装置を入れる前に知っておきたい事
★ ざっくりと「矯正≒ 家のリノベーション」と例えてみましょう。
リノベーション前には詳しい調査、平面図、立面図等が必要です。
歯科矯正を始める前にも、矯正用レントゲン写真(セファロレントゲン写真、CT写真)や歯型を採って、よく調べ、お顔全体の骨格の特徴や問題点を診断する必要があります。
まずはセファロ分析(検査)が必要です
大きなリフォームの際に「平面図」が必要なように、矯正にはセファロ分析が必要です。
こむら小児歯科・矯正歯科では、まずは上の写真のようなセファロレントゲン写真を撮影、分析、診断し、治療計画を立て、問題点を明確にご説明してから矯正を開始しています。
「お子様や保護者様が気になっている問題点」だけでなく「検査して初めてわかる問題点」の両方をピックアップする事が必須です。
下の写真のようなパノラマレントゲンだけでは、すべての問題点はわかりません。
★ 通常、大規模なリノベーションだと費用は高額になり、簡単なリフォームなら費用が安くなると思います。
当歯科でも、受け口のケースのように18歳以上まで治療が続く方の場合は、費用は高くなりますが、簡単なケースであれば、装置が少なく期間も短くなり、総費用は少なくてすみます。
診断後に装置の種類が決まります
★セファロ分析、診断し、「歯並びと咬み合わせを改善するためにどういう治療が必要か?」を決定します。
写真のような各種の裏側矯正装置(パラタルバー、ペンデュラム、急速拡大装置、クアドヘリックス、バイオネーター、ムーシールド、咬合挙上板 、側方拡大装置、マイオブレース、プレオルソ、EFLine、)を症状や状況に応じて使い分けます。
現時点で日本の矯正の専門家の多くはマウスピース矯正に否定的です▶、
しかし、当院では、マイオブレース、プレオルソ、インビザラインといったマウスピース矯正で前期矯正を行うケースが増えました。
ただし、インビザライン・システムは設計の自由度が高く性能が非常に高いので、設計する歯科医の能力や技術により治療結果が大きく違います。