FE無双プレイ日記⑫
【※この記事はFE無双風花雪月とドラクエ11Sのネタバレを含みます】
EP.12 女神の悪戯編
前回までのあらすじ
帝国の西で戦争をした。
青燐の章 女神の悪戯
妙に嫌な感じのタイトルですね。女神と言うのは誰なのだろうか。
先生を指すのか、それとももっと人知を超えた存在か。
ランドルフからしてみれば急に帝国の内情が変わり、信用できない将が増えた。やはりランドルフもこんな略奪のような行いをしたいわけではないのだろう。ジェラルト傭兵団に対して、もし自分が負けたら好きにしてくれと言う優しさ。ランドルフ……。お前は確かにいい奴だ。だが己の正義と侵略しているという意識を忘れるなよ。
嫌な空気ばかり出してくるねぇ。こんな、託しちゃったらさぁ……、やめてよ死なないでよ……。
帝国軍が傭兵部隊を信用しているということは内密にしてくれよ、とランドルフは言っていたけれど、かなり話は漏れている様子。しかも信頼のおける将が少ないのでしょうと言われる始末。全部バレてるぞ。
なぜか今節、何かと悪いものを予感させる発言が多すぎる。
ジェラルト、ロドリグ、恐らく誰かが死んでしまうのか……?
でもロドリグ支援Aあるし、まだA解放されてないし、死なないよな……?
いやでも本編で死んだ人間がこっちだけで生きてるよみたいなのもねぇ、どうなんだろうそれは。
いや~~~女神の悪戯って言葉はなんて不穏なんだ!
何このほのぼの会話。ありがとう。ほのぼのFE風花雪月。
キッホルとセテスの立ち位置というか扱い方というか、うまいよな。フレンちゃんはガバいけど……。
外伝の進軍マップで確認しましょうね。
毎年1人は必ず学生の中から優勝者でるから、そんな珍しいものでもない気がするけど……。貴族みんな社交場で踊りできるんでしょ?
親子で話すな……、これが最後になりそうじゃん。
そういう空気出さないでよ、そういう会話するな!
楽しそうな面子の外伝じゃん!
ロドリグのレベルが〇以上だったら生還、みたいな条件もあるかもしれん……と想像してレベルも上げる。兵種も変える。逆にこれまで全然戦闘で使っていませんでした。いやだっているもん槍さぁ……。
これランダムじゃないとしたら、フェリクスが内面を磨くことを提案してくるのめちゃくちゃおもしろいじゃん。これ考えたの誰?
魅力の成長率上がってもどうしようもなくない?フェリクスが力とか速さとか技を言わないなんて、ねぇ……、変更しないけどさ。
フリー戦闘の中に、一人でしか出撃できない戦いがある。騎士団つけてディミトリで行ってみたけど、一人で戦うのも案外できるもんだよな。
しかしFEにおいて、踊り子という存在は「再行動できるようにする」という特性故に特殊兵種となっていた。もうなんかターン制じゃなくむちゃくちゃに殴って解決するFEにおいての踊り子の存在価値とは……。
魔法も使える剣士だそうです。エピタフでもいいじゃんとか言っちゃいけねぇよ。特に戦場で踊ったりしないけど……、エピタフは軽やかな感じじゃないから!
