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人のムスコをバカにしたら、泌尿器科に行くハメになった話

 みなさんは言葉の力って信じますか?
 いわゆる言霊というヤツですね。私は信じてないわけではない。けど、そんなことはないだろ。って思ってました。

 あんな目に会うまでは。

 先日、会社で休んだ後輩が膀胱炎を患ったという話題になりました。それを聞いて、「どうせ汚い手でムスコいじったから、膀胱炎になったんじゃねぇの?」とバカにしたんですよね。
 その時はただの笑い話だったのですがね・・・。

 異変は翌日になって起きました。なんか「ムスコ」が痛い。痛すぎて、板垣退助になりそう。なんていう冗談を言えたのは最初のうちでした。
 当方の「ムスコ」は必要にならない限り、天然のカバーを装着しています。そのカバーが切れたのか、何なのか、腫れてるんですよね。マジで痛い。
 排尿痛はないんですけど、四六時中カバーがムズムズするんですよね。
 大事な、大事な「ムスコ」が使い物にならなくなるのは困る。致し方なく病院行きを決意しました。
 「ムスコ」本体が痛いというよりは、カバーが痛い。さて、泌尿器科か皮膚科どちらにかかるべきなのか悩みました。。。まぁ、本体にかかわるから泌尿器科と判断。
 近隣の泌尿器科をググったところ、世界のGoogle基準で星3.5の病院がヒットしました。そこそこの評価だし、まあいいかとそこに行くことにしました。
 だがしかし、その日は日曜日。休診日だったので、翌日に出直すことに。

 翌日、診療開始の10分前に病院に到着。朝イチ診察を受けられると期待していました。しかし入口には、爺婆爺爺婆爺婆と歌に出来そうな、長い列が成立していました。
 私には泌尿器科って性病の人が行くところ、という(かなりの)偏見がありました(全国の泌尿器科医院のみなさんごめんなさい)。実際にはハル◯ケアにお世話になるタイプのみなさんが多くいらっしゃいました。
 列に相反して受付はすぐできました。初診の問診票に目を通すと、質問内容がざっくり「性病」or「ムスコのトラブル」or「ハル◯ケア」でした。やっぱりね〜と思いながら、記入を済ませました。

 呼ばれるまでの間、本を読みながら待っていました。ちょうど俺妹のあやせルートが佳境に入ったところで、口元をだらしなくしながら読んでいました。マスクしてなかったら、変人確定の光景ですが。
 30分ほど経過して、診察の順番が回ってこないことにやきもきしていました。ふと、まわりを見渡すと、見覚えのある人影を見つけました。
 いや・・・まさか・・・。
 そう、件の「膀胱炎になった後輩」がそこにいたのです。そりゃ泌尿器科の疾病だもん。居て当然だけど・・・。
 思わず声をかけました。後輩には「え、何してるんですか」という顔をされました。後輩に経緯として、後輩の「ムスコ」をバカにしたら自分の「ムスコ」が使い物にならなくなった話をしました。
 めっちゃ笑われましたけど。
 一方で後輩は高熱が出た。数日間ロクな飯を食ってない。回復してきたのでマトモな食事をしたい。という話を聞きました。そこで私は、お気に入りのラーメン屋に後輩を連れていくことにしました。

 名付けて「泌尿器科オフ会」

 オンラインでの後輩の事は何も知らないんですけどね。。。

 肝心の診察はそこからさらに30分待ちました。呼ばれたので恐る恐る入室。指示通りに診察台の上にズボンを脱いで仰向けに寝ました。先生(男)にビニール手袋越しとはいえ、直接「ムスコ」を触られました。最悪。
 菌が入ったから腫れてるという事で、軟膏を処方してもらい終了しました。今は快方に向かっています。

 その後、後輩をラーメン屋に連れて行きました。後輩は気に入ってもらい、オフ会は終了しました。

〜後日談〜
 職場で後輩とセットで「同じ泌尿器科仲間」というユニットを組むことになりました(汗

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