失敗から学ぶ学級へ〜成長マインドセットを身につける学級システムを考える〜

子どもたちは学校に通って来て、毎日学習をします。

その時に、僕達先生は、できるだけ失敗しないように、成功体験を積むことができるように支援をすることが多いです。

でも、本当にそれでいいのでしょうか。
社会に出れば成功ばかりなんてありえない。


うまく行かなくて落ち込んで、その失敗から考えて、自分を成長させていく

それこそが大切なはずです。

失敗の価値を僕自身感じているか

「失敗」の価値を感じてほしいし、そこから学んで欲しい。


でも、そんなに失敗から学ぶって簡単じゃないんです。

失敗を繰り返して自信を失ってしまっている子もいる。
失敗したのは僕のせいだと思われたくない。

いろいろな感情を伴って、なかなか子どもたちと失敗に向き合えない毎日です。

そんなときであったのが「失敗の科学」

失敗の科学では、

・失敗を認めることの難しさ
・成長は失敗なくしてはありえない

このことをたくさんのエピソードやエビデンスをもとに語られています。

この本を読んで、僕自身の失敗観が更新されました。

失敗に向き合うために必要なのは何より僕自身が

「失敗」の難しさ理解し、「失敗」の価値を認識しているか。

まずは、先生自身のあり方が重要です。

学級のシステムを作る

その上で、学級としてどのようなシステムを作っていけばいいか。

僕は、

テストの機会をたくさん作る

ことが大切であると思っています。

テストをすると当然間違えがあります。
満足いくこともあれば、落ち込んでしまうこともあります。
自分の学習を「点数」という客観的な指標が価値づけてくれます。
失敗に向き合えることもあれば向き合えないこともあります。

そんな経験をたくさんする機会を作ることが重要だと思うのです。

成長マインドセットを持つために

成長マインドセットとは、
「人の能力は努力によって成長する」
という考え方です」。

反対に、固定的マインドセットとは
「能力はもともと決められたもので努力しても変わらない」
という考え方です。
やり直しの機械や時間が確保できること。

子どもたちには、成長マインドセットを身に着けてほしい。

そのためには、たくさんテストを受ける機会を作ると同時に

「何度もテストをやり直すことができるシステム」が重要になります。

「学習のプロセス」に注目させたいからこそ、学習のプロセスを振り返り、学習のプロセスを改善する。

それが結果につながることがわかれば、結果は(能力は)努力によって成長できる、と感じることにつながるはずです。

失敗の価値を語ること、そしてそれをシステムとして機能させること。

この両面からアプローチすることが重要であると感じました。

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