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富士見高等学校さん 探究学習の活動に「こまった課?」を取り入れていただきました!
こんにちは。「こまった課? プロジェクト室」です。この度、学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校さんの探究学習の活動の一環として、こまった課?のプレイ体験を取り入れていただきました。今回は、8名の高校1年生が参加して行われたプレイ体験の活動の様子をご紹介します!
▶︎ 学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校
富士見中学校高等学校さんは、東京都練馬区にある中学高校一貫の女子校です。「自分と向き合う力」「人と向き合う力」「課題と向き合う力」等から成る、社会に貢献できる自立した女性としての「17の力」を掲げ、その力を6年間かけて育むことを目的として、中学校1年生から高校3年生までの6年間で、段階的な探究学習のプログラムを設計されています。
そのなかで高校1年生は、SDGsを通して世界には様々な問題や課題があることを知り、自分に何ができるかを考え始めるために、SDGsをテーマに探究活動を行うそうです。
高校1年生の1学期は、SDGsについての講演を聴いたり、チームにわかれてそれぞれにSDGsの17の目標のなかからテーマを選び、そのテーマについて知るためのチーム活動を学校の内外で行っています。
▶︎ SDGs 17の目標とは?
今回こまった課?のプレイ体験に参加してくれたのは、SDGsの17の目標のなかの「目標3:すべての人に健康と福祉を」と「目標10:人や国の不平等をなくそう」をテーマとして選んだ、2チーム・8名の生徒さんたちです。
先生たちが「こまった課?」を体験
生徒さんたちの体験に先駆けて「SDGs探究」を行う高校1年生を担当する先生方を中心に13名の教職員の皆さんが、こまった課?のプレイを体験してくださいました。
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「SDGs探究」について、先生方からお話しをうかがったときに「生徒たちに、課題を知るためには現場を大事にしようと話している。学校外に出て、学校外の人と話せる経験をつくりたい」「障害や共生に興味を持っている生徒もいるけれど、とっかかりを自分たちで探すのが大変」「SDGs探究で『目標3:すべての人に健康と福祉を』を選んだ生徒たちからは、課題はあるけれどどう関わったらいいかわからない、何をしたらいいかわからないという声もある」ということを聴かせていただきました。
今回「目に見えない障害を“ちょっと知ってる状態にする”」をコンセプトとするこまった課?のプレイ体験を体験することが、これからのSDGs探究を進めていく1つのきっかけになればと考え、活動の1つとして取り入れてくださることになりました。
学校外での体験を探究を進めるきっかけに
プレイ体験には、こまった課?を共同で企画・開発・制作した社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会から7名の職員さん、株式会社デジタル・アド・サービスから2名の社員が、ファシリテーターとして参加し、生徒さんたちの体験をサポートしました。
▶︎ こまった課?の開発ストーリーもぜひご覧ください!
ファシリテーター
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今回の体験の会場は、富士見中学校高等学校さんから歩いて10分ちょっとのところにある社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会が運営する事業所 貫井福祉園・貫井福祉工房。同じ建物のなかで、生活介護(貫井福祉園)と就労移行支援(貫井福祉工房)の主に2つの事業を行なっています。
こまった課?のプレイ体験の後には、貫井福祉園・貫井福祉工房の職員さんの案内による施設見学も。利用者さんや職員さんがどんな様子で過ごしているのかも実際に見てもらいました。
プレイ体験の様子
こまった課?の特徴は、プレイすることを楽しんだり、プレイヤーどうしのコミュニケーションを楽しんだりする体験のながで、目に見えない障害のこと、社会のなかにあるハードルのこと、いろいろな人たちがまちで楽しく暮らせるアイデアなどを自然と考えられること。
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❶パート1:特性を見つける
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はじめてのゲームも興味をもって積極的に参加してくださいました。
❷パート2:楽しく暮らせるアイデアを考える
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「いいアイデアを考えるのが難しい・・・」という声が聞こえてきます。
東京都手をつなぐ育成会の職員さんから実体験を交えたアドバイスも。
❸プレイ体験のふりかえり
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⽬に⾒えない障害についてのイメージの変化などをシェアしました。
「見えていなかったこと」に気がつくこと
参加した皆さんには、今後のより充実したSDGs探究の活動につなげていけるように、今⽇の体験をふりかえり、気づきを記録する「ふりかえりシート」を事後のワークとして書いてもらいました。
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ふりかえりの内容を少し紹介させていただきます!
見た目ではわからない「目に見えない障害」だからこそ全然知らなかった。今回で色々な障害があることに気づかされた。見えているものが全てではない。「目に見えない障害」を持っている方々にもより暮らしやすい社会をつくるには、多様な人たちがいるということを理解する必要があると思う。
周りから気づいてもらえないことで、辛い思いをしていたり、困っているんだと知ることができた。自分の周りにも苦しい思いをしている人がいるかもしれないことを考えながら日常生活を過ごしていきたい。今回知ることができなかった障害についても深く知りたいし、実際に障害者の方たちと話しをしてみたい。
「マンマ・デール」や「チョウドイイ・ワカラン」などに近しい人物に出会ったことがある。その時は、とても傷ついたり悲しくなり、自分はそこでシャットダウンしてしまったように感じる。多様な人たちが地域社会で心地よく暮らすには、性質を受けとめること、それをあたり前にすることが大切。世の中の偏見を全て無くすことは難しいけれど、自分だけでも、1人でも多く、偏見を持たず、平等に対応することで、より笑顔が増え、生き生きと生活できる世の中になると信じている。今後は「世間の偏見はどんなことがあるのか」「障害を持った方は世の中へのどうのような意見を持っているか」などを知っていきたい。
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住人さんの特性は 「目に見えない障害」をモデルにしています
▶︎ こちらで全ての住人さんがご覧いただけます!
皆さんにとって、はじめてプレイするこまった課?、学校を離れふだんは訪れる機会のあまりない福祉施設という場所での体験でしたが、積極的に、楽しそうに参加してくださり、会場が一気に活気のある場になったことをうれしく思い出します。
そして、これまでの生活や学びのなかで経験してきたことはもちろん、「見えていなかったこと」「受けとめられていかなったこと」への気づきから「もっとこうしてみたい!」「こんなことができるのでは?」という課題や可能性へを見つけ、自身の考えや気持ちとしてしっかりと言語化をされていることがとても印象的でした。
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▶︎ FUJIMI × SDGs
富士見中学校高等学校さんのホームページ内「FUJIMI × SDGs」でもこまった課?体験&施設見学の様子を紹介してくださっています!
▶︎ こまった課?を活用した研修についての記事もぜひご覧ください!
デジタル・アド・サービス こまった課? プロジェクト室では、こまった課?を活用した研修やワークショップ、こまった課? 体験イベント等のご相談をお受けしております。どうぞ、お気軽にお問合せください!
■こまった課? 公式ホームページ
■こまった課? 販売サイト(STORES)
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