さきいかベリアルヴァンデモン
キャタピラコメダと申します。趣味とお仕事の狭間で毎日エッセイ日記を書いています。くだらない文を、くだらねぇと笑ってもらえれば
子供の頃のトラウマと、最近のゲームコンテンツって消費早すぎるって話
デジモン ディースキャナ
幼い頃、デジモンが好きだった。ルールもわからないのにカードを集めていた。デジモンは初代があまりにも有名だが正直世代ではない。自分の世代としては『デジモンフロンティア』という作品がドンピシャだった
デジモンを語る上で外せない要素が液晶玩具だろう。
最も有名な液晶玩具は勿論たまごっちだが、同社(バンダイ)がアニメと連動して商品展開していたデジモンの液晶玩具はかなりの人気を博していた。
調べてみるだけでも面白いので下記公式サイトをぜひ見ていただきたい
幼い私は当時放送していたデジモンフロンティアの対応玩具『ディースキャナ』が欲しくてしょうがなかった。だから正月という子供だけに許されたおねだりフィーバータイムを狙った
当時は毎年爺さんとその弟が年末年始飲んだくれていて、それを婆ちゃんと母が白い目で見ているというのが我が家の定番だった。そんなデロデロの爺さん共に多めのお年玉をねだって『ディースキャナ』を手に入れた
ディースキャナとはどこにでもあるバーコードを読み取ることでアイテムが入手出来たり、敵デジモンが登場して自分が育てたデジモンと戦わせたりすることができるのだ。
私はワクワクを抑えきれず半ば外箱を破り捨てるようにディースキャナの電源を入れ、自分だけのデジモンが二コマくらいのアクションでカクカクと動く姿に感動したことを覚えている。
よっしゃ初陣だ!! アイテム何が出るかな?
と、なんでもいいからとバーコードを探して、酔っ払って寝ている爺さん共の手元から肴のさきいかをかっぱらい、スキャン!!した
ベリアルヴァンデモンが現れた
前作アニメ『デジモン02』のラスボスである
敵側の幹部を拷問したうえに惨殺して主人公たちの戦意を折るという滅茶苦茶なトラウマメーカーだ
初手王手。アリアハンの隣の掘っ立て小屋にシドーがいた
後にさきいかの空袋が友人の間で貸し出される珍事が起きる
エンドコンテンツが開封直後に酒の肴から飛び出したことで速攻飽きてしまった。ゴールテープがスタート直後に見えてしまうのは、人の意欲を大きく削ぐ。
人生で最も早く飽きてしまったゲームだ
ゲームコンテンツの消費早くね?
勝手に「メーカーさん大変だろうなぁ」と思っている。期待の新作は発売の次の日にはレビューみたいなもんが大量に出ていて、なんとなくそのゲームの一般的な評価が定まってしまう。定期的なアプデやDLCで展開していく、最近で言えばモンハンライズのような作品でも、何か月かに一回の気合の入ったアプデが一日で踏破されて、早く次くれ状態は終わらない。
決してゲームのボリュームが減っているわけではなく、むしろ遊びきれないくらいに膨れ上がっていてそれはとても好ましいことだと思う。ここ十数年でゲームは滅茶苦茶コスパの良い趣味になった。
面白い作品が山ほど出てくるからこそ、全部をプレイすることはできないから、正直「評判が出揃ってから購入を検討する」が一番賢い楽しみ方になってくる。そうなると初動の数字は低めに出るだろうし、ごまかしも聞かない。メーカーからすればかなり厳しいだろうなとしろうとが勝手に心配してしまう。
消費者側からしたら良い事なのかもしれないが、「もうちょっと48点のゲームに騙されていこうぜ!」とも思う。人身御供とはいかないまでも、steamの「賛否両論」くらいは許容していこう。
そんな私はポケモンのダイパリメイクを様子見した。後悔はない。ゴメン。