発達障害の検査から特性を紐解きたい
自己紹介
初めまして。コメコと申します。
発達障害、精神障害を中心に、哲学じみたことを考えこむことが好きです。
このnoteではそういう考えを言葉に出来たらなと思っています。
なお私は専門家ではなくASD当事者ですので、間違った情報が含まれているとは思います。ご了承ください。
発達障害の検査って?
コメコはWISC-IVとWAIS-IVという検査を受けました。
どちらも知能検査で、よく聞くIQを調べるものです。
WISC-IVは5歳~16歳11ヶ月までの子供を対象とした検査
WAIS-IVは16歳~90歳11ヶ月を対象とした成人用の検査です。
検査を通じて、全検査IQ、言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度を測ることが出来ます。
個人内での能力のばらつきを見ることができ、このばらつきが15以上あると発達障害の疑いありとなることが多いらしいです。
WAIS-IVから特性を紐解いていく
これがコメコの結果で、どれも平均内または平均より高いという結果なので問題がないかのようにも見えます。
ですが先ほど言った能力のばらつき。これが42もあるのです。
こうなると個人の中で出来ること、出来ないことがアンバランスになり、困りごとが出てきます。
言語理解について紐解いていく
コメコの中で一番高い、言語理解
これは、言語情報を聞き言葉の意味や概念を理解、推理を働かせて言葉で表現する力です。
病院の先生が言っていたのですが、女性はここが高く出やすいらしいです。
コメコは言語理解の下位検査である「類似」が特に高く、言語情報をもとに推理する力が強いと言われました。
ここが高いので、noteを書いたり、自分のことを適切に支援者に相談したりするのが得意なのではないか?
とコメコは思っています。
ですが他の能力にくらべ高いがあまり、脳の中にひたすら言葉が溜まり、消化が間に合わないなんてことも起きるのかなと思っています。
知覚推理について紐解いていく
先ほどの言語理解と比べかなり低い結果となった、知覚推理
これは、視覚情報を推理し、新しい場面で柔軟に対応する力や、見たものを再構成したり、イメージを頭の中で描く力です。
コメコは平均的な力はありますが、言語理解にくらべ差が大きく、日常場面では情報処理のバランスが悪くなっていると言われました。
確かにコメコは、新しい場面で柔軟に対応するのはあまり得意としません。
また視覚的情報を元に行動をする代表例、「地図を見ながら歩く」ですが、これ大の苦手です。
地図、本当に分からないんです。どっちが進行方向なのか、スマホの地図ですら毎回悩みます。
ですが、別に方向音痴ではないんですよね。不思議です。
そして、絵を描くことも得意なんです。別名義でですがイラスト関連でも活動して、お仕事も頂くぐらいには得意なんです。
これを医師に相談したとき、それは後天的に努力した結果でしょう。と言われました。
ワーキングメモリーについて紐解いていく
コメコの中で平均的な結果となったワーキングメモリー
これは、口頭での指示を理解する力、読み書き算数などの学習能力や集中力です。
平均的な結果とはなりましたが、かなり面白い検査結果だったらしいです。
下位検査「算数」>「数整列」>「逆唱」>「順唱」の順で高い結果となっており、より複雑なワーキングメモリーを必要とする課題の方ができる結果になったと言われました。
コメコは文脈や意味があった方が効率よくワーキングメモリーを使用できるらしく、確かに推理ゲームなんかでも、数字の羅列の記憶なんかよりは、しっかりと推理した結果の方が覚えてたりします。
単純な労働よりも、複雑な頭を使う労働の方が向いているという事にもつながるのではないか?と考えています。
処理速度について紐解いていく
一番低い結果となった処理速度
これは、単純な視覚情報を素早く正確に処理したり、見分ける力です。
視覚情報を理解した上で目と手の協調を必要とする自身の動作に反映することがポイントとなっているらしいです。
コメコは知覚推理の下位検査である「積み木」では、複雑な課題で試行錯誤が目立つ非効率な方略がみられたらしいです。
これは処理速度の低さと一致した結果と言われました。
コメコは昔から凡ミスが多く、今このnoteを打っているキーボードも、打ち間違いが沢山あります。
正確に処理する力は確かに弱いなと感じることが多々あります。
まとめ
一つ一つの検査結果を噛み砕いていき、紐解いた結果、なんとなくですが、苦手な部分、得意な部分、得意な部分でどう補っていくかなどが分かるのではないでしょうか。
例えば、コメコは言語理解が強みですから、言語情報で情報を整理するといいでしょう。
このnoteも言語情報で整理する一環となっており、noteを始める前と比べ、かなり脳の多動が落ち着いています。
ワーキングメモリーは、文脈や意味があるほど効率よく使えますから、単純労働よりかは、頭脳を使う労働の方が向いていると思います。
これによって就職の時の職選びにも役立ちます。
最後に
発達障害を疑っている方は、これからWAIS-IVを受ける機会あると思います。
受けた後、発達障害と診断された後、発達障害なんだ。できなくて当たり前なんだと思うよりも、少しずつでいいので、得意不得意を紐解いていき、少しでも生きるのが楽になればと思います。
苦手な部分を得意な部分で補う工夫、コメコも考えていきますので、今後もなにか参考になるものがあれば、と思っております。
拙い文章ではあったと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?