学校教育目標が大切!〜ICTの主任をしてみて〜
昨年、GIGAスクール構想で一人に一台タブレット端末が配られました。
そこで今年度、ICT教育部が立ち上がり、その主任として活動をしました。
1年間活動をして、今思っていることは、
「学校教育目標が共有されていないと無理!」
ってことです。
学校教育目標って、教師になって10年間、意識したことがありませんでした。
なんなら、本校の学校教育目標を言えない人も多いと思います。
そんな僕が、どうして学校教育目標が大切だと思うようになったのか、1年間を振り返りたいと思います。
ICT教育部の仕事って!?
今年度した仕事を以下に示したいと思います。
・端末の整備、管理
・授業でのタブレット端末の活用を推進
・校内のタブレット端末使用のルールづくり
・情報モラル教育の推進
・校務の情報化に向けての取り組み
・ICTサポーターとの連携
細かく言っていけばまだまだあると思いますが、主だったものはこんなところです。
ICTの教育部だけではおさまらない!
それでは、これらの仕事はICT教育部だけで完結するのでしょうか。
例えば、「授業でのタブレット端末の使用」に関しては、研修部と協力します。
また、「ルールづくり」では、生徒指導部。
そこに、子どもたちの参画を考えるなら特別活動部。
「情報モラル教育」は人権推進部。
などなど、ICT教育部だけで完結する仕事はほとんどありません。
その時どうするか・・
いろいろな部と関わっていると、それぞれの部が大切にしていることや担当の人の思いと僕の考えがぶつかることもあります。
なかなか話し合いも進みません。
個人的な思いや考えをぶつけ合っているだけでは、話し合いは平行線です。
そんな時によりどころのなるのは何か。
そう、「学校教育目標」です。
学校教育目標のめざす、子どもたちの姿を根拠に話し合っていくことが求められていると思います。
今からでもまずすべきこと
そのような中で、まずすべきは「学校教育目標」について話し合うことです。
「学校教育目標」の解像度は高くないはずです。
例えば、「自分から学ぶ」という言葉が学校教育目標に会った場合、具体的にどのような子どもの姿をイメージするでしょうか。
きっと、一人一人抱いているイメージは違っているはずです。
だから、まずは学校教育目標の言葉を、子どもたちの具体的な姿に落とし込むこと。
そしてその姿をみんなで共有すること。
ここから始めないといけないと思います。
たんなる飾りではない学校教育目標を。
今こそ、学校全体で取り組んでいくためにも「学校教育目標」を大切にしたいなと思います。