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メンヘラ転活日記 2023.8.30 悪口をいう技術

中小ブラック企業から、わりとホワイト(だと思う)大企業に転職した洗礼かな。みんなが世間話代わりにつぶやく悪口との付き合い方に悩んでいます。

悩んでも上手くなるものではないので、苦手だなあと思いながらうまく流すしかないんですが。

入社して数か月の私に、
会社の体制・組織のずさんさを訴える人が多いな、とちょっとした違和感から始まって。

そろそろ自分がライターだったことなんかが広まって、ウェイトのある仕事もするようになってきたのですが…

大企業だからなのか?

悪口をうまく言う

ことを大事にしてる?人が多い。

〆切が守れなかった言い訳や、人間関係の構築、仲間意識、自分の存在意義のアピール…耳に入って来る悪口の背景にいろいろな思惑がある…

ただの愚痴ではなく、何らかの思惑が乗ってるせいで悪口が重い…

冷静に考えてみると、たぶん、悪口を言うことでしか自分が認められていると感じられない環境が問題なのだろうとは思う。自分の努力が認められ、何らかの形で称賛される機会が多ければ…もしくは、努力をする時間がきちんと与えられていて心身ともに熱中できるやりがいを感じられれば…悪口を言うこと以外で自分の力や仕事を発揮できるのかも。

自分自身のアイデンティティを発揮しながら、やりがいを感じる仕事が出来る機会をもらえていた前職の環境は、そういう側面から見れば非常に幸運だったなと思います。

大きな企業の中で「自分の代わりはいくらでもいる」と思いながら働いていれば、
組織に対する抗議とか、
自分の仕事や結果に対する補足とか、
共感や仲間意識とか。
そういうものを悪口でアピールしたくなる気持ちもわかります。言いますよ。他に発散できるものや熱中できることがないとそうなってしまう時期って、たぶん誰にでもありますよね。

それに対して、
「え~大変ですね。そうなんですね」
「私もそう思います!」
「そんなのひどい。あなたは正しい」
そんな風に反応出来ればいいんですが、なかなかこれが難しい。

まだ入社して2ヶ月。
組織のことも、なんなら社内の備品の在り処さえ分からない私が下手なこと言っても逆に困りますよねみなさん…見当違いな反応して逆に私が的にされても怖いですし……

中小ブラック企業に勤めている時には、それぞれの関係が深くて悪口を言うこと自体がタブーな感覚がありました。誰が悪口を言っていた、って簡単に広まるのもあって。そもそも、本当に良い人が集まっていたという幸運もあり。

それと…悪口を言っても解決しないという意識がはっきりあったんですよね。

なんというか。
「いや、言っても仕方ない。ここに私たちしかいないんだから」
っていう少人数だからこその自意識があった気がします。全部終わったあと、笑いながら愚痴は言いましたけどね。

少人数、それも業務が回る最少人数で動いている組織って、遅かれ早かれ全員がそれぞれの自意識・自分軸を持って仕事に向き合っています。
(それが崩れてくると少人数の上に業務量が偏って、良い人材から潰れていくのでブラック企業は結果的にダメになるんですけどね!)

大企業だと、いやがおうにも自分の代わりがいる感覚があります。

それを持たせない大企業はすごいです。
1人1人にやりがいを感じさせ、企業側がスタッフ1人1人を大事にしていることが伝わって、スタッフ1人1人もまたその企業に応えたいと思う。結果的に1人1人の力が最大限発揮されて利益として実を結ぶ。すごい…いつか、そんな環境に身を置いてみたいな。

組織っておもしろいなあ。

今はまだぺーぺーの立場で責任はなく、なんとなく先輩たちが私を見守ってくださっている後輩の立場だから耐えられているので。
数年この企業で仕事をしていたら、私もちょっとした悪口を言う事が日常になっていくのでしょうか。それはそれで、疲れそうです。

明日も悪口の波にのまれないように。
大きな船の中で、自分の小さな世界を守って、やるべきことを、やっていこう。


再来週は、前職の仲良しスタッフたちとごはんだ✨

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