名前のつかない欠陥人間

なんだか気持ちの整理がつかなくて、心臓がドキドキ苦しい。

今私は家から2時間かかる大学へ向かっている。電車の中で涙が出てくる。

なぜなら、ゼミの教授からメールがきて、それを少し読んだからだ。(怖くて全部は読めなかった、保留保留)

私は欠陥人間だ。学生相談室の予約に予定通り行くことも出来ない。
時間はいつもギリギリで、忘れ物は毎日。部屋のどこに何があるかわからない。というか恐ろしいことに置いた瞬間を覚えていない。鍵も、お財布も、PASMOも、大切な人から貰ったプレゼントでさえすぐ失くす。ものを大切にできない、以前にそれらがどこにあるか分からず、すぐガラクタにしてしまうのだ。

友人との約束をすぐ忘れたり、何故か思い込みが激しくて決めつけてミスしたり。

『考えたらふつうわかるでしょ?』

何度こう言われたかわからない。そうなんだよ、考えたら普通わかるんだよ。いつも簡単な事柄は30秒~1分、複雑なことは1時間後に気づいたりする。(もちろん永遠に気づかないことも)

上記のセリフは、イコール私が普通じゃないって言われてるということだ。言ってる向こうは悪くないし、『普通』なのだから、こちらが変な人、察しの悪い人なのは当然だ。相手が悪いとかではない。

この思考は正しいと思う。しかし、この考えが正しいということは、私が『普通』じゃなくて、出来ていない私がポンコツで悪いということなのだ。

1度こう思うと厄介だ。何度も何度も何度も言われ続けている悪魔の言葉が私を叩く。

だからお前はダメなんだ、だから私は迷惑をかけるんだ。

私の場合は精神的な自己虐待?(というのかな、詳しくないけれど)が小さい頃から普通だった。なぜなら怒られることが多すぎるからだ。ぼーっとしていたり、ミスして怒られる度に怒られる恐怖が蓄積されて、少し注意されただけで泣きたくなったり1日忘れられなかったりする。おもえば、そんな状態は幼稚園、小学生、中学生、高校生大学生の今も続いていたんだなと最近気づいた。

バイトでミスすると死にたくなる、というのがほんとに死にたくなるほど辛いのだから、私はメンタル弱い変な人だと見られる(事実そうだけど笑)

仕事を始めて、いかにも真面目そうで愛想がいいから、第一印象は最高。

第一印象が良いと、仕事が出来なかった時の失望ぶりがすごいのはお察しの通り想定内。不良が猫拾った理論の逆だ!周りに迷惑かけてる不良が猫拾ったくらいで良い奴なわけないやろ、と思うのは私だけ?(最後までちゃんと飼うんだぞ)

就活の面接だと、大体騙せる。なぜなら、ある程度模範解答を用意してたり、複雑でない会話を愛想良くすることは出来るからだ。(もちろん緊張はすごいけれど)

論理的思考が皆無なのでディスカッションとかはオワッていた(繰り返す、オワッていた。)
ファシリテーターはこの世で1番向いていないものだ。全体を調整しながら段取りを組み、時間通りにコミュニケーションを促進する。この難しさたるや、やってる人は大尊敬。苦手なものが揃いに揃って大変だ。

なんかここで愚痴ってたら、ほんの少しすっきりしてきた。やっぱ人と話すと誤解が生じたり、余計なことを言ってギクシャクしたり、自分のダメさを痛感したりするけれど、文章ってそういう時にいいのかもしれない。

私は卒論をギリギリまで書か留年するかもしれないという鬼がけっぷちにあるのだが、とりあえ大学のキャリアセンター、学生相談室にできる限りのことを相談して何とか毎日を過ごしている。卒論に関しては今どうにもならない事だけれど、生きてればいいことがあるかもしれないと思って過ごすしかない。

今日はこないだ行った心理検査の結果を聞きに行く。自分が欠陥人間でも、病院に行くことの出来る欠陥人間でも、ゆっくり自分と向き合うしかないんだなあ。

もし、私のように長い間自分のポンコツ加減に苦しんでいる人がいたら、とにかく公的なカウンセリングや相談ができる場所に話して見てほしい。

私情だから請け負ってくれないだろう、冷たくされるかもしれないという気持ちも湧くだろう。

でも、そういうところにいくつか連絡すれば、必要な場所に繋げてくれるかもしれない。自分を認めてくれるような空間に出会えるかもしれない、今ならそう思える。

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