
奈良の歴史あるおもちゃービニール鹿ー
前回の振り返り
前回は、奈良公園にごみ箱が設置されたニュースを取り上げました。
ごみ箱は試験的に置かれているようで、ごみの種類やごみが捨てられた時間帯も分析の結果、後日公表されるそうです。
前回の記事に関心のある方は、ぜひのぞいてみてくださいね。
奈良公園にごみ箱登場|いまのところ、うさたろう
今回は
本日は話題が打って変わって「ビニール鹿」です。
ビニール鹿という名前。ちょっと無機質な呼び方のように感じますが。
奈良公園付近のお土産店で目にしたことがある方も多いと思います。
そう、こちらがビニール鹿です。

ビニール鹿、お散歩鹿、ころころ鹿…
ビニール製の鹿のおもちゃ。ネット上で調べてみたところ、正式な名称はないようです。お散歩鹿と呼ぶ方もいれば、ころころ鹿と呼ぶ方もいるそうで、好きなように呼んでいいみたいですね。私は馴染みのある「ビニール鹿」で本日の記事を書かせてもらいます。
いつ頃に誕生したの?
ところで、いつ頃にビニール鹿は誕生したのか。
この記事を書く前に、私はビニール鹿について知り合いに話したことがありました。そのとき、「そういえば、寅さん第1作目でビニール鹿を見たことがあるなあ…」と知り合いから聞いたのです。
ビニール鹿のことを話して、寅さんの第1作目と結びつくのもおもしろいですが、それだけビニール鹿が印象的だったのかと思いまして、早速調べてみました。
すると、たしかに登場していました。

映像でも確認をしましたが、現在のビニール鹿より背丈があるような気がします。そして、目元や鹿の角もシュッとしているかなと。
「男はつらいよ」第1作目が公開されたのが1969年なので、少なくとも56年前にはビニール鹿が奈良にいたことになります。
この情報をくれた知り合いに感謝。とてもおもしろい発見でした。
どこで作っているの?
こちらもちょっと調べてみますと、大阪府の業者が商品開発をして作り出したそうで、現在は中国で製造されているみたいです。参考にした記事によると、当初は車輪はなかったようで、色も茶色だけだったそうです。そこから何度かリニューアルし、現在のような色展開と車輪つきのビニール鹿になったということです。ビニール鹿に関する情報が少ないゆえ、詳しいことがわからないのですが、これだけ長い間ビニール鹿が店頭に並び続けているのはすごいことだなあと思います。
最近はレトロブームでもあるので、ビニール鹿をいろいろな形で商品展開すると、ビニール鹿に親しみのない人たちにも知ってもらえるのではないかと思います。
外国人観光客は、特にビニール鹿をあまり知らないと思うので、カプセルトイとしてキーホルダーにして売り出す(もう既にあったかも…)のも新たにビニール鹿が広まるきっかけになるかなあと考えました。
さいごに
かわいいビニール鹿。正直、奈良公園付近を歩いていても、あまりコロコロしている人は見かけませんが、歴史あるおもちゃとして、おみやげとして親しまれてきました。昔からつないできたこのビニール鹿。これからも奈良の街をかわいく彩ってほしいなと思います。
おまけ
