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-正解なんてないストーリー- 劇場版『i☆Ris the Movie - Full Energy!! -』感想
どうもこんにちは、コメスです。
久々にブログでアニメ感想を書いてみたくなり、noteへ登録しました。
特報
2022年11月7日に開催された声優アイドルユニット・i☆Ris結成10周年記念『i☆Ris 10th Anniversary Live~a Live~』にて発表されたアニメ映画。
本発表を受けて当初は「映画化で、しかもアニメってどういうこと?」と自分ならず多くの方が思ったことでしょう。
その時は流れのままに、ライブ終演後に発売開始された5枚綴り前売り券を買っておきました(KING OF PRISMで見たやつだ…!)
そこから時が経つのは早いもので、ついに公開日2024年5月17日を迎えたのでした。
プリティーシリーズからi☆Risへ
感想に入る前に横道に逸れて、僕のi☆Ris遍歴について少し話させてください。
僕がi☆Risというグループを初めて知ったのは『プリティーリズム・レインボーライブ』の3クール目から、メンバー全員の顔と名前が一致したのは翌年『プリパラ』に入ってからです。
そこからはプリパラ関連の色々なライブ・イベントを通してi☆Risを現地でも見る機会が自然に増えました。
でも当時はプリパラのキャラクターとi☆Risメンバーをどこかで重ねてたんだな…
その頃も緩やかにファンを自覚してましたが、プリパラ放送期間中の作品を掲げない大きなイベント参加は2016年武道館ライブとツアー2公演程だったと記憶しています。
やがてプリパラが放送終了し、次作の『キラッとプリ☆チャン』でもそれぞれ魅力的な役を演じているものの、僕の中で「6人が並ぶ姿を客席からもっと見てみたい!」という思いが急速に芽生え、、、イベント参加率が徐々に増えキャラクターにも負けない彼女たち自身が持つポテンシャルに魅了され今に至ります。
二次元になったi☆Risちゃん
キャラクタービジュアルについて。
発表画を見た時から、イメージとほぼ一致するi☆Risちゃんのデザインに頷き顔していました。
イメージカラーのグラデーションを髪に加えながらも一目でそれぞれの名前に変換できるビジュアル。(脳内補正はあるにせよ)
応援してる声優が二次元化することってそれ程機会ないと思うのですが、その壁を余裕でクリアした5STAR☆
では感じたことを一人一言ずつ触れていきましょう。
山北早紀
面白リーダーであり乙女。トレードマークのポニテや緑の王国・北海道や加湿器、ストロング...を絡めたキャラ付けはメンバーで最も解像度高いかも。加えて「さきさまんてん!」「さきさまうんてーん!」という新ネタも披露する現役の意欲っぷり。
もしや、おめかししてあげてたピンクリスってあの有名ピンク色キャラが好きな事にちなんでたりする?芹澤優
劇中でも「セリコ is No.1!」を地で行く推し。マーメイドセリコのビジュが強い。さすが前世・人魚なだけある。あとは事が一段落した辺りで島の猫さん達からも愛されキャラになる時間がもう少しあれば完璧だった。そして、優ちゃんが山さんの首の異変に気付きにリボン巻くとこ...観るたびいっつも涙出る……60分アニメ中のごく短いシーンでありながら10年間のお互いの関係性が垣間見える、きっと本作でしか成せない演出だろう。茜屋日海夏
冒頭の楽屋シーンから一体どうしたwwwwってテンションで開いた顎が戻らない。ひみちゃんねる頻繁に観ていればこういう面もあるのか?ツインテは珍しい印象だったけど変人ぶりと相まって良い感じにとびきり跳ねたスーパーひみたすに仕上がってた。久保田未夢
ついに映像が付いたわんわんおーこくのお姫様。お馴染みの挨拶後の一瞬冷静なお顔は何?5億回とか5万年とかオタク特有のデカ単位をセリフで使う。「歌ってみない?」とアキナスになった世界で最初に提案するのがみゆたんなの、i☆Risモード中の真剣さがここでも出ててなんか納得。若井友希
唯一プリティーで各人が演じたキャラ風パロディにならなくてもギター歌唱はどう聴いても緑川さら。こんな織田信長に天下統べてもらいたい。「Cheer up」パートでの岐阜弁講座は最高やお。あと辛かった経験回想で「つらそう...」とは思いつつ黄色さんが見切れているのを見逃さなかった。
愛 for you!
最後に物語終盤と主題歌「愛 for you!」について語って閉じたいと思います。
リスリスランドから元の世界に戻ってきた5人はi☆Risコールを響かせながら待ちわびるファンの元へと向かいます。ライブ開始と同時にアニメ→実写映像に切り替わる演出は、前述したレインボーライブ実写ED「§Rainbow」を思い起こさせました。
だけど、その頃と大きく違うのは『なんにでもなれる世界』でi☆Risになることを選んだ彼女たちということ。
そして彼女たちを囲む沢山のオタク。
個々人で抱えてるだろう迷い葛藤はその歌詞からも感じ取れるものの、青春をアイドルとして生きてきた5人から放たれる輝き。
だけど キミの自慢のアイドルになっていたい
だってさ ワタシの自慢のオタクになってほしい
挿入歌「希望の花を」の歌詞にもある『誰も結末知らない物語』を追って、もう少し、あと少しだけ 一緒に夢を見に行きたくなったオタクがここにもいる。
今後もぴあアリーナMMライブでの最大規模周年ライブなど参加したい現場は尽きないのですが、まずはまだまだ余ってる前売り券を使い切るために、本作の上映期間と回数をもっと増やしてほしい...!と切実に願っています。