2024.11.09 京都8R京都ジャンプステークス(J-GⅢ)

京都8R京都ジャンプS(J-GⅢ) 3,170m(直・芝)

◎レッドバロッサ
○アサクサゲンキ
△スマイルスルー
△ザメイダン
△オオキニ

◎レッドバロッサ：小坂忠士騎手
初の固定障害だが踏み切りはしっかりしている馬なのでこなせるはず。揉まれたくないが、そこそこ流れそうな並びの上に頭数も手ごろなので立ち回りはしやすそう。ここまでのレースを見てもスピード負けするようなタイプではないので、あとは三段跳びでよほど失敗しなければ勝負になる。

○アサクサゲンキ：小牧加矢太騎手
年齢を重ねて小倉だとスピード的にちょっと苦しくなってきた気がするので現状は京都がベストという印象。2走前の京都HJでは長い距離でも崩れなかったし、昨年の当レースも1頭強いのがいただけ。並び的にもスマイルスルー、ザメイダンと引っ張ってくれる馬がいて立ち回りはしやすいと思う。三段跳びも上手にこなすし当然評価は上位。捕まえに行くタイミングだけ。

△スマイルスルー：高田潤騎手
前走・清秋JSはハイペースで逃げて直線で突き放す完勝にレコードのおまけつき。ただ飛越では雑なところが散見された上にバンケットでかなりアドバンテージを受けられていたように見えたので中山がベストということになるのでは。折り合いを考えると距離はこれくらいが望ましいが、前走から飛越する障害の数が(三段跳びを除いて)4つ増えるのは地味に響いてきそうで。

△ザメイダン：石神深一騎手
逃げて競馬ができない訳ではないが中山新春JSのように大逃げを打つ形になる。今回はスマイルスルーが引っ張ってくれそうなのは良くて、この馬自身スピードがあるので追走に苦労することはないだろうし前に目標を置いた方がレースはしやすい。飛越に関してはこちらが上手と思うし、近走は距離が長かったり道中で絡まれたりと恵まれない面もあったと思うので、コース形態など好転するここで見直す手。粘り込みを視野に。

△オオキニ：森一馬騎手
昇級初戦の前走・清秋JSでは2着。好位で立ち回って勝ったスマイルスルーにこそ離されたが直線も止まらなかった。飛越も丁寧でコース替わり自体が苦になるタイプではないと思うが、前走が仕掛けどころを待っての競馬だったので未勝利戦がそうだったように早めに動くと若干終いは甘くなるタイプ。自力で逆転までは？

スマイルスルー-ザメイダンの逃げ番手にオオキニ、アサクサゲンキが続くという隊列が早々に決まりそうな枠並び。流していった中で緩急をつけて後半まとめたいスマイルスルーの逃げだが人気を背負ってある程度マークをされることは必至。常に詰まり気味の飛越をする馬なので、コースレイアウト的に終盤でスパートをかけたいところでそれなりに影響を受けそうなコース替わり。これを見る馬たちで予想を組み立ててみたい。

◎レッドバロッサは大きな飛越が持ち味で本場との相性がいかにも良さそう。展開的にも前が揃っていて、そこを捕まえに行くアサクサゲンキを目標にできれば立ち回りやすい。決め手もある。
○アサクサゲンキは昨年が僅差の3着。コース適性は言わずもがな、相手関係的にもここでは威張れる。極端な時計勝負になると動けないというのが怖いが京都ならば飛越の安定感で勝負できるはず。