わたし史上、最強のアイドル。
V6解散後、ソロで活動していた三宅健くんがジャニーズ事務所を退所することを発表した。
三宅くんはわたしが生まれてはじめて好きになったアイドル。
今から10年以上前、ちょうど20歳になるかならないかくらいのとき、おなじ養成所に通っていたV6ファンの友達に見せてもらったコンサートDVDをきっかけに恋という名の沼に落ちた。
それまではV6といえば「みんなダンスうまいよな〜」「強いていえば長野くんがかっこいいな〜」と思うくらいでぶっちゃけ三宅くん個人への興味はほぼゼロ。
好きか嫌いかと聞かれたらもちろん好きだけど、今で言う『推し』なのかと聞かれたら別に推しとは言えないふわっとした感じ。
それが、いろんなコンサートDVDを見せてもらっているうちにいつの間にか三宅くんしか目に入らなくなっていた。
なんのコンサートの、どのパフォーマンスがきっかけなのかはハッキリ分からないけど、本当にいつの間にか自分でも分からないうちに三宅くんのことを目で追いかけていて。
軽やかなのにキレッキレで力強いダンス、耳に残る甘い歌声、まぶしすぎる笑顔、惜しみなくファンにふりそそぐ愛嬌…
三宅健のその圧倒的"アイドル力"にわたしは完全にやられてしまったのだ。
そこからはもう一瞬だった。
もともとオタク気質だったわたしはCDやコンサートDVDを集めまくった。
過去に発売された初回限定版のCDやDVDを手に入れるために、どんなに遅くなろうと仕事終わりに池袋や秋葉原のCDショップを巡回するのが日々のルーティンになっていた。
お目当てのCDをゲットできたときは嬉しさのあまり、一日の疲れが吹っ飛んだことを覚えている。
岡田担の友達と一緒にジャニーズショップにも繰り出した。三宅くんの写真を大量に買って帰って、家でファイリングしたものを定期的に開いて眺めてはニヤニヤしていた。
その当時勤めていた百貨店は毎日忙しくてしんどくて、声の仕事もうまくいかず、このときのわたしはV6のおかげで生き延びていたと言っても過言ではない。
朝早く職場へと向かう満員電車の中で、iPodから流れてきた『ジャスミン』に何度背中を押されたか数えきれない。
わたしは、アイドル・三宅健はもちろん俳優・三宅健も好き。ていうか三宅くんのお芝居が好き。
岡田担の友達が録画して残していたドラマ『ネバーランド』で三宅くんのお芝居をはじめてがっつり見たけれど、ファンの贔屓目とか関係なしに演技が上手だなと思った。
なんだろう…うまく説明できないけど、台詞回しとか立ち居振る舞いが上手いというよりも、表情と瞳に引き込まれた記憶がある。
V6メンバーの中で、俳優としてはやっぱり岡田くんの活躍が目を見張るものがあるけど(大河の信長かっこよすぎ)、三宅くんのお芝居も本当に素晴らしいと思う。
事務所を退所してこれからどんなふうに活動していくか分からないけど、映画とかで三宅くんのお芝居が見られたら嬉しいな…なんて思ったりする今日この頃。
その後もゆるくマイペースにV6を応援し続け、2021年11月1日にV6が解散した。
めちゃくちゃショックだった。
でも、それと同時に『この6人でなければV6ではない』という思いのもと解散という道を選んだことがファンとしては嬉しくもあった。
そしてこの解散のときに改めて、アイドル・三宅健のすごさを思い知った。
きっと解散という結論にたどり着くまでには我々ファンには想像もつかないくらいのいろんな葛藤があっただろうに、どんなときもファンの心を気にかけてくれた。
解散日を選んだ理由とか、もうあなたどんだけわたしたちファンの気持ちに寄り添ってくれるのよって感じだし。
あんなにキラキラであんなに無邪気であんなに可愛いくせに、なんて男らしくてカッコいいんだろう。
とてつもなく愛情深い人だと思った。
そして、冒頭でも書いたとおり三宅くんが事務所を退所することになった。
SNSを見ていたら、V6が解散したときから覚悟していた人が結構いたみたいだけど、ぶっちゃけわたしはまったく想像していなかった。
いずれは後進を育成する立場になるのかな?って思ってたし、むしろ三宅くんのアイドル魂は後輩たちに受け継がれていけばいいと勝手に思っていたりもした。
そんなわたしが三宅くんの事務所退所をはじめて予感したのが、タッキーが事務所を辞めたとき。なんとなくだけど「もしかしたら三宅くんも退所するかもしれない」って思った。
現在最推しのSnowManも退所するかもって噂が流れていたけど、わたしはどちらかというと三宅くんの方がその可能性は高いんじゃないかなと思っていた。
なぜ?と聞かれたら言葉にすることはできないくらいに、本っ当に小さな小さな予感だったけど。
なので事務所を退所するという発表がされたときは驚いたし悲しくもなったけど、心のどこかで「やっぱりか」とも思った。
なにをキッカケで事務所を退所して新しい道へ進むという選択をしたのかは三宅くんにしか分からないことだけど、
わたし個人としてはそんなようなタイミングで、いつかこんな日がくるんじゃないかと思ってはいた。
これから三宅くんが進んでいく"次のステージ"が一体どんなものなのか、どんな場所なのかまだ分からない。
そんな中で「大丈夫だよ。必ずいつか会えるから」という彼の言葉を信じて、
「健ちゃんがそう言うならそうなんだろう」とすんなり受け入れることができる人が多いのは、三宅くんがアイドルとしてどれほどファンに真摯に向き合ってきたかの証だと思う。
もちろんわたしも三宅くんのその言葉を信じているし、いろんな噂が飛び交っているけど不安はない。三宅くんの言葉を信じて、退所後もまた会える日を楽しみに待つのみ。
そして、どんなステージに進んだとしても三宅健というひとりの人間の幸せと健康を心から願いたいと思っている。
ジャニーズアイドルとして、たくさんの元気をくれてありがとう。
お仕事でもプライベートでも、
三宅くんの未来に幸あれ!!
これからもずーーーっと応援しています。