたことも、
一生許すつもりはありませんが、結婚して離れて暮らせると思えばなんとか耐えられたし、引っ越してからは物理的に距離ができたことで心にゆとりができました。
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そして前述の通りわたしは姉のことが大嫌いで、もはや憎んでいると言っても過言ではないのですが、母と姉は共依存状態で、特に姉の母に対する独占欲がかなり強いです。
そのため姉は「母を奪う邪魔な存在」としてわたしのことを幼少期から敵認定してきました。
しかし母自体は姉に対して性格が似てるがゆえに気を遣うらしく(姉は母以上にヒステリックで最悪物理的に暴れ回ります)、苦手意識もあるようで度々揉めごとを起こしています。
ここで面白いのが、昔からなぜか母と姉が喧嘩すると姉の攻撃対象がわたしになり、わたしの知らないところで起きた母と姉の揉めごとでわたしは姉に憎まれるのです。意味わからんでしょ??
朝まで普通に会話できた姉が知らない間に母と喧嘩していて、それを知らないわたしは夜に姉に話しかけたら無視されたりいきなり罵倒されたりするんですよ。
こんなことが子どもの頃から今も現在進行形で続いてるんだから姉のことを嫌いと言ってもバチは当たらないよなぁと我ながら思う。
ましてや母に対しては産み育ててくれた恩があるけど、姉に関しては別になにもないですからね。
そんな姉の結婚式のとき、泣きながら「ずっと意地悪してごめん。これからは仲のいい姉妹として旅行とか一緒にできたら嬉しい」って言われて一度はすべて水に流そうと思って普通に接するようにしてたけど、
3年くらい前に親戚の集まりがあり、その予定を立てる際にわたしが知らないところでまた母と姉が喧嘩になって、姉との連絡を放棄した母に代わって姉に電話したら開口一番「あ?」と超不機嫌に対応され、しまいには苗字が変わったお前が苗字を継いでいる私に予定を合わせるべきだ!と謎理論をぶちまけられました。
ただそこまではもはや通常運転なのでハイハイって感じだったけど、当日会ったときに挨拶したらわたしだけでなく旦那のことまで無視したので、こんな人間とどう仲の良い姉妹として関わっていけるのよってつくづく思ってしまい、それ以来姉とは会ってませんし今後もそのつもりです。
(ちなみに実母も苗字が変わったことをいまだにネチネチ責めてきます。なにかにつけて「あんたは苗字変えたじゃん」とか「お母さんは(母自身の)苗字が変わったことが今でも寂しい。だからあんたが寂しがってないことが信じられない」とかね)
両親は姉妹仲良くして欲しいと言いますが、なぜ被害者側が加害者に寄り添わなきゃいけないの?それを言うならわたしじゃなくて姉に言えば?で切り捨てています。
両親は姉になにも言えないのをわたしは分かっているのでこう言えば両親は黙ります。
姉は母以上にヒステリックなので、一度スイッチが入ったらもう誰にも止められないのを両親は分かってるんですよね。だから極力、姉ではなくわたし含め周りにいる人間に我慢させようとする。卑怯ですよね。
しかもなにが腹立つって、昔姉の愚痴を散々わたしに聞かせておいて、今わたしが姉の愚痴をこぼすと「姉妹なんだから仲良くしてほしい」と言ってくるし、自分だって言ってたじゃんと抗議すれば「そうだっけ?お母さんじゃなくてまみこが言ってたんじゃない?」ととぼけられる。わたしは一体どこに吐き出せばいいのっていつも思います。
最近も、夫婦ふたりで出かけたいから子どもを預かって欲しいと姉が母にお願いした日がわたしの出産予定日に近かったらしく、母が難色を示したらわたしにブチギレてたと聞きました。
正直もう異次元すぎて気色悪いし関わりたくもないので、母には出産だろうとなんだろうとわたしじゃなくて姉を優先してくれていいと言いました。
ていうか母親は濁していましたが、わたしに子どもができたこと自体が気に入らないみたいですね。自分の子どもが両親にとって唯一無二の孫だったのにそうじゃなくなるのが許せないようです。やばいでしょ??
ちなみに姉の出産の際、父親の仕事関係のお祝いでみんなが集まる予定があったんですが、姉の出産が予定より一ヶ月以上早まったため中止になりました。もちろんそれは仕方ないことなのでなんとも思っていません。
ただ、お店にキャンセルの連絡をしたりキャンセル料の話をしたりしたのもすべてわたしと旦那でしたが姉から一言もお礼を言われることもありませんでしたし、キャンセル料についての申し出もありませんでした。
だけどこちらとしては姉と関わりたくないし出産という大仕事をしたのだからと思い、なにも言いませんでした。それにそういう結論をだしたのはわたしなので、姉に対して「こんなにしてあげたのに」と思うのは違うなと思ったので忘れることにしました。
だけどまさか自分の出産のときになったら、夫婦ふたりでお出かけする日がわたしの出産予定日に近くて子どもを母に預けられないというだけでこんなにも恨まれるなんて思ってもみなかったです。
でもまぁ、わたし自身になにかしらやってくるのは慣れっこだしもうどうでもいいです。ただもし子どもになにかやってこようもんならそのときはわたしも黙っているつもりはないですが。
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ここまで書いたうえで最後にきちんと書かなければならないのは、わたし自身も母にとっていい娘というわけではありません。
ヒステリックに泣き叫ぶようなことはありませんが、母に対して大きな声を出したこともあるし売り言葉に買い言葉で酷いこともたくさん言いました。迷惑も心配もかけました。
だから母に対しては、性格も合わないし好きにはなれないけど感謝してるし恩返しもしていきたいと思っています。
しかし姉についてはいい妹ではなかったとか自分を省みる以前に、同じ母から産まれた存在というだけで幼い頃から憎まれ、物心ついたときには一方的に邪険に扱われていたためそもそも一般的な兄弟姉妹の関係性とは大きくかけ離れています。
喧嘩するほど仲が良いという言葉がありますが本当にその通りで、わたしは姉と喧嘩にすらなりません。
わたしが中学生になった頃には基本的にもう会話はなく、以降の十数年間で普通に会話したのも片手で数えられるくらいです。なんならいきなり八つ当たりされたり罵倒された回数の方が多いかも笑
ちなみにわたしから話しかけることはありません。機嫌が悪いと無視されたり怒鳴られるのが分かってるので。そんな一か八かの賭けに出るほどの価値を姉との会話に見出すことができないですしね。
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新年早々こんなこと書くのもなぁと思ったのですが、自分の母親と姉についてはいつか書いておきたいという思いがあったため書きました。
特に姉に関してはもうずっと苦しめられてきたのでいろんな意味で決別したかったし、なぜこんなにもわたしに執着してくるかがもはや恐怖の域だったので言語化して自分の気持ちをまとめたいという思いもありました。
おかげで今かなり頭の中をクリアにすることができた感じがしています。わたしは自他ともに認める父親似の性格ではありますが、改めてこんな人にはならないように気をつけようとも思いました。
うまくまとめられませんが、ここまで読んでくださった方ありがとうございました🙇🏻♀️