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【俺屍プレイ記#39.5】戦神 米神紅月伝

描きたかった話が長くてどこにも入れられなかったので、奈良君の逝去回後に挟んでみました。時間軸は1022年7月、奈良君が留守番で生後0か月の壮君を訓練してるときです。(※プレイ記#39






海老名ちゃんと奈良君は主従関係だし、もうお互い親にもなっていますが、それでも妹と兄の関係は変わりません。歳をとっても仲良しです。彼の娘の綱手ちゃんの手前、そして皆を導く当主らしくある為に甘えるのは控えていそうですが、それはそれとして心境は複雑なのかもしれません。

ちなみに昆之助くんにとって奈良君は、2代目当主・のり丸君の話が出来る唯一の相手だったりします。というか山越え前の話はタブーになっているので、思い出を語れるのはとても楽しかったことでしょう。


奈良君は上の世代の大江山越えメンバーからも、下の世代の海老名ちゃんたちからも一歩引いているイメージがありました。プレイヤー目線で言えばどちらにも所属していない、次世代へ繋ぐという役割だけを課された子です。

山越え直後に生まれ、母親の辛い遺言を受けた奈良君がどんな遺言を残すのか……プレイ当時はとてもドキドキしたのを覚えています。そんな彼は恨みを吐くでもなく、過去を嘆くでもなく、ただただ下の子たちを愛おしむ言葉を残してくれました。

「できるならおまえたちより長生きして、一生を見届けたかったナ」

役割なんて関係ありません。穏やかで真っ直ぐな深い愛情をもっている彼がとても大好きでした。



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