この特殊モーションの男ユニット、相当面白い。
外伝 真夜中の才媛たち
逆に各々の家の話とか知られざる真相系の外伝が出すぎていたというか。
選択肢でふざけられるのいいな。
面白外伝にテンションが上がる。深夜に遊びで城跡見てたらそこが盗賊のアジトだった!という、なんとも夏休みスペシャルみたいな内容。
想像した長距離射程の魔法って感じじゃなかったけど、すごい。闇魔法も氷も光も全部同時に放ってる。しかしその力は暴走する――・・・
シェズお前、百合の間に挟まる男みたいなポジションになってるぞ。
外伝 山中奔走灰狼伝
先生が一緒に行動するのは引率になるけど、シェズだと急に増えた仲間(しかもアビスのことは知らない)になっちゃうな。
どうやらバルタザールやハピと勘違いされたごろつきが襲われている様子。アビスで暮らしてても有名人だったんだな……。
ハピが巨虫を呼ぶので、それを倒すのに時間がかかってしまったか?と思ったけれど、なんとかいけた戦闘。しかし私のミスでこのメンバーの誰も回復魔法が使えない状況になっていた。回復魔法は誰か一人には持たせましょうね。
灰狼の学級はそういう厄介なメンバーしかいませんでした……。
なんだかんだみんないい仲間だよね!という話。しかしシェズは古くからの付き合いのグループに一人放り込まれてもたくましくやっていける人間なんだな。面の皮が厚いというか。
帝国南部攻略戦
軍議がなくてこっちの会話だけしかない、なんてこともあるのか。しかし本当に不穏な空気ばかり出してくる。いったい何があるって言うんだ。
えっ
えっ
え
これは……。
さてこの戦闘を何時間も繰り返し、朝の5時まで2つのルートの模索をした私の苦労をだな……。ここからは戦闘思い出話になる。まずは①人が死ぬルートから。
ニルヴァーナって個人の意思でなれるものなのか?
剣士の恰好してるけどアサシン。アサシンって。上級職の中で選んだから、そりゃしょうがないかもしれないけど、アサシンって……。経験を積んだんだねぇ……。
いつどこでロドリグが死んでしまうか、もしかしてここか?と思ったりも。
しかしなぜか戦闘は終わらない。メインミッションの敵将は倒したのに。嫌な予感がする。そして見覚えのある人が出てくる……。
どうして敵将を討ったのにまだ戦わなくちゃならないんだ。
そして嫌な予感を決定づけるもの。
ムービーになっちまった。
ムービーで戦ったらどっちか死ぬわ。ムービーになったらもう駄目だよ。
ジェラルト死んだわ。そうか、死んじゃうか……。
そうか、ジェラルトは死んでしまったか。まあそんな予感はしていたしね。
なにより前作でも殺されてしまったから、こっちだけ生きてるなんてことできないか。
ウォイ!!!!!!!!!!!!!!
まだ終わってねぇ!!!!!!!!!!!!!このままムービーが続いたら、ムービーが続いたら……
人が死んじゃう!!!!!!!!!!!
先生が殺すの!?!??!?!?!?!
いやソティスだけど、
ロドリグ殿を先生が!?
あ~~~~遺産ねぇ、確かに英雄の遺産、ソティス、ぐぬ……。
これさぁ、ダスカーの悲劇で死んでしまった2人に詫びているのと同時に、死に間際の視界に映っているフェリクスとディミトリがグレンとランベールに見えたっていうようにも感じられて、いや死なないでくれよ本当……。
誰かをかばったりとかじゃなく、急に後ろから出てきた先生に殺されるという、誰も防ぎようのない殺人で死ぬなんてさぁ……。
先生も先生でソティスに操られて殺してしまったものだから、正気になり走って逃げる。先生が殺したわけじゃないのに先生が殺してしまった。
シェズ以外とも敵対する理由が生まれてしまった。
なんだよこの展開よぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!
一体何をするんだ先生。復讐なのかそれとも何か違うことなのか……。
人が2人も死んでしまった!!!!!!!!!!!!!!ひとつのムービーで!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最初見たときは「何言ってんだ?」と思ったけれど、先生を倒さないと先生の中のソティスは反応しないため、そもそも戦わなかったらソティスは表に出てこず、ロドリグを殺すことはしないということなのだろう。しかし灰色の悪魔と戦わない方がいいなんて言わなきゃよかった……と言うけれど、それ自体は正直正しいんだよな。戦わない方がいいんだ。結果論ではあるけれど、シェズが謝る必要はないんだよなぁ。
灰色の悪魔と戦わないような道を選んだことにより死んでしまったのか?そうなのか?なんていうかそういう問題ではなかったような気もするんだけど……。シェズばかりが自分のせいだと言うのもなにか違和感がある。事実その現場にはいなかったわけなのだから。
というよりこれは別分岐のヒントのような会話にも思える。どちらにしろい戦わないようにしようと進軍してどっちにもなるからヒントなんかにゃならないんだけどな。というか真に戦わない方が人が死なないんだから、戦わずに済ませようという甘い考えがないと生き残れない人がいるんだ。それを踏まえてこれ言わせてんのか……。ムービーで人殺したのに、まさかこっちは正規じゃないとでも言うのか?プレイヤーのミスだよってめっちゃ言ってくる感じあるね。お前のせいだ。
こんな良質な会話をさせておいて、正規ルートじゃないなんてないよな。
人の死をきっかけに、というのは嫌だけれど、この二人の決意の固まる大事なターニングポイントでもあった。
なにかおかしくないか?
