RSGT2024参加備忘録とふりかえり
RSGT2024にオンサイト参加してきて例年通り非常にアツくなっているので今年はテキストにして残してみる!
後述するように今回はセッション視聴をほぼしていないので、RSGTというイベント参加に対する気づきをメインで書いている感じになります。
来年も参加するであろう自分も含めて誰かにとっての参考情報になればと思い書き残しておきたいと思います。
チケット獲得までのこと
今年も無事オンサイトで参加できたけど、チケット獲得競争が激化している課題感は当日の川口さんのお話からも感じられた。
今回で5回目の参加になる自分も、年々チケット獲得の難易度が高まっていることは耳にしていたので気を張っていたのは覚えている。
絶対に参加したかったので、発売開始時刻前からPayPalのログインを済ませたり、無線ではなく優先でネット接続したり思いつくことはやっていたなーと思い出す。
一つの操作ミスでチケットが取れなくなるためスピードを最優先にして臨む結果、毎度毎度ScrumAlianceのクーポン適用ができていない気がする。。
参加までのこと
会社の若手や興味ある人たちにこそ投資してもらいたかったので今回は自腹プライベート参加のつもりでいたのだけど、スポンサーブースのお手伝いや当日の初参加メンバーのアテンドをする役割として会社からお金を出してもらえることになった。
これだけでもすでに有り難いなーと思いつつ、同じチームのテックリードと雑談する中で他のチームメンバーも一緒に参加できたらいいねと盛り上がる。
そこでマネージャーや採用チームに自分の参加補助枠をチームメンバーに譲りたいと相談したところ、なんと追加参加をOKしてもらえたのは今思うとすごいなーと。学びに対する支援が本当に手厚い会社だなと感動したのであった。
そんなわけでチームメンバーにもチケット発売開始時刻前にハドルに集まってもらい、購入完了までのリハーサルをなどモブることで無事チケットを獲得。
基本的な過ごし方
今年はスポンサーブースの店番に徹すると決めていたので基本的にはKeynoteくらいしか聴講しないというスタイルになった。
そんなわけでほぼセッションを見ないまま終えたのだけど、今回はRSGTの参加に対して色々と学びや気づきがあったので以下にまとめていく。
スポンサーブース番はいいぞ
こんなこと書くと怒られてしまいそうだけど、せっかくイベント参加したのにブース番をし続けるのはなんだかなーと以前から感じていたり。
が、今回のいくつかの経験でかなりポジティブに捉えられるようになった。
お隣さんとギャザリングできる
今回カオナビはシルバースポンサー枠で参加したため、お隣の会社の方と一つの机を半分っこでブースを作る形式。
お隣さんのアギレルゴコンサルティングさんと最近の研修事情や、オンサイトとリモートの研修効果の違いなど深く議論ができてこれがとても楽しかった。
他のカンファレンスにもスポンサーとして参加する経験はあるのだけど、スポンサー企業間でのコミュニケーションはRSGTがダントツで活発だと思っている。
実はけっこう話しかけてもらえる
ブースを出しておいて何を言っているんだ感があるけど、ブースにいると想像以上に多くの方と話せる。
会社やサービスに興味があって足を運んでくださる方、ブースの前を通りがかった時に目が合って来てくださる方、配布しているノベルティが欲しいです!と言ってくださる方などなど。
あとで触れるけど、初参加だったり人見知りしてしまう人にとってはブース番をしてみるというのは良い選択肢なのかもしれない。
会社の同僚ともギャザリングできる
せっかく社外の人と交流できる場なのに、会社の人とブースで話し込むなんて…みたいな罪悪感をほんのちょっとだけ感じていた。
ブースエリアにほとんど人がいない時間に実際に話してみたところ、実は我々普段あまり深く話し込めていないねーという感じで有意義な時間になったのでこれはこれでありだなと。
集合研修やオンサイトワークショップでも同じ効果が得られるものだけど、非日常の空間で話すのが味噌な気がする。
5回も参加すると得られる経験
自分は普段2~3ヶ月に1回くらいの頻度で社外勉強会に参加する程度で、Xもそこまで熱心にスクラム・アジャイルに関する発信をしていない(「しない」ではなく「できていない」のでこれは変えていきたい)。
あと普通に人見知りしちゃう。
ので、RSGTの常連の方々を含めて知り合いが多い方ではなかったりする。
とは言え5回も参加していると年に一度しか顔を合わせない方もさすがに見覚えが生まれてくる。
それが遂に効果を発揮したというか、フラフラと歩いたりブース番をしていると「あっ!お久しぶりです!」といったやり取りが一番多い参加回になってこれがとっても嬉し楽しかったなぁ。
やはりこの体験がRSGTの醍醐味だなーと再認識したので、今年は積極的に勉強会やSNS上での発信と交流を増やして次回のRSGT参加をさらに最高のものにしていこうと思った。
初参加のメンバーに対する配慮
これは上のテーマにも関連するのだけど、一緒に参加した会社のメンバーは多くが初参加だったためRSGTの醍醐味であるギャザリングを少しでも体験してもらうための配慮や工夫はもっとできたなと反省。
コーチズクリニックに1枠は申し込む
OSTでテーマを出す
コーヒー提供エリアでフラフラしてみる
この辺りは事前に伝えていたので実践してもらえて良かったなーと思う一方で、もっとできることもあったなーと思ったのでアイデアを書き残しておく。
スポンサーブース行脚
