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点あふれ 天ありふれ あまねく愛と哀



大・長・多は
開放と回帰を実現する。

意図としても
印象としても
両極ではあるが
構造や物語が強くなるか
多様や分散が濃くなる。

視線の獲得か
刺激の喪失かの差しか底にはなく
点もあふれ
天もありふれ
あまねく愛は朝のように洗われる。



小・短・少は
凝縮と放射を実現する。

意図としても
印象としても
両極ではあるが
断定や画一が強くなるか
推量や曖昧が濃くなる。

単純な闘争か
短絡な逃走の差しか底にはなく
点もあふれ
天もありふれ
あまねく哀は雨のように愛される。


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【 初出 】

詩のブログ
『 橙に包まれた浅い青 』

2020年09月01日
「 点あふれ 天ありふれ あまねく愛と哀 」


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komasen333
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