だから、私は旅をする(東京 ホテルステイ編)
今年のGWが終わりました。
皆さん、どんな連休でしたか?
旅館やホテルをはじめ観光関係の皆さんは
一年でもとにかく忙しい時期。お疲れ様でした。
さて昨年のGW、我が家は東北縦断3泊4日の旅を決行。マイカーでの総走行距離は1,680km!
「陸が繋がっていれば、どこまでもいけるっしょや」道産子なら何となく通じる、でも側から見れば無謀ともいえるこの発想で山形、秋田、青森の温泉旅館を巡り桜を追いかける旅。楽しかった。
ちなみに、この車での壮大な旅。
次は西方面を攻めたいなぁと思っています。
下関まで陸は続いてるし、何なら九州だって道路は繋がってるから行けるよね?とか思ってますけど、何か…?
とはいえ、今年はまだまだ行きたいところがあるので、このGWは控えめに前半・後半に分けて近場の旅を計画。
前半は静岡県は伊豆長岡温泉へ。ぽかぽかの温泉と美味しいごはん、色んな人との出会いや繋がりを感じる旅でした。
後半は趣向を変えて都内ホテルへ。
この旅の提案は主人から。じつは息子が生まれる前も仕事でちょっと疲れたなぁという時、気分転換のためにしていた小さな二人旅。
都内に住んでいるのにあえて都内に泊まる。
これがまた良い。移動費と時間がかからないプチトリップ。ということで今年5泊目はヒルトン東京にお邪魔しました。
自宅最寄駅から地下鉄で11分。近っ
ヒルトン東京は、言わずと知れたグローバルホテルチェーンのひとつ。
以下、ヒルトングループのホームページより引用。
世界で最も規模が大きく、最も早い成長を遂げているホスピタリティ企業のひとつ
14ブランド
105ヵ国
5,300軒以上のホテルを世界中で展開https://www.hilton.com/ja/corporate/#values
どうして今回、宿泊先にヒルトン東京を選んだのか?理由は大きく2つ。
世界中のお客様を満足させるグローバルホテルチェーンのサービスを体感したかった、そして、インバウンドいわゆる訪日外国人旅行客の実態を肌で感じたかったから。
ホテルに着くとロビーエントランス、チェックインカウンターともに「ここは海外?」と錯覚するほど海外のお客様で溢れていました。
国籍も欧米系、アジア系、中東系と様々ですが、感覚的には欧米の方々多い印象。
さすがグローバルホテルチェーン。どこの国に行ってもヒルトン及び傘下のブランド力が安心感を生むのだなぁと思いました。
それはBtoBの世界、いわゆるMICE※のお客様もその傾向にあると聞いたことがあります。グローバルホテルチェーンであれば、国が変わってもサービスや施設スペックがある程度想定できるから安心なのだと。
**※MICEとは? **
MICEとは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称。
さて、私たちが、今回利用したのは12階の「エグゼクティブ・ジュニアスイート(ツイン)」。
朝食ブッフェ付きのプラン。
子供は添い寝無料。ベッドの数に応じて宿泊可能とのことで、このお部屋なら添い寝の子供が2人まで泊まることができます。
お部屋はこんな感じ。
とても開放的で気持ちのいい空間。
障子や急須など所々に和の要素が取り入れられているのと部屋全体の色調も日本的でとても落ち着きます。日本にあるホテルということをきちんと意識した設え。
そして。
やはりこれだけ広いとですよ。
予想通り、当然こうなります。
ヒャッホーゥ!
分かる、分かるわその気持ち。
でも、障子だけは何卒ご勘弁を。
だってこのお方、何を隠そう前科有り。
しかも加賀の超有名某旅館で…。
でもこんな風に障子の扱い方とか、外に出ると色んなことを学び感じられていいなぁと思います。
さて、エグゼクティブルーム宿泊のゲストには、37階に専用で利用できるラウンジがあるとのことで、お部屋で少し寛いでから3人で出かけてみました。子供は大人同伴で利用可能です。
▲こどもの日ならではの折り紙サービス。中には、英訳版のこどもの日の解説、兜の折り方解説が。日本文化に触れる可愛い仕掛け。海外の方も喜びますね。
すでにたくさんのゲストが利用されていて、ゆったり寛ぐという感じではなかったけれど、滞在中は各時間帯に応じて色々な過ごし方ができます。
例えば、今回私たちが利用したチェックイン後のアフタヌーンティーの時間帯は、アルコールやソフトドリンク、ケーキやおつまみを無料でいただくことができます。
また、夜は夜景を眺めながらバーとして利用が可能。アルコール類がいただけるようです。
また、朝は朝食サービスが。高層ビル群が眺められてこちらも開放的な空間です。
チェックイン時同様にこちらも海外のお客様がとても多い。さすが。
その後、夕食は西新宿界隈をぷらぷら散歩して外でいただいてから、またホテルに戻りました。
夜になって期待していたこと。
そう、部屋の窓から見えた高層ビル群の夜景です。
12階でもこの通り。
また、昼間に差し込む陽射しも柔らかく日中の雰囲気も素敵でしたが、夜もやっぱり違った趣きがあります。過ごす時間帯で刻々と変化していく部屋の雰囲気を味わうのも、私の旅の楽しみのひとつです。
朝は一階レストランのブッフェへ。
和洋中。色々なメニューが揃っていて飽きません。
海外の方もたくさん。
そして、意外と日本人の子連れ客が多かったなぁという印象。GWですもんね。
皆さん、東京に遊びにきてるんですね。
という感じで、家族3人で都内ホテルステイを堪能しました。
基本的に旅館ラブの息子は「大きいお風呂はどうしてないの?」、「浴衣は?」とはじめは言っていましたが「ホテルってね、こういう所なんだよ」と教えると「ヘぇ!旅館と違うんだね」と。
彼の経験値も着実にアップしつつあります。
お母さん、楽しみだわ。
ホテルにはホテルの良さがやっぱりあります。
チェックインした後は、誰にも干渉されない自由な時間と空間。最近では、そんなホテルのサービスに近い旅館も増えています。
例えば、お布団敷きはお客様にお任せしたり、もしくは最初から敷いてあったり。食事も部屋食ではなく、食堂や個室での提供だったり。
どの宿泊施設も時流や激変する多様なニーズに応えるために、常に変化をしています。
勿論、サービス向上や品質管理も怠らない。
そんなふうに柔軟に変革していく宿が、お客様に支持され、これからも残っていくのでしょう。
国内外問わずたくさんの方々が旅先で笑顔で過ごされることをいつも願っています。
そして、その方々がみなさんの宿や地域を、そして日本を好きになって、また足を運んでくれますように。
私は次なる旅を計画中。
また宿を通じて、いろんな人に出会いたい、
いろんな文化に触れたい。
何より、もっと観光の現場に近づきたい。
色んなことを自分自身で見て、聞いて、体験して、そうやって自分の血肉にする。
そして、また前に進む。
だから、私はこれからも旅をする。
旅をし続ける。私の深化は旅とともにある。