伝える時は、体温を宿した言葉で。
「美しいものを美しい」という感情は、
みんなが持つものだけれど、
「では、なぜそれが美しいと感じたか?」は、きっとみんなそれぞれに理由や視点があって、そこにこそ、その人らしさが表れる気がする。
誰かとの会話やブログの文章を読んだ時に、深みや人間味を感じるのは、そういう言葉に触れた時だ。
自分の言葉を探すこと=自分と向き合うこと
例えば、私は旅が好きで旅先で心動いたあれこれを、その都度Twitterで切り取ってメモのように残し、あとでそれを振り返りながら、Facebookやnoteで編集、発信する。
▲海外の方にも日本の魅力を伝えたい。つたない英語での発信は英語の勉強も兼ねて細々と。Instagramは海外の方の反応が早くて、ダイレクトに感じられて嬉しい。
美しい風景、
美味しかった料理、
心惹かれたその土地の文化や風土、
珍しい建築物、心地好い空間、
そこで出会った人たち… など
切り取る瞬間は、いつも直感だ。
私は、その切り取った断片を頼りに、
なぜ、この時に自分がそう感じたのか、
心が動いたのかを、もう少し掘り下げてみる。
それは、ちょっと大事にしたい「自分と丁寧に向き合う時間」でもある。
なるべく、ただ「美しい」だけでなく「なぜ、そう思ったのか」を伝えたいと思うし、そういう言葉はきちんと誰かの心に届くという実感もある。
もうひとつは、あの人はこの写真が好きそう、この情報はあの人が喜ぶかな、そういえば◯◯が好きだと言っていたっけ、と特定の誰かのことを思い浮かべる。
すると、ちゃんとその人が受け取ってくれるのはもちろん、不思議と他の人にも届いていく。
その時、この人もこういうのが好きだったんだ、と新たな一面も発見できて嬉しくなる。
伝える時は、体温を宿した言葉で
誰かに何かを伝えるためには、自分の中に取り込んだものを、咀嚼して、自分の言葉にのせて外に出さなければ、それは誰でも伝えられる、誰が伝えても同じ、ただの「情報」になってしまう。
だから、私が伝える意味を、私の中から出てきた言葉にのせて伝えるということを大事にしたい。
自分に限らず、そういう言葉には、ほんのりその人の体温が宿っている感じがする。それは深く誰かに届くための力かも知れない。
ということで、今日はこれから草津温泉へ。
心動く瞬間に出会えますように。
そして、私の届ける言葉が、誰かの旅心をくすぐることができますように。