
【ネタバレあり】Inori Minase LIVE TOUR 2024 heart bookmark 北海道公演の感想
こまりは動揺した。必ず、かの水瀬いのりさんのライブに間に合わなければならぬと決意した。こまりには近道がわからぬ。こまりは、BMI30超である。ライブ前日に札幌入りし、ライブ当日の午前に定山渓へ行って温泉を楽しんできた。けれどもバスを乗り間違えたことに対しては、人一倍恥じていた。
私は、今宵、水瀬いのりさんのライブを聴く。透き通った高音を聴く為に走るのだ。開演時間に間に合う為に走るのだ。水瀬いのりさんの歌声を全身全霊楽しむ為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私はライブへ行く。
BMI30超のこまりは、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。30分遅れで運行していたバスを降り、大通公園を横切り、人混みをくぐり抜け、カナモトホールに着いた頃には、雨も止み、日も陰り、札幌らしい寒さに包まれていた。

0 はじめに
(さっきのが「はじめに」じゃなかったんかい)今回、というかここ数年、実は「新曲を聴き込んでからライブに臨む」という行為をサボっている。単純に時間的余裕がないとか、そもそもCDを取り込むべきPCがポンコツになって読み込めないとか、そういった負の理由もないではない。
もっとも、「まあ水瀬いのりならあらかじめ予習しなくても楽しめる楽曲を提供してくれるだろう」という信頼感を持っていたり、「ライブで初見感を楽しんでからCDでゆっくり聴くのもおもろいな」とここ数年でなったりしたことにも理由があったりする(この点についてはまた別の記事で語るかも)
すでに消したはてなブログ時代の企画なので記事は残っていないが、当時「水瀬いのり楽曲の中で個人的に最高だと思っている曲をトーナメント形式で決める」という謎のネタで一本記事を書いたことがある(ルール決めが面倒になったため本戦出場曲を選んだところで打ち切りとなったが)。その際、「どんな歌詞を紡いでいるか」よりも、水瀬いのりさんの歌唱表現や楽曲そのもののメロディーラインを重視していることに気付かされた(もちろん、歌詞が好きな曲もある)
結論として、水瀬いのりさんのライブは、主として「いのりバンドが奏でるメロディーラインに乗せて水瀬いのりが魅せてくれる歌唱表現を楽しむ場」という定義付けを自分の中で行うに至った(そのため、オタク棒は周りと合わせず感じたまま適当に振ってる)
とまあ長々前置きしているが、要するに今回のアルバム曲はライブ会場で初めて聴いたものばかりなので、この記事もそのときの初見感を覚えている限り記録している記事となっている。
なお、タイトルにもある通りネタバレしまくりなので、千葉が初参戦のオタクは千穐楽が終わってから見たほうが良い。
あと、あんまり手放しに水瀬いのりさんを褒めているような記事でもない(水瀬いのりさんの歌唱表現は好きだが、全体的には結構フラットな目線で参加して楽しんでいる(逆張りではない))ので、水瀬いのりさんを神と崇め奉っている方々も見ないほうが良いかも。
1 ライブの感想
今までにない試みとして、演出側で客席のライトを調整するための腕輪が配布された。
オタクキモスギ罪で手錠渡されたかと思った
— こまりだよー(o・∇・o) (@komatta_komari) October 19, 2024
まあいつかのライブかなんかで水瀬いのりさんも自分が思ってる色で客席を染めたいと思いつつ、客側の意向も大事にしたい~みたいなこと言ってたので、その実践なんかなあと思った。拳が捗ったので結構良かったと思う。
さて、いざ始まってみると「Ready Steady Go!」のようにガッと盛り上がる感じではなく、今回はじわじわと盛り上がりのピークに向けて走り出したという印象。「Ring of Smile」を聴いたときも「お~懐かしいね~~」とニヤついた。
その後は新曲がぼちぼち続いた。前述のとおり一切予習していないため、ライブ会場で(オタクボイスと共に)初めて聴いた。
そもそもパンフレットによれば、今回の新曲はフランスに行った際に水瀬いのりさんが感じたアレコレが詰まっているとかなんとか、、、
もっとも、第一印象としては、個人的になんとなく有線で流れてそうな平成初期~昭和歌謡曲感を抱いた(なぜ???)
あと、ラップ調というかセリフ調というか、水瀬いのりさんがメロディに歌詞を載せず語っているかのような場面も新しいなと感じた。
水瀬いのりさんもなんと来年でアーティストデビュー十周年を迎えるようだが、まだまだ新しいページがありそうで非常に楽しみである。
そういえば序盤くらいのMCで「セトリにメッセージを込めた」との話があったのと、そこまでのセトリになんとなく「約束」「思い出」「音楽楽しい」感を抱いていたので、「これで最後「MELODY FLAG」じゃなかったら解釈違いやろ」と勝手に腕組みしてた(ナニモノ??)
まあこのヨミは当たってたので、大トリで「MELODY FLAG」のイントロが流れたときは、「Inori Minase LIVE TOUR 2018 BLUE COMPASS」のライブから毎年参加してるだけあるなと腕を組みながら自分を褒め称えつつ水瀬いのりさんに理解り手の拳を突き出していた。
時系列ぐちゃぐちゃだが、親の声より聴いた「水彩メモリー」「スクラップアート」「八月のスーベニア」「三月と群青」「Starry Wish」あたりで五臓六腑に染み渡る水瀬いのりさんの高音と転調を楽しみ、「笑顔が似合う日」でも懐かしさを覚え、先程触れた大トリの「MELODY FLAG」で改めていのりライブに対する解釈一致を確認して無事閉幕した。
水瀬いのりさんはやっぱり高音と転調が心地良い。これで語れるオタクを絶賛募集中。
新曲だと「燈籠光柱」が舞台演出+最後のオタクとのコーラスも合わさって一番記憶に残っているかな。これにもなんとなく平成初期歌謡曲感(夏祭り?カーニバル感?)を抱いて、初見なのに懐かしさを覚えていた(褒めている)
早速物販でCDを購入したので千葉参戦までに隅々まで聴いてみたい、、、が、PCくんがポンコツなのでまだスマホに落とせずにいる、、、
千葉参戦までにはある程度新曲も聴いた上で、改めてライブ感想記事を書けたら良いなと思っている。