別れから半年:旅と出会い、そして自己再発見の道
彼と別れてから、もう半年が経った。あの日、別れた直後は何も食べられなくて、全てが無意味に感じて、何も手につかなかった。仕事も休んで、ただ空っぽだった。
静岡への一人旅:涙と占い師の言葉
そんな中、もともと計画していた静岡への一人旅を無理やり決行することにした。静岡の海辺を歩きながら、涙が止まらなくて、ただ泣き続けた。偶然立ち寄った占い師に自分の未来を聞いたとき、「自分を曲げずに生きていくのが良い」と言われた。「大器晩成型だから、焦る必要はない」とも言われ、その言葉が当時の私には救いだった。30歳を目前にして焦っていた私に、「まだ人生は始まったばかり」と告げられて、少し落ち着くことができた。
友情の終焉:怒りと自己尊重
その1ヶ月後、仲の良かった中国人の友人とも縁が切れた。私が生理で感情的になっているとき、彼女のわがままや強引な態度に耐えきれず、ついに怒ってしまった。もともと尊敬できなくなっていた彼女との関係は、その一件で終わった。
都心から田舎へ:新しい環境と癒しの時間
2ヶ月が経った頃、縁あって都心を離れ、しばらく秦野市の田舎に住むことにした。そこでは地元のおばさんが毎日ご飯を作ってくれて、その心温まる料理に救われた。けれども、別れた彼はしつこくLINEのアイコンを頻繁に変えて、私に彼の存在をアピールしてきた。日本に来た写真や失恋ソングのリンク、私たちが一緒に食べたオムライスの写真まで、何度も更新されるアイコンに苛立ちを感じた。彼が別れた理由は「責任が取れない」だったのに、未練がましい態度を見せる彼の姿に、自己中心的で子供っぽいと思わずにはいられなかった。
日本全国を巡る:彼を忘れるための旅
4ヶ月が経っても、彼はベトナムに行ったりして同じような行動を続けた。ベトナムは私たちが初めて出会った場所でもあり、そのことがまた私の心を掻き乱した。それでも私は、自分の楽しめることに集中して、彼を忘れようとした。1ヶ月かけて日本を旅し、東京から福岡まで各地を巡った。旅を通じて、少しずつ彼への想いを克服し、1人でいることも楽しめるようになった。
過去を振り返らず、前へ進む決意
5ヶ月目、彼はようやく私が戻ってこないことに気づいたようだった。私はまだ彼のことが好きだけれど、振り返らないと決めている。彼は世間的には「クズ男」だろう。マザコンで、家族との関係も歪んでいる。もし結婚していたら、きっと苦労が絶えなかったはずだ、と自分に言い聞かせて前を向いている。
新たな挑戦:Noteを始めて気づいたこと
そして今、私は自分の夢中になれることに時間を使っている。Noteを始めてアウトプットを意識するようになり、これが意外と楽しいと気づいた。何かを学ぶときも、常にどうやってそれを発信するかを考えるようになった。
別れて6ヶ月:自分の人生を生きる
今日で別れて6ヶ月。まだ苦しさは完全には消えないけれど、少しずつ前に進んでいる。この半年間、カウンセリングを受けたり、新しいことに挑戦したり、自分の気持ちに向き合って、心を整える方法を学んだ。今は、ただ自分の好きなことに集中して、日々を楽しく過ごそうと思っている。もし縁があれば、いつかまた彼に会えるかもしれない。でも今は、自分の人生を生きることに専念していこう。