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【2期生活動報告】〜民泊〜

2024年6月16日(日)
前日の宴会の後、2期生それぞれが5軒の「奥阿賀酒米研究会」の農家さんのご自宅に分かれ、民泊をさせていただきました。翌朝~午前中に農作業体験を行いました。


民泊の様子

朝食を食べ終え、朝の作業前に団欒をしていた様子です。昨晩は夜遅くまで農業について語ったり、蛍を見に行ったりもしたそう。

机の手前に置いてある「笹団子」は清野さんの奥さんが作ってくださったものです。
とっっっても美味しかったです!


農作業体験

①溝切り(受け入れ:清野さん)
田んぼの中に排水用の溝を設ける作用。水捌けを良くするだけではなく、土中の有害ガスを抜く効果もあるそう。この機械にエンジンはついていますが、手で押しながら進み溝を引いていきます。奥は自転車のように座れるタイプ。その様子はまるで田んぼの仮面ライダーと言われていました笑。

青空と青々した緑の中で走る溝切り隊の活躍、とても良い作業風景でした。


②集落清掃(受け入れ:長谷川さん)
こちらでは、年に1度の秋宅清掃の日!集落の人々が集まり、草刈りとその撤去作業を行なっていました。まだ6月とはいえ太陽が昇ると非常に暑い時期なので、8時半ごろには作業が終了しておりました。暑い中にもかかわらず、皆さん元気そうな顔です。農家さん方の体力は素晴らしいですね!

地域の一員として生きる暮らしを身をもって体験しました。


③電気柵設置(受け入れ:伊藤部長)
こちらでは電気柵の設置を行なっておいました。山間の田んぼではイノシシが出没し、泥浴びをするそうです。そうなってしまうと稲が倒れて使えなくなってしまいます。野生の敵はそのほかにも昆虫や鳥などもいます。おいしいい日本酒を作るまでにはたくさんの試練があるのですね。

電気柵の設置をし、実際にスイッチを入れて電気を流すところまで行なっていました。

④苗箱洗い(受け入れ:神田さん、後藤さん)
先月田植えを終えたばかりで、使用した苗箱がたくさん置いてありました。2件の農家さんの下では、それぞれ、苗箱を洗う作業が行われていました。畑の面積にもよりますが、ここでは1000箱以上もあったそう。また来年の苗ずくりに欠かせない作業ですね!

苗箱を洗うための機械を使用しています。
苗箱がこんなにも!!!
田んぼでは見えない作業もたくさんありあります。

振り返り

各民泊先での農作業後は、受け入れてくださった農家さんと受講生とで振り返りを行いました。あっという間の非常に短い民泊でしたが、それぞれ経験してきた貴重な交流と体験をクループに分かれて紹介し合いました。

民泊した農家さんも参加しての振り返り。稲作を継いでいくために何ができるか、考えました。
受講生のふりかえりとアイデアの発表の様子
締めくくりにみなさんから一言ずつ挨拶をしてもらいました。

【受講生の感想】
・気候変動や人手不足の現状を自分事化する機会になった。
・「越淡麗」への熱い思いを直接お聞きすることができた。
・村人同士の関わり方や見守り合う関係は都会にはない付き合い方で興味深かった。
・非常に暖かく民泊を受け入れてくださったことが印象的で、感謝している。
・広大な土地を所有する大変さを身をもって実感した。
・美味しいお米やお酒のありがたさを知った。

【農家さん方の感想】
・現状を考えて体験してくれていること自体がとても嬉しい。
・受講生からもらったアイデアを今後形にしていきたい。


まとめ

1日目の鍋倉さんをお招きした米づくり講義とその後の宴会、民泊を通して非常に学びの多い2日間になりました。特に、農家さん・受講生共に普段は得ることのできない価値観や思いをぶつけあっていた宴会の様子は印象的でした。この経験を活かし、後継者問題への解決や麒麟山PRなど様々な課題解決に向けて学びを深めていけたらと思っております。

次回

次回は7月にオンラインで「ゼミ活動」の中間報告会を行う予定です。
大学らしい「ゼミ」活動は今年度からの新たな取り組みで、受講生それぞれが1つずつテーマを決め、その内容を調査し、発表するというものです。年に2回ゼミ活動のためのオンライン授業を設けており、次回はその第1回(中間報告)が行われます。
次回もぜひチェックお願いいたします👀!!


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