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矯正の開始時期について

7〜10歳くらいにご相談ください


15〜18歳で初めて来院される方の多くが「10歳くらいまでに矯正を開始していたら・・・」と感じるケースです。

矯正の開始年令が上がれば上がるほど歯を抜いたり削ったりせずに矯正することは難しくなり、後戻りしやすくなる傾向があるように感じています。

しかし、就学前から矯正を始めるのも必ずしも良いとは言えません。

★実際のところ、こむら小児歯科・矯正歯科では、就学前からの矯正開始や高校生まで矯正を保留はほとんどありません。

①簡単なケースでは、10歳頃から、そしてやや難しいケースでは7歳くらいから、難しいケースは5歳位から矯正を開始する事で、多くの患者様の小臼歯を抜くことなく矯正してきました。

②しかし、あごの幅が充分にあるのに抜歯が必要なケースでは、 一番奥の大きな奥歯(第二大臼歯)が生えてきて(12歳頃 写真の女子くらい)から矯正を開始する場合もあります。

このように矯正治療の内容は、個人差が非常に大きく兄弟でも大きく異なる場合が多いです。


まずは検査を行い、将来を見すえた診断を受け、最適なタイミングに適切な矯正を行う事が大切です。

矯正の診療日は月火水金土日です。ご予約はこちらから0120-55-8249



親知らずは抜かないとダメです


★親知らずは、生えてくる時に強い力で前の歯を押すため、「ドミノ倒し」が起こって 咬み合わせを悪くします。ですから矯正の完全な終了は、すべての親知らずを抜き終わった後に 達成されます。矯正の途中で、親知らずを抜かないといけない場合も多いです。

現代では、もともと歯ならびの良い方でも親知らずを抜歯しないといけないケースが多いわけです。スペースが少なくて矯正する方の場合は、より親知らずを抜く必要性が高いです。

低年齢から矯正しても抜歯が必要になることもあります


★最近はワイヤー抜歯治療をご経験された保護者様が多く、「私も子どもの頃から矯正していたら小臼歯を抜かずに矯正できたのですか?」と聞かれることもあります。


インビザライン矯正が主流になった現代、そういうケースが増えたのは事実です。

しかし、例外もあります。

たとえば、歯が極めて大きいケースでは、小さい頃からあごを広げたとしても、最終的には、抜歯矯正をしないと歯は並ばないこともあります。


受け口は早めに改善

★受け口のままで放置すると、咬む力によって、上図のように下の前歯を介して下顎の成長を助長する方向に力がかかります。

これが「受け口は早期に矯正した方が良い」と言われる理由です。5歳くらいからの改善が必要な場合もあります。

しかし、下顎の成長が非常に大きいケースでは 上顎の拡大と前方への牽引だけでは改善できないので、成長終了後に外科矯正が必要になる場合があります。


受け口の治療は18歳以降まで必要なケースが多いので、定額制の矯正歯科の方が総費用が安くなります。ですから、最近は受け口のケースの矯正はほとんどお引き受けしていません。


カモフラージュ治療とは

★骨格の不調和を抜歯矯正のみで直す治療をカモフラージュ治療と言います。カモフラージュ治療は、骨格的不調和を目立たなくする矯正ですから、仕上がりとしては上の図の上のように妥協的になります。骨格そのものを治そうとすると、上の図の下のような外科矯正治療が必要になります。


矯正後に下の前歯がガタガタしやすい理由

★口を動かさずに生活するのであれば、歯並びは安定しますし、保定装置も不要でしょう。

しかし、現実には、私達はほぼ一日中口を動かしています。下顎が左右に動く度に、下顎の犬歯には内向きへの力がかかります。その力により、犬歯に近い下の前歯がガタガタになろうとします。

ですから、下の前歯のガタガタを防ぐためには保定が欠かせません。


埋伏歯は引っ張っても出ない場合がありました


★ まれに、埋まっている歯を引っ張っても出てこない事があります。私は勤務先で2例、当院では1例経験しています。詳しくはこちら▶


成長を促せば、骨はある程度までは長くなります

★適切な矯正装置を使うことで小さめの下顎を大きくできるでしょうか?


詳しくはこちら▶


上の7番目の歯を抜いても大丈夫です!

★上の7番目の歯?矯正のために大きな歯を抜いても大丈夫なんでしょうか?


詳しくはこちら ▶



上の顎だけに器具をつけてもうまく噛めない場合が多いです


★上だけの装置や下だけの矯正装置で治ることは多いでしょうか?詳しくはこちら▶


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