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刑事の世界では呼び出しがある

おはようございます🚓

今日は日曜日ですので、たらたらと日記的な内容でお送りしていこうと思います。

刑事というお仕事をやっていると、どうしても呼び出しがあって、急きょ職場へ向かわなければならない時があります。

これは、以前にも説明した「有事即応体制」というもので、おかげで携帯電話を手離すことはありません。

呼び出しがあると、すぐに頭は仕事モードに切り替わり、今ある情報を元に「把握しなければいけない情報はなにか」「何をしないといけないか」「誰に仕事を割り振りするか」「事件の方針をどうするか」ということを順序立てて考えます。

そして、実際に職場に到着してからは、猛スピードで状況を把握しつつ、現場の警察官と連絡を取り合ったりして事件を進めていきます。

今回の呼び出しは、犯人を捕まえるために裁判所へ逮捕状を請求する手続きが必要でした。

裁判所の裁判官から逮捕状を出してもらうには、事件についてまとめた書類をまとめて提出しなければなりません。

そのために、被害者に被害届を書いてもらい、事件について説明してもらった内容を供述調書という書類に書き、現場で撮影した写真を報告書にしていきます。

こうした慌ただしい状況では、指揮を取る警察官ほど冷静に、かつスピーディに行動しなければなりません。

タラタラとしていれば「早く終わらせろよー!」と急かされます。

なんやかんやと作業しながら、逮捕状を出してもらえてひと安心。

ではなく、ここからが本番です。

犯人を確保していればすぐに逮捕もできますが、そうでないと犯人を探すところから始まります。

これも、さまざまな情報からすぐに犯人を見つけ出せる時もあれば、そうでない時もあります。

犯人が行きそうな場所へ行って張り込みしたり、いろんなところへ連絡を取って情報収集したり。

まさに包囲網を作っていくような感じですね。

今回は、割とあっさり犯人を確保できましたので、逮捕して取り調べて、留置場に入ってもらいました。

こうやって、休日や夜中に呼び出しがあると精神的に辛い部分はありますが、そこは感情を表に出さず仕事に徹するのがプロの警察官です。

治安を守るために、見えないところで活躍している警察官の姿を想像してみてくださいね。

そして、未来の治安を守る素晴らしい警察官を目指していってください。

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