デザートは屋台のアイスクリーム。_タイのおいしいおやつ。
ランチのあと、シーローにも乗らず
テクテクと歩く。
暑い、あつい、アツイ…。
寒さは底をついたのか?
タイの冬はもう終わるのか?
歩いてるだけで、汗がじんわり。。
タイ乾季終わりの、とある昼下がり。
サミティベート病院の裏道にさしかかる。
ヌードル、ドリンク、チキンの炭火焼き、
クレープみたいな焼き菓子。
いつものようにポツポツと屋台が出ていて、
どこのお店も病院のスタッフや警備員なんかが
にぎやかに列を作っている。
その中に、いつも見かけるアイスクリーム屋さんがいた。
たまに家の近くをチリンチリンと鈴を鳴らしながら通っていく。その度に、じつは気になっていた。
若い女性がふたり並んでいて、
そのうちのひとりが「美味しいわよ」というように、汗をかきながら通りかかったわたしに、やさしくウインクした。
誘われるように、ふらふらとわたしも列へ。
屋台のアイスクリーム屋さんは、
おじさんがひとりで切り盛りしてる。
ココナツミルク味の白いアイスクリームに、
ピーナッツと甘ーいココナツミルクをトッピングして、たったの10B。素朴な味で美味しい。
熱った身体がすぅっと癒されるようだ。
屋台の前で、アロイアロイ(おいしいおいしい)言いながら食べていたら、
ふらっと警備員のお兄ちゃんがやってきた。
慣れた感じでクーラーボックスを指さす。
ん?別メニューがあるのかな?とみていると、
中からなんと、パンが出てきた!
パンにはあらかじめ切れ目が入っていて、
おじさんは、そこに手際よくアイスクリームやピーナッツを挟んでいく。
わわーーー、それ間違いないよ、おいしいよ!
さらにそのお兄ちゃんは、あろうことかそこにカオニャオ(ココナッツ汁で炊いた餅米)もトッピング!
あー、それ好きなやーつ!
そして絶対美味しいよ、それ!
わたしも思わず、おじさんに
「チャン チョープ カオニャオ!」(わたし、カオニャオ好きなの!)と、覚えたての
タイ語で言ったら、
無言でカップにカオニャオをトッピングしてくれた。
言葉が通じたこと、おまけしてくれたこと、
ダブルで嬉しかった。
山盛りアイスクリームパンを買ったお兄ちゃんは、おつりは要らないよーってな感じで、
かっこよく去っていった。
おし、わたしも次はパンにトライしてみよう。
その時は、息子を連れてきていっしょに楽しむんだ。