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くるりの音楽は透明な水

私はくるりというバンドが好きだ。ハマって数年がたった。くるりの音楽はどんな時でも心にすっと入り優しく広がって、身体にしみわたっていく感じがする。くるりに出会うきっかけとなったいつだかのラジオ、ありがとう。

最近思ったのは、くるりの曲は水みたいだなーということ。
つらいときも楽しい時も普通のなんてことない時も聞きたくなって、何度聞いても飽きない。聴くと身体が潤うような、心が満たされるような感覚がある。

激しいロックの曲もあれば、オシャレでジャジーな曲、民謡みたいな曲、柔らかく切ない曲もある。あらゆる形に変化する姿も水の様だ。(音楽性の幅が半端ない)

不思議とジュースやお酒をいくら飲んでも満たされないもので、そういうときほど水が美味しく感じる。くるりの曲は聴けば聴くほどもっと聴きたくなる。短期的に消費されるだけではない、音楽の心動かす力を感じる。

最近良く聴いているのは「ブレーメン」という曲。
イヤホンで聴いた時も、ライブで音圧を感じた時も、なぜか切ない泣きそうな気持になった。特にアウトロが特徴的で、疾走感と重なり合う音の雰囲気が抜群だ。途中で曲調がガラッと変わり、歌詞に出てくる少年が走り出したかのような、渡り鳥がふわっと風に乗って旋回しているようなイメージが湧いてくる。

周りにファンがいないので、同じ気持ちになっている人はいないのかな?と誰かとこの気持ちを共有したくなり、このノートを書いた。

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