OSTの最後の枠でご一緒した人とそのままランチに突入
社内の常連参加者による紹介ツアー
クロージングKeynoteは最近横の人と話す流れが生まれるので人が多いところに座っておく
などなど、つまりは初参加メンバーが余すことなくRSGTを堪能できるためのオンボーディングが大事だったということかもしれない。
そういえば今回は運営の方がRSGT内でのアクションをビンゴカードにしていて、これの初参加メンバー向けのものを自前で用意したら面白いかも。
と、ここまで書いておいて一方で「〜しなきゃいけない」と意識しながら参加するのはしんどいので、あくまでコツくらいで案内していきたいところ。
名刺代わりにプレーリーカードが活躍
毎年名刺を刷って誰かと話すたびに交換していたのだけど、会社名刺だとSNSの情報を載せられなかったり後から見ても誰だったかピンとこないのであまり効果を感じられていなかった。
そこで今回は同僚に教えてもらったプレーリーカードを持参して参加してみた。NFCカードでスマホにかざすだけで自分のプロフィールやSNSをまとめた情報を受け取ってもらえるやつ。
これが使ってみると非常に便利だった。
名刺交換のタイミングでサクッと読み取ってもらってSNSのアカウント登録までスピーディーだった(QRコードを自前で印刷しても同じ効果が得られると思う)。
まだあまり認知度が高くないのか多くの方が興味津々で、なんなら自社サービスよりもプレーリーカードを紹介する回数の方が多かったかもしれない。。
英語の壁を乗り切れなかった話
これは今回のRSGTで達成できなくて悔しかったことの一つ。
廊下にはあのzuziが普通に歩いていて、横を見るとJoe Justiceが座っていたり、スポンサーブースにCSTの方が来てくれたりとすごい空間だった。
今自分が直面している課題について世界的なコーチからアドバイスがもらいたくて話し込みたいなーと思いつつ英語が話せないという。
スタッフの方に相談したところI speak Englishのラベルをつけている方を探してくださいとのことだったけど、その場では見つけられず諦めてしまった。
今思うと翻訳のアプリ使うなり事前に質問の英文を用意しとくなりできたなーと反省しているので来年に活かす。
あと毎年RSGT来るたびに英語を勉強する!と言って動けていないことも肝に命じておく。
RSGT参加直後のふりかえりが格別という話
最終日にクローズした後、会社の参加メンバー全員で会議室を手配してオンサイトふりかえりを開催したのだけどこれが最高だった。
(個人的にはこれがDay3のメインイベントだと捉えて当日は付箋とペンをしっかり持参するくらいであった)
お菓子と飲み物を用意してFun Done Learnしながらワイワイとふりかえってみた。
セッションでの学び、RSGT参加自体に対する感想、社内に持ち帰りたいことなどホワイトボードいっぱいに発散した後、翌週からアクションをいくつか掲げるところまでできた。
いくおさん(@dora_e_m)のデッドラインのセッション上映会を開催
ペアプロ・モブプロのカイゼンアイデアを早速実行しよう
次回はオンライン同時視聴も活用しよう
スポンサーブースにより詳細なサービス資料も置いておこう
ステームホルダーの入社時研修の内容を自分達もインプットしてさらに対話できる状態になろう
などなど、どれもワクワクするアクションが生まれてとても濃密なふりかえりになった。あまりにも素敵なふりかえりだったので、個人的にふりかえりのふりかえりをしてみた結果、以下が大切なのかなーと思った。
同じ体験、同じインプットを共にすること
今より少しでも良くしたいという想いを持っている顔ぶれで集まること
熱が冷める前にふりかえる
対面でふりかえる
実行するアクションを明確にすること
これは来年以降も開催していきたいなぁ。
個人としての抱負
セッション内容よりもRSGTという場に対する参加について興味が向いた参加回であった。これについては来年以降カオナビがより効果的に参加できるように仕組みに反映していきたいと思う。
一方、一スクラムマスターとしても刺激を受けたので今年の抱負を最後にメモっておく。
スクラムマスターとしての振る舞いを見直す
RSGTで活躍しているスクラムマスターと会話する中で、今の自分できていないなーということもたくさん見つかった。具体的にはこの辺り。
積極的な情報提示、積極的なフィードバック
問いかけの頻度不足
タフクエスチョン
チームとしてのスクラムの学び直しと現状把握の機会提供
3日目のふりかえりでアジャイルコーチを外部から呼んでこの辺りを担ってもらいたいというアイデアが挙がり、これは自分のスクラムマスターとしての責務が果たせていないという見方もできて痛感したので頑張る。
勇気!
学びと成長のアプローチを変化させていく
書籍や記事からインプットする習慣が昨年につけられたので、今年は外の世界にもっと触れていこうと思う。
自分の中の引き出しだけでは立ち向かえない課題が増えてきたなと思うので、コミィニティに参加することで引き出しの中身を増やしていく。
ということでこの記事を書きながら早速スクラムマスター向けのイベントに早速申し込んでみた。
あとはnoteなりXで日々の取り組みや課題など発信する一年にする。
さいごに
長ったらしい記事になってしまったけど、それだけの学びと刺激が得られるRSGTがやっぱり大好きなのだと再認識した。
この場づくりをしてくださっている運営チームの皆さん、本当にありがとうございます。
来年も参加するぞーー