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心の中をのぞくように本を選ぶ

念願のBOOK DAY とやまに行くことができた。
ふらふらと本を選んだら7冊買っていた。
心地よい買い物だった。気温は暑すぎたけど。


心地よく本を選ぶのは難しい。
いつもは本屋に行くと、
「何か意味のあるものを買わなければ!」
と焦ったり
「単行本は2000円するから考えて買わなければゆくゆく破産する」
と悩んで何冊か手にとっては本棚に戻したり、眺めたりして1冊買うのに1時間近くかかる。そして時間がかかりすぎて疲れてくる。
このイベントで本を買うことがいつもより楽しかったのは、県外の古本屋さんが多数出店していて、今買わなくていつ買う?!という期間限定の意識が働いたからだろう。
古本は比較的安いからたくさん買っても荷物が増えるだけだ。財布にも優しい。かつてこれらの本を定価で買って大事に読んでいただろう過去の本の所有者に心から感謝しつつ、7冊大人買いさせてもらった。


BOOK DAY とやまとは、富山駅で2ヶ月に一度開催される古本屋さんが何軒も富山駅の構内に出店する本のお祭りだ。

地元の富山で開催されるから都合がつくなら毎回全て参加したかったけれど、平日に開催されることが多いため時間が合わずに参加できなかった。

今回は偶然仕事の休みとイベントが被ったのでゆっくり参加することができた。

富山駅に入り、いざ本を目の前にすると、
「何を買おうかな」
「嫌、まだ家に積読の数々があるのに買ってしまって大丈夫なのか?」
「いやいや買うなら今だろう」

と葛藤がでてくる
それでも買ってしまうけど悩むものは悩む
こういう時、億万長者とか石油王に憧れる。
もし私が億万長者になったならミシマ社や点滅社、夏葉社さんから出た本は好きな本屋から全て家に送ってもらって、amazon オーディブルに入会して本尽くしの生活を送ってやるんだ。きっと。

本を買う理由はたくさんある
今参加している読書会に関連する本を読んで理解を深めたいな

とか

前に話した人が紹介していた本を読みたかったのを思い出した!買おう!

とか
頭の中が騒がしい。
まだ1冊も買っても読んでいないのに
取らぬ狸の皮算用を本でやっている。

同じ本棚の前にいても日によって手に取る本は違う。
本棚を前にして何を選ぶか、なにが目につくか?というのも今の自分の感覚ややりたいことの尻尾を掴むのに役に立ちそうだ。

BOOK DAY富山からいくつか日が経って、今買うしかない!と思った本しか買っていないのに、まだ読めていない本ばかりだ。いつもそうだ。

今日の気分は7冊買った本のうち『あのこは貴族』に向いているので少し読んでみようと思う。



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