つくり手に会いたくなる、幸せのマンゴー。
暑季真っ只中、タイはマンゴーの旬を迎えました。
そんななか、同じくタイに住む友人から
それはそれは立派なマンゴーを、先日届けて貰いました。
ころんと雫型が美しい、こちらのマンゴーは、
サケオ県ヌッグーン農園さんのマンゴー。
滑らかな見た目とは裏腹に、それぞれ500g超えのずっしり重量級。
ほんとうは食べ頃までもう少し…なんだけど、
おしりから蜜もすこし出てるし…、いいよね?
と、我慢できずに貰ったその日にひとつ食べてしまいました。
冷蔵庫で直前まで冷やして、いざ。
食べ方ですが、通常マンゴーは、さいの目に切れ目を入れ、皮側からぐっと押し上げて、写真のようにしてフォークやスプーンでいただきます。
▲こちらはマンゴータンゴさんの、カオニャオマムアンプレート。これも美味しかったー
今回いただいたマンゴー、友人からは
「農家さん直伝、スプーンでそのままいっちゃって!」とのことだったので、お言葉通りスプーンでいってみました。
もう何これ…、プリンです。。。
とろんと滑らかな食感。
そして驚くは、その甘さ。
その大きさからは想像できないほど濃厚濃密。
また、スプーンで掘るたびに、井戸か⁈ってなくらい果汁が溢れてきます。
うん、スプーンで食べるの正解。果汁も余すことなくいただける。
そして、間違いなく私の人生で一番美味しいマンゴー認定。
スプーン三掘りでやっと皮部分に到達。
食べ応えも十分です。
マンゴーは、南国フルーツゆえに身体を冷やす
イメージがありますが、じつはビタミンCやカリウムが豊富。
美容はもちろん、カリウムが塩分を体外に出す効果があるので健康にも◎高血圧の人には良いみたいです。
例年、こちらのマンゴーは、ほぼ県内消費だけで終わってしまうほどの収穫量なのだそうですが、
今年は豊作とのことで、こうしてわたしの元にも届いて嬉しいやら、ありがたいやらです。
いろんな規制があるようで、現時点では日本へ送ることは難しいそう。残念。
そんなふうに、ほくほくしながら
大事に大事に食べていましたが、
今朝ついに、最後の一個となってしまいました。ここ数日、ちょっとした楽しみができて、
それだけでとても幸せでした。
幸せをくれるマンゴー。
どんな人が、どんなところで、どんなふうに作っているんだろう。
こんなに美味しいんだもの、きっと愛情たっぷりに育てられているに違いない。
いつか農家さんに会いに行って、そんなマンゴーたちを見てみたい。そして、美味しかったよと直接伝えたい。
タイで過ごす最初の暑季。
そんなふうに思わせてくれる特別なマンゴーとの出会いでした。