フェリクスもいないし、ロドリグが死んだというのに彼の無念の分まで頑張りましょう、みたいなことを誰も言わない。
死を引きずってないというか、あまりに普通すぎる。
もしかして正規ルートじゃない……?
どっちに転んだとしても使えるセリフというか。
どこか違和感を感じながら次の章に進む前に別分岐を探す。ここから1時間くらい時間がかかった。
お、なにかトリガーを引いたか!?
やはりルートか……とこの辺で気が付く。
ここだ!!!
こ、これが大きく分岐した別の世界線……?
おい、顔を合わせているぞ!!!!!!!!!!!!!
えっ
そういう?
おいおい……マジかよ。
わーーーーーーーーーーーーーっ
さて、問題はここから。これが喜ばしいことなのかどうなのか。
灰色の悪魔を倒す物語だと銘打ったゲームで、その灰色の悪魔を仲間にできるのであれば、それは本編の中腹で分岐するのではなく、エンドコンテンツかクリア後要素、最悪DLCであるべきなのでは?と思う。
先生とソティスが手を汚さないこと、ロドリグが死なないこと、ジェラルトが死なないこと、そして仲良くできること、それらがとても素晴らしく、そしてそうならないに越したことはない。
しかしだ、なんとも妙な気持ちが残る。
ファミ通で読んだインタビューの中にあった「先生としてあんなに頑張ったのに、自分がいないほうが生徒が幸せになれた、とならないように気を使った」という言葉。
正直ifでスピンオフを作るにおいて一番大事な心掛けのような気がする。
その部分を大事にしてもらえたのは何よりありがたい。
だけどこの分岐ってその部分と無双の根幹にかかるシェズの物語、みたいなものと相反しているような気がする。
これが風花雪月無双の答えか?
本来の世界線で死んだジェラルト、ロドリグ。その2名が生きているルートがもし存在する未来。あるのであれば喜ばしい。しかしそれが先生として出会わず、灰色の悪魔として出会い、そして戦った結果に得られるものだとしたら。それってジェラルトとロドリグが好きな人からしたら先生がいなかった方が幸せなルートになってしまっているじゃないか。
それは実の父を失うことのない先生にとってもだし、フェリクスとディミトリにとっても何よりのことじゃないか。
こんな戦争の途中で、そんなエンドコンテンツ見させられてどうしたらいいんだ。
少し話はずれるけれど、ドラクエ11Sの実況を見ていた時に似たようなことを思った気がする。
魔王と出会い、そして世界が一度滅ぼされてしまう時、ベロニカは命を懸けて皆を救い、そして勇者パーティーの中で一人だけ死んでしまう。
そんなベロニカの遺志を継いでみんな戦い、そして魔王を倒すではないか。
しかし魔王を倒した後の世界で、死んだ人を蘇らせることができるみたいな話が繰り広げられる。
正直これが理解できずに実況を見るのをやめた。
自分でやっていたら感想はまた違ったのかもしれないけれど、物語の中核を担い、そして死んでいったベロニカという少女の死を、そんな簡単に覆していいのかよと思った。
このドラクエ11Sって死んだ人が甦る物語がやりたかったのか。
物語に求められて死んだかもしれないベロニカ、死ななくてもよかったんじゃないの?って思わせることは物語の敗北なんじゃないかなと思う。死んだ人間を甦らせたい、けど彼女はきちんと生き抜いたからその死に後悔はない。私はそうであるべきだと思った。
今回のロドリグはまあそれは、事故で死んだようなものだから、前作での死に方とは意味合いが違うし、そのあと人に残す影響も違う。とはいえロドリグの死をきっかけに王国軍、ディミトリも灰色の悪魔を倒さなければならないと心に決める。物語としてある意味必要な展開じゃないかと思う。
でもそれを簡単に捨てることもできてしまう。それって必要のない死を入れたということになる。どうしても死んでしまう、何度天刻をしても結果が変わらなかった。ジェラルトの死が「必然」であることを思い知らされたあの大修道院の星振の節の時と、どうしてこうも運命の扱い方が違うのか。別に死んでも死ななくてもいいよ、なんて言わないでくれよ。
それにシェズという人間。灰色の悪魔を超えるという目標は復讐ではないわけだから、別に一緒に行動したりだとかそういうことは別にいいわけで。
自分の正体が知りたいわけではない、とラルヴァは言っていたけれど、本当にこれでいいの?という気持ちが拭えない。
そして王国軍の輪の中に入る先生。あまりにも見慣れた景色。言ってしまえば実家だし、求めていた景色でもある。しかし無双をやり始めて、戦争をして、主人公として一緒に戦ってきたシェズに対して愛着だってあるだろう。
何十時間も共に冒険してしまったんだから。同じ剣キャラで先生がプレイアブルになるよと言われてしまったら、だ。
剣使えるシェズと先生どっちを選ぼうかな~って天秤にかけてしまったら、先生のことを選んでしまいたくなってしまうだろう。
人それぞれかもしれないけれど、そういった選択を物語の途中でさせられるとは思っていなかったから。最後に選ばされるのであれば、いやシェズとも人生歩んだし……みたいに言えるけれど、まだ正体すら知らないのだ。そんな状態で天秤にかけること自体がおかしい。
先生と敵対する物語を作る、と決めた時点で前作主人公を愛してきた人たちを敵にしてまで作り出したシェズという主人公なのに、途中で先生も使えるよ~なんて言われたら、逆に責任をもってシェズという人間を作ったかどうか問いたくなる。
先生と、灰色の悪魔と戦うという覚悟を、トレーラーの出た日からずっと心に決めてきたプレイヤーだっているんだ。その上でしっかりと物語を楽しみたいと思い、先生であった自我を封印しながら無双をやっている人だっているんだ。どうしたらお互い悪人にならないで敵対ができるのか、発売日までずっと自分なりに考えてきた人だっているんだ。
物語の序盤であんな風に敵対をして、殺されかけたりお互い命を懸けて戦っていたけれど、根本的には憎みあう必要ないから別に仲間になってもいいよ~だなんて、風花雪月無双が出した甘えじゃないか?
そりゃね、全ては人が死なないに越したことはないけれど、そうして先生がロドリグを差し、ジェラルトの復讐を決めるルートと、誰も死なないまま仲間になってしまったルートでの戦争が同じ道にたどり着いたとしたら、正直このゲームの物語、そして生まれた経緯やかけた思いなどが薄くなってしまうと思う。どちらが所謂正ルートでどちらがおまけルートなのか。やらなければ何も言えないけれど、先生が仲間になる方が正ルートだったとしたら、シェズという主人公を生み出してまで無双という物語を、先生と敵対する物語なんて作らなくてもよかったのではないかと思ってしまう。いや、そもそも本編は風花雪月なのだから、無双に正ルートもなにもないんだけどな。
ちなみにエクストラを見るに、恐らく全ルートでこの選択になるらしい。ロドリグが死なないとしたら、あと他に誰が代わりに死ぬの?その辺りはどうするんだろう。
どれが風花雪月無双の出す答えなのか、しかと見届けたい。
先生を仲間にする「灰色の悪魔」の実績を解除したことにより、ゲーム開始画面も交わっていた剣が横並びになった。こんな画像作るってことはおまけルート以上の意味があるんだろうな。
ちなみに今後は先生を信じて、まずはロドリグジェラルト死亡ルートからクリアを目指します。そうであってほしいからね。この世界の運命は。
じゃないと死んでしまったマイクランが浮かばれないから。
それにどっちみち死ぬランドルフも、それはそれで可哀そうだろ